What’s New In Python 3.5

Editors:Elvis Pranskevichus <elvis@magic.io>, Yury Selivanov <yury@magic.io>

この記事では 3.4 と比較した Python 3.5 の新機能を解説します。 Python 3.5 は2015年9月13日にリリースされました。 全詳細については 変更履歴 をご覧ください。

参考

PEP 478 - Python 3.5 リリーススケジュール

概要 – リリースハイライト

新たな文法機能:

  • PEP 492、コルーチン、async 構文と await 構文。
  • PEP 465、新たな行列乗算演算子 a @ b
  • PEP 448、追加可能なアンパッキングへの一般化。

新たなライブラリモジュール:

新たな組み込み機能:

  • bytes % args, bytearray % args: PEP 461 – bytes と bytearray に % 書式化を追加。
  • 新たな bytes.hex(), bytearray.hex() memoryview.hex() メソッド。 (Contributed by Arnon Yaari in bpo-9951.)
  • memoryview クラスが、(複数次元の場合を含んだ) タプルの添字をサポートするようになりました。 (bpo-23632 におけるAntoine Pitrouによる貢献です。)
  • ジェネレータに gi_yieldfrom 属性が新しく追加され、これは yield from 式で反復処理されるオブジェクトを返します。 (Contributed by Benno Leslie and Yury Selivanov in bpo-24450.)
  • 新たな例外 RecursionError が最長再帰深度に到達した際に送出されるようになりました。 (Contributed by Georg Brandl in bpo-19235.)

CPython の実装の改善:

  • LC_TYPE ロケールが POSIX ロケール (C ロケール) のとき、 sys.stdin および sys.stdoutstrict エラーハンドラではなく surrogateescape を使うようになりました。 (Contributed by Victor Stinner in bpo-19977.)
  • .pyo ファイルは使われなくなり、.pyc ファイル名に最適化レベルが明示される、より柔軟な仕組みに置き換えられました。(PEP 488 の概要 を参照してください。)
  • 組み込みおよび拡張モジュールが多段階で初期化されるようになりました。これは Python モジュールのロード方法と同じです。 (PEP 489 の概要 を参照してください。)

標準ライブラリーの顕著な改善

セキュリティの改善:

  • SSLv3 が標準ライブラリ全体を通じて無効化されました。ただし ssl.SSLContext を手動でインスタンス化することによってなら今でも有効には出来ます。 (詳細に関しては bpo-22638 を参照してください。この変更は CPython 3.4 と 2.7 にもバックポートされました。)
  • 潜在的なインジェクション攻撃からの防御のために、HTTP クッキーの解析がより厳密に行われるようになりました。 (Contributed by Antoine Pitrou in bpo-22796.)

Windows の改善:

  • Windows のインストーラが新しくなり古い MSI を置き換えました。さらに詳しい情報は Windows で Python を使う をご覧ください。
  • Windows のビルドに Microsoft Visual C++ 14.0 を使うようになっています。拡張モジュールも同じものを使うべきです。

以降は、たくさんのほかの小さな改善、CPython での最適化、非推奨リスト、潜在的な移植性問題を含む、ユーザ向けの変更の包括的なリストになっています。

新しい機能

PEP 492 - コルーチン、 async と await 構文

PEP 492待機可能オブジェクトコルーチン関数非同期イテレーション非同期コンテクストマネージャ が追加され、Python における非同期プログラミングを大幅に向上しました。

コルーチン関数は新たな構文 async def を用いて定義されます:

>>> async def coro():
...     return 'spam'

コルーチン関数内で、新たな await 式を用いることで結果が利用可能になるまでコルーチンの実行を停止することが出来ます。__await__() メソッドを定義して awaitable プロトコルを実装する限り、あらゆるオブジェクトは 待機可能 です。

PEP 492 により async for 文も追加されました。非同期イテラブルを反復するのに便利です。

新たな構文を用いた初歩的な HTTP クライアントの例です:

import asyncio

async def http_get(domain):
    reader, writer = await asyncio.open_connection(domain, 80)

    writer.write(b'\r\n'.join([
        b'GET / HTTP/1.1',
        b'Host: %b' % domain.encode('latin-1'),
        b'Connection: close',
        b'', b''
    ]))

    async for line in reader:
        print('>>>', line)

    writer.close()

loop = asyncio.get_event_loop()
try:
    loop.run_until_complete(http_get('example.com'))
finally:
    loop.close()

非同期イテレーションと同様に、非同期なコンテクストマネージャの新たな構文があります。以下のスクリプト:

import asyncio

async def coro(name, lock):
    print('coro {}: waiting for lock'.format(name))
    async with lock:
        print('coro {}: holding the lock'.format(name))
        await asyncio.sleep(1)
        print('coro {}: releasing the lock'.format(name))

loop = asyncio.get_event_loop()
lock = asyncio.Lock()
coros = asyncio.gather(coro(1, lock), coro(2, lock))
try:
    loop.run_until_complete(coros)
finally:
    loop.close()

の出力は:

coro 2: waiting for lock
coro 2: holding the lock
coro 1: waiting for lock
coro 2: releasing the lock
coro 1: holding the lock
coro 1: releasing the lock

async forasync with は両方とも、 async def で宣言されたコルーチン関数内でのみ使えることに注意してください。

コルーチン関数は asyncio loop のような適したイベントループ内で実行させるためのものです。

注釈

バージョン 3.5.2 で変更: CPython 3.5.2 以降では、 __aiter__非同期イテレータ を直接返せます。 awaitable オブジェクトを返すと PendingDeprecationWarning が送出されます。

より詳細なことはドキュメントの 非同期イテレータ (Asynchronous Iterator) 節を参照してください。

参考

PEP 492 – コルーチン、 async 構文と await 構文
PEP written and implemented by Yury Selivanov.

PEP 465 - 行列の乗算専用の中置演算子

PEP 465 により @ 行列の乗算のための中置演算子が追加されました。 現在のところ Python の型はこの演算子を実装していませんが、__matmul__()__rmatmul__()__imatmul__() (それぞれ通常の乗算、反射した乗算、インプレースの乗算) を定義することで実装することが出来ます。 これらのメソッドのセマンティクスは他の中置算術演算子のものと類似です。

行列の乗算は数学、科学、工学の多くの分野では非常に一般的です。 @ の追加によりコードをより綺麗に書くことが出来ます:

S = (H @ beta - r).T @ inv(H @ V @ H.T) @ (H @ beta - r)

これはたとえば NumPy を使っても、以下のように書く必要がありました:

S = dot((dot(H, beta) - r).T,
        dot(inv(dot(dot(H, V), H.T)), dot(H, beta) - r))

NumPy 1.10 はこの新たな演算子をサポートしています:

>>> import numpy

>>> x = numpy.ones(3)
>>> x
array([ 1., 1., 1.])

>>> m = numpy.eye(3)
>>> m
array([[ 1., 0., 0.],
       [ 0., 1., 0.],
       [ 0., 0., 1.]])

>>> x @ m
array([ 1., 1., 1.])

参考

PEP 465 – 行列乗算専用の中置演算子
PEP written by Nathaniel J. Smith; implemented by Benjamin Peterson.

PEP 448 - 追加可能なアンパッキングへの一般化

PEP 448 によって、 * イテラブルアンパッキング演算子と ** 辞書アンパッキング演算子の利用方法が拡張されました。 関数呼び出し で任意の数のアンパッキングで使えるようになりました:

>>> print(*[1], *[2], 3, *[4, 5])
1 2 3 4 5

>>> def fn(a, b, c, d):
...     print(a, b, c, d)
...

>>> fn(**{'a': 1, 'c': 3}, **{'b': 2, 'd': 4})
1 2 3 4

同様に、タプル、リスト、集合、辞書表現でも複数のアンパッキングが使えます (式のリスト および 辞書表現 を参照してください):

>>> *range(4), 4
(0, 1, 2, 3, 4)

>>> [*range(4), 4]
[0, 1, 2, 3, 4]

>>> {*range(4), 4, *(5, 6, 7)}
{0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7}

>>> {'x': 1, **{'y': 2}}
{'x': 1, 'y': 2}

参考

PEP 448 – 追加可能なアンパッキングへの一般化
PEP written by Joshua Landau; implemented by Neil Girdhar, Thomas Wouters, and Joshua Landau.

PEP 461 - bytes および bytearray のパーセント書式化サポート

PEP 461 によって、 bytesbytearray% 補間演算子 のサポートが追加されます。

補間は通常は文字列演算だと考えられていますが、 bytesbytearrays 上の補間が意味を持つ場合もあって、この機能が無いと余計な作業が必要になりコードの全体の可読性が損なわれます。 この問題は特にワイヤフォーマットプロトコルの取り扱いにおいて重要で、バイナリとASCII互換のテキストが入り交じったものがよく出てきます。

例:

>>> b'Hello %b!' % b'World'
b'Hello World!'

>>> b'x=%i y=%f' % (1, 2.5)
b'x=1 y=2.500000'

Unicode に対して %b は使えませんが、 %a であれば使えます (repr(obj).encode('ascii', 'backslashreplace') と同等):

>>> b'Hello %b!' % 'World'
Traceback (most recent call last):
  File "<stdin>", line 1, in <module>
TypeError: %b requires bytes, or an object that implements __bytes__, not 'str'

>>> b'price: %a' % '10€'
b"price: '10\\u20ac'"

%s および %r 変換型はサポートはされますが、 Python 2 との互換性を持たせる必要のあるコードベースでのみ使われるべきだということに注意してください。

参考

PEP 461 – bytes と bytearray への % 書式化の追加
PEP written by Ethan Furman; implemented by Neil Schemenauer and Ethan Furman.

PEP 484 - 型ヒント

関数アノテーション構文はバージョン 3.0 (PEP 3107) から Python の仕様になりましたが、アノテーションのセマンティクスは未定義のままでした。

経験的に、関数アノテーションの使用の大半は関数の引数と返り値の型ヒントを提供するためのものです。 標準ライブラリーが型アノテーションの基本的な定義とツールを持てば、Python ユーザに有益であることは明白となりました。

PEP 484暫定モジュール を導入し、標準的な定義とツール、ならびにアノテーションが利用できない状況についての慣例を提供しています。

例えば、こちらは引数と返り値の型がアノテーションで定義されている簡単な関数です:

def greeting(name: str) -> str:
    return 'Hello ' + name

これらのアノテーションは実行時に通常の __annotations__ 属性より利用出来ますが、 実行時に型を自動的にチェックすることはありません。 その代わり、独立したオフラインの型チェッカ (例えば mypy) を使って要望通りにソースコードの解析を行うことが出来るでしょう。

型システムはユニオン、一般型、そして Any という全ての型と互換な (すなわち代入可能) 特殊型をサポートしています。

参考

  • typing モジュールのドキュメント
  • PEP 484 – 型ヒント
    PEP 著 Guido van Rossum, Jukka Lehtosalo, Łukasz Langa; 実装 Guido van Rossum。
  • PEP 483 – 型ヒントの理論
    PEP written by Guido van Rossum

PEP 471 - os.scandir() 関数 – より良く、速いディレクトリイテレータ

PEP 471 により新しいディレクトリ反復関数 os.scandir() が標準ライブラリへ追加されました。 さらに、 scandir を使い os.walk() が実装され、 POSIX システムで3倍から5倍、 Windows システムで7倍から20倍高速になりました。 これは主に、ディレクトリツリーを走査するのに必要な os.stat() の呼び出し回数をかなり減らしたことによるものです。

これの他にも、 scandir ファイル名のリストではなくイテレータを返すようになり、非常に大きなディレクトリ群の走査をするときのメモリ効率が改善されました。

次の例では、 os.scandir() を使用して、与えられた path 内の先頭が '.' でないすべてのファイル (ディレクトリを除く) を表示します。 entry.is_file() を呼び出しても、通常は追加のシステムコールは行われません:

for entry in os.scandir(path):
    if not entry.name.startswith('.') and entry.is_file():
        print(entry.name)

参考

PEP 471 – os.scandir() 関数 – より良く、速いディレクトリイテレータ
PEP 著・実装 Ben Hoyt 補佐 Victor Stinner。

PEP 475: EINTR で失敗したシステムコールの再試行

システムコール、すなわち I/O の待機がシグナルによって中断される際は常に、エラーコード errno.EINTR で戻ります。 以前は、 Python はそのような場合には InterruptedError を送出していました。 つまり、Python アプリケーションを書く際には、開発者には二つの選択肢がありました:

  1. InterruptedError を無視する。
  2. 呼び出し箇所の全てで InterruptedError を処理し、中断されたシステムコールの再開を試みる。

最初の選択肢では、アプリケーションは断続的に失敗します。 二つ目の選択肢では、定型処理を大量に追加せねばならず、コードの可読性が著しく下がります。 次の2つを比べてみてください:

print("Hello World")

および:

while True:
    try:
        print("Hello World")
        break
    except InterruptedError:
        continue

PEP 475EINTR を受けた場合のシステムコールの自動再試行を実装しています。 これはほとんどの場合ユーザコードでの EINTRInterruptedError を扱う負担をなくし、標準ライブラリを含む Python プログラムをより堅牢にします。 シグナルハンドラが例外を投げない場合にのみシステムコールを再試行することに注意してください。

下記は、シグナルで中断された際に再試行をするようになった関数のリストです:

参考

PEP 475 – EINTR で失敗したシステムコールの再試行
Antoine Pitrou の協力のもと、 PEP および実装は Charles-François Natali と Victor Stinner によって書かれました (『フレンチ・コネクション』)。

PEP 479: ジェネレータ内の StopIteration の処理の変更

Python 3.4 以前では、ジェネレータと StopIteration の組み合わせが驚くような動作をし、分かりづらいバグを隠すことがありました。 以前は、ジェネレータ関数内でうっかり StopIteration が送出されると、そのジェネレータの反復処理をしているループ構造が終端に達したと解釈されていました。

PEP 479 によってジェネレータのこの振る舞いが変更されました: ジェネレータ内部で StopIteration 例外が送出されたときは、ジェネレータのフレームを抜ける前に RuntimeError に置き換えられます。 この変更の一番の目的は、保護されていない next() の呼び出しが StopIteration を送出し、ジェネレータを回している反復処理が黙って終了してしまうような状況で、デバッグをしやすくすることです。 これは yield from 構造と組み合わさったとき特に有害になります。

これは後方互換性の無い変更ですので、この新しい振る舞いを有効にするには __future__ のインポートが必要です:

>>> from __future__ import generator_stop

>>> def gen():
...     next(iter([]))
...     yield
...
>>> next(gen())
Traceback (most recent call last):
  File "<stdin>", line 2, in gen
StopIteration

The above exception was the direct cause of the following exception:

Traceback (most recent call last):
  File "<stdin>", line 1, in <module>
RuntimeError: generator raised StopIteration

__future__ をインポートしておらず、ジェネレータの内部で StopIteration 例外が送出されたときには PendingDeprecationWarning が送出されます。

参考

PEP 479 – ジェネレータ内の StopIteration の処理の変更
PEP written by Chris Angelico and Guido van Rossum. Implemented by Chris Angelico, Yury Selivanov and Nick Coghlan.

PEP 485: 近似的に等しいことを調べる関数

PEP 485 により、2値が互いに近似的に等しいか 「近い」 ことを調べる関数 math.isclose() 及び cmath.isclose() が追加されました。 2値が近いと判断されるかどうかは与えられた絶対及び相対許容差で決まります。 相対許容差は isclose 引数間で許される、絶対値の大きい方に対する最大の差です:

>>> import math
>>> a = 5.0
>>> b = 4.99998
>>> math.isclose(a, b, rel_tol=1e-5)
True
>>> math.isclose(a, b, rel_tol=1e-6)
False

2値を絶対許容差で比較することも出来ます。絶対許容差は非負数でなければなりません:

>>> import math
>>> a = 5.0
>>> b = 4.99998
>>> math.isclose(a, b, abs_tol=0.00003)
True
>>> math.isclose(a, b, abs_tol=0.00001)
False

参考

PEP 485 – A function for testing approximate equality
PEP written by Christopher Barker; implemented by Chris Barker and Tal Einat.

PEP 486: Python ランチャーが仮想環境を認識する

PEP 486 により、 Windows ランチャー (PEP 397 を参照してください) が有効になっている仮想環境を認識するようになりました。 デフォルトのインタプリタを使っていて、 VIRTUAL_ENV 環境変数が設定されているときは、仮想環境のインタプリタが使われます。

参考

PEP 486 – Python ランチャーが仮想環境を認識する
PEP written and implemented by Paul Moore.

PEP 488: PYO ファイルの廃止

PEP 488.pyo ファイルという概念を廃止しました。 つまり、.pyc ファイルは最適化されていないバイトコードと最適化されたバイトコードの両方を指すということです。 バイトコードファイルを何度も再生成する必要がないよう、バイトコードが最適化されたときは .pyc ファイルは任意の opt- タグを名前に持つようになりました。 この副作用で、-O-OO のいずれかで実行した場合でも、バイトコードのファイル名が衝突しないようになりました。 それにより、-O および -OO で生成したバイトコードは同時に存在できるようになりました。 importlib.util.cache_from_source() にの API は更新され、この変更に役立ちます。

参考

PEP 488 – PYO ファイルの廃止
PEP written and implemented by Brett Cannon.

PEP 489: 拡張モジュールの多段階初期化

PEP 489 により拡張モジュールの初期化方式が更新され、 Python 3.4 で PEP 451 によって導入された2段階でモジュールを読み込む仕組みが活用できるようになりました。

この変更によって、新しい仕組みを使うことを選択した拡張モジュールのインポートの動作が、 Python のソースコードやバイトコードでできたモジュールにかなり近くなり、これまで ASCII に制限されていたモジュール名に任意の識別子が使えるようになりました。

参考

PEP 489 – 拡張モジュールの多段階初期化
PEP 著 Petr Viktorin, Stefan Behnel, Nick Coghlan; 実装 Petr Viktorin.

その他の言語変更

Python 言語コアに小さな変更がいくつか行われました:

  • "namereplace" エラーハンドラが追加されました。"backslashreplace" エラーハンドラはデコードと変換で動くようになりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-19676 and bpo-22286.)
  • -b オプションが bytesint の比較に影響するようになりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23681.)
  • 新たなカザフ語 kz1048 及びタジク語 koi8_t コーデックス。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-22682 and bpo-22681.)
  • プロパティのドキュメンテーション文字列が書き込み可能になりました。これは特に collections.namedtuple() のドキュメンテーション文字列で有用です。 (Contributed by Berker Peksag in bpo-24064.)
  • 相対インポートに関する循環インポートがサポートされました。(Contributed by Brett Cannon and Antoine Pitrou in bpo-17636.)

新たなモジュール

typing

新たな typing 暫定 モジュールは関数の型アノテーションの標準的な定義とツールを提供します。 詳しくは 型ヒント を参照してください。

zipapp

新たな zipapp モジュール (PEP 441 で仕様定義) は実行可能な Python Zip アプリケーションを作成するための API とコマンドラインツールを提供します。 Python Zip アプリケーションは Python 2.6 の bpo-1739468 で導入されましたが、それ以降もあまり知られていませんでした。

この新しいモジュールを使ったアプリケーションのバンドル方法は単純で、 __main__.py ファイルを含む全てのファイルをディレクトリ myapp に置き、次のように実行します:

$ python -m zipapp myapp
$ python myapp.pyz

モジュールの実装は bpo-23491 の Paul Moore による貢献です。

参考

PEP 441 – Python ZIP アプリケーションのサポートの改善 <whatsnew-zipapp>`

改良されたモジュール

argparse

ArgumentParser クラスは、allow_abbrevFalse に設定することでロングオプションの 短縮使用 を無効化できるようになりました。 (Contributed by Jonathan Paugh, Steven Bethard, paul j3 and Daniel Eriksson in bpo-14910.)

asyncio

asyncio モジュールは 暫定的 なので、Python 3.5 で導入された全ての変更は Python 3.4.x にバックポートされました。

Python 3.4.0 以後の asyncio モジュールの重要な変更点:

  • 新たなデバッグ API: loop.set_debug()loop.get_debug() メソッド。 (Contributed by Victor Stinner.)
  • proactor イベントループが SSL をサポートしました。 (Contributed by Antoine Pitrou and Victor Stinner in bpo-22560.)
  • イベントループが閉じているかどうか調べる新たな loop.is_closed() メソッド。 (Contributed by Victor Stinner in bpo-21326.)
  • コルーチンの新しい Task を便利に作成しスケジュールするための新たな loop.create_task()create_task メソッドは コルーチンをタスクにラップする全ての asyncio 関数、たとえば asyncio.wait(), asyncio.gather()、にも使われます。 (Contributed by Victor Stinner.)
  • A new transport.get_write_buffer_limits() method to inquire for high- and low- water limits of the flow control. (Contributed by Victor Stinner.)
  • async() 関数は ensure_future() により非推奨になりました。(Contributed by Yury Selivanov.)
  • New loop.set_task_factory() and loop.get_task_factory() methods to customize the task factory that loop.create_task() method uses. (Contributed by Yury Selivanov.)
  • 新たな Queue.join() および Queue.task_done() キューメソッド。(Contributed by Victor Stinner.)
  • JoinableQueue クラスは asyncio.Queue クラスにより削除されました。 (Contributed by Victor Stinner.)

3.5.1 での変更:

  • ensure_future() 関数と、 loop.run_until_complete() のようなそれを使っている全ての関数であらゆる awaitable オブジェクト を受け取れるようになりました。 (Contributed by Yury Selivanov.)
  • 他のスレッドからコルーチンをイベントループに送信するための新たな run_coroutine_threadsafe() 関数。 (Contributed by Vincent Michel.)
  • New Transport.is_closing() method to check if the transport is closing or closed. (Contributed by Yury Selivanov.)
  • loop.create_server() メソッドはホストのリストを受け取れるようになりました。 (Contributed by Yann Sionneau.)

3.5.2 での変更:

  • 新しい loop.create_future() メソッドで Future オブジェクトが作成できるようになりました。 これにより uvloop のような、別のイベントループが実装できるようになり、より高速な asyncio.Future 実装が提供できます。 (Contributed by Yury Selivanov.)
  • 新しい loop.get_exception_handler() メソッドで、現在の例外ハンドラが取得できるようになりました。 (Contributed by Yury Selivanov.)
  • 新しい StreamReader.readuntil() メソッドで、区切りとなるバイトの並びが出てくるまでストリームからデータを読み取れるようになりました。 (Contributed by Mark Korenberg.)
  • loop.create_connection() メソッドおよび loop.create_server() メソッドが、アドレスが解決済みの場合に、システムの getaddrinfo 関数を呼び出さないように最適化されました。 (Contributed by A. Jesse Jiryu Davis.)
  • The loop.sock_connect(sock, address) no longer requires the address to be resolved prior to the call. (Contributed by A. Jesse Jiryu Davis.)

bz2

BZ2Decompressor.decompress メソッドがオプション引数 max_length を取れるようになり、展開されたデータの最大サイズが制限できるようになりました。 (Contributed by Nikolaus Rath in bpo-15955.)

cgi

FieldStorage クラスが context manager プロトコルをサポートするようになりました。 (Contributed by Berker Peksag in bpo-20289.)

cmath

新たな関数 isclose() は近似的に等しいかどうかを判断する方法を提供します。 (Contributed by Chris Barker and Tal Einat in bpo-24270.)

コード

InteractiveInterpreter.showtraceback() メソッドが、対話的インタープリタのように連なったスタックトレース全体を表示するようになりました。 (Contributed by Claudiu Popa in bpo-17442.)

collections

collections.OrderedDict が C で実装されました。 これにより 4倍 から 100 倍高速になりました。 (Contributed by Eric Snow in bpo-16991.)

OrderedDict.items(), OrderedDict.keys(), OrderedDict.values() ビューが reversed() イテレーションをサポートしました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-19505.)

deque クラスが index()insert()copy() を定義し、+* 演算をサポートしました。 これにより deque インスタンスは MutableSequence と認識され、list との代替性が向上しました。 (Contributed by Raymond Hettinger in bpo-23704.)

namedtuple() で生成されたドキュメンテーション文字列が更新可能となりました:

Point = namedtuple('Point', ['x', 'y'])
Point.__doc__ += ': Cartesian coodinate'
Point.x.__doc__ = 'abscissa'
Point.y.__doc__ = 'ordinate'

(Contributed by Berker Peksag in bpo-24064.)

The UserString class now implements the __getnewargs__(), __rmod__(), casefold(), format_map(), isprintable(), and maketrans() methods to match the corresponding methods of str. (Contributed by Joe Jevnik in bpo-22189.)

collections.abc

The Sequence.index() method now accepts start and stop arguments to match the corresponding methods of tuple, list, etc. (Contributed by Devin Jeanpierre in bpo-23086.)

新たに Generator 抽象基底クラスが追加されました。 (Contributed by Stefan Behnel in bpo-24018.)

新たに Awaitable, Coroutine, AsyncIterator, AsyncIterable 抽象基底クラスが追加されました。 (Contributed by Yury Selivanov in bpo-24184.)

古い Python のバージョンでは、新しい ABC のバックポートが外部の PyPI パッケージ で利用出来ます。

compileall

A new compileall option, -j N, allows running N workers simultaneously to perform parallel bytecode compilation. The compile_dir() function has a corresponding workers parameter. (Contributed by Claudiu Popa in bpo-16104.)

Another new option, -r, allows controlling the maximum recursion level for subdirectories. (Contributed by Claudiu Popa in bpo-19628.)

The -q command line option can now be specified more than once, in which case all output, including errors, will be suppressed. The corresponding quiet parameter in compile_dir(), compile_file(), and compile_path() can now accept an integer value indicating the level of output suppression. (Contributed by Thomas Kluyver in bpo-21338.)

concurrent.futures

The Executor.map() method now accepts a chunksize argument to allow batching of tasks to improve performance when ProcessPoolExecutor() is used. (Contributed by Dan O’Reilly in bpo-11271.)

The number of workers in the ThreadPoolExecutor constructor is optional now. The default value is 5 times the number of CPUs. (Contributed by Claudiu Popa in bpo-21527.)

configparser

configparser now provides a way to customize the conversion of values by specifying a dictionary of converters in the ConfigParser constructor, or by defining them as methods in ConfigParser subclasses. Converters defined in a parser instance are inherited by its section proxies.

以下はプログラム例です:

>>> import configparser
>>> conv = {}
>>> conv['list'] = lambda v: [e.strip() for e in v.split() if e.strip()]
>>> cfg = configparser.ConfigParser(converters=conv)
>>> cfg.read_string("""
... [s]
... list = a b c d e f g
... """)
>>> cfg.get('s', 'list')
'a b c d e f g'
>>> cfg.getlist('s', 'list')
['a', 'b', 'c', 'd', 'e', 'f', 'g']
>>> section = cfg['s']
>>> section.getlist('list')
['a', 'b', 'c', 'd', 'e', 'f', 'g']

(Contributed by Łukasz Langa in bpo-18159.)

contextlib

新規 context managercontextlib.redirect_stderr() は、ユーティリティスクリプトにて、その出力を sys.stderr に書き出す一方でその向き先を変えれない頑固な API の扱いを簡単にしてくれます (redirect_stdout() と対となるものです)。:

>>> import contextlib, io, logging
>>> f = io.StringIO()
>>> with contextlib.redirect_stderr(f):
...     logging.warning('warning')
...
>>> f.getvalue()
'WARNING:root:warning\n'

(Contributed by Berker Peksag in bpo-22389.)

csv

The writerow() method now supports arbitrary iterables, not just sequences. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23171.)

curses

The new update_lines_cols() function updates the LINES and COLS environment variables. This is useful for detecting manual screen resizing. (Contributed by Arnon Yaari in bpo-4254.)

dbm

dumb.open always creates a new database when the flag has the value "n". (Contributed by Claudiu Popa in bpo-18039.)

difflib

The charset of HTML documents generated by HtmlDiff.make_file() can now be customized by using a new charset keyword-only argument. The default charset of HTML document changed from "ISO-8859-1" to "utf-8". (Contributed by Berker Peksag in bpo-2052.)

The diff_bytes() function can now compare lists of byte strings. This fixes a regression from Python 2. (Contributed by Terry J. Reedy and Greg Ward in bpo-17445.)

distutils

Both the build and build_ext commands now accept a -j option to enable parallel building of extension modules. (Contributed by Antoine Pitrou in bpo-5309.)

The distutils module now supports xz compression, and can be enabled by passing xztar as an argument to bdist --format. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-16314.)

doctest

DocTestSuite() 関数が、 module がドキュメンテーション文字列(docstrings)を含まない場合に ValueError を送出するのではなく空の unittest.TestSuite を返すようになりました。 (Contributed by Glenn Jones in bpo-15916.)

email

A new policy option Policy.mangle_from_ controls whether or not lines that start with "From " in email bodies are prefixed with a ">" character by generators. The default is True for compat32 and False for all other policies. (Contributed by Milan Oberkirch in bpo-20098.)

A new Message.get_content_disposition() method provides easy access to a canonical value for the Content-Disposition header. (Contributed by Abhilash Raj in bpo-21083.)

A new policy option EmailPolicy.utf8 can be set to True to encode email headers using the UTF-8 charset instead of using encoded words. This allows Messages to be formatted according to RFC 6532 and used with an SMTP server that supports the RFC 6531 SMTPUTF8 extension. (Contributed by R. David Murray in bpo-24211.)

The mime.text.MIMEText constructor now accepts a charset.Charset instance. (Contributed by Claude Paroz and Berker Peksag in bpo-16324.)

enum

Enum 呼び出し可能オブジェクトは、names のみが与えられた場合に enum 値の初期値を指定する新たな引数 start を持ちます:

>>> Animal = enum.Enum('Animal', 'cat dog', start=10)
>>> Animal.cat
<Animal.cat: 10>
>>> Animal.dog
<Animal.dog: 11>

(Contributed by Ethan Furman in bpo-21706.)

faulthandler

関数 enable(), register(), dump_traceback(), dump_traceback_later() が、ファイル様オブジェクトだけでなくファイル記述子を受け取るようになりました。 (Contributed by Wei Wu in bpo-23566.)

functools

lru_cache() 機構の多くが C で実装されました。これにより速度が大幅に向上しました。 (Contributed by Matt Joiner, Alexey Kachayev, and Serhiy Storchaka in bpo-14373.)

glob

The iglob() and glob() functions now support recursive search in subdirectories, using the "**" pattern. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-13968.)

gzip

GzipFile コンストラクタの mode 引数が排他的作成を要求する "x" を受け取るようになりました。 (Contributed by Tim Heaney in bpo-19222.)

heapq

Element comparison in merge() can now be customized by passing a key function in a new optional key keyword argument, and a new optional reverse keyword argument can be used to reverse element comparison:

>>> import heapq
>>> a = ['9', '777', '55555']
>>> b = ['88', '6666']
>>> list(heapq.merge(a, b, key=len))
['9', '88', '777', '6666', '55555']
>>> list(heapq.merge(reversed(a), reversed(b), key=len, reverse=True))
['55555', '6666', '777', '88', '9']

(Contributed by Raymond Hettinger in bpo-13742.)

http

A new HTTPStatus enum that defines a set of HTTP status codes, reason phrases and long descriptions written in English. (Contributed by Demian Brecht in bpo-21793.)

http.client

HTTPConnection.getresponse() now raises a RemoteDisconnected exception when a remote server connection is closed unexpectedly. Additionally, if a ConnectionError (of which RemoteDisconnected is a subclass) is raised, the client socket is now closed automatically, and will reconnect on the next request:

import http.client
conn = http.client.HTTPConnection('www.python.org')
for retries in range(3):
    try:
        conn.request('GET', '/')
        resp = conn.getresponse()
    except http.client.RemoteDisconnected:
        pass

(Contributed by Martin Panter in bpo-3566.)

idlelib と IDLE

idlelib は IDLE シェルとエディタを実装するものであってほかのプログラムからインポートされることを意図してはいないので、改善は毎度のリリースごとに行われます。3.4.0 から始まり、また将来の 3.5.x リリースになされる累積的な変更リストは Lib/idlelib/NEWS.txt で読むことが出来ます。このファイルは IDLE で Help ‣ About IDLE からも辿り着けます。

imaplib

IMAP4 クラスが context manager プロトコルをサポートするようになりました。 with 文とともに使うと、 IMAP4 LOGOUT コマンドがブロックの終了時に自動的に呼び出されます。 (Contributed by Tarek Ziadé and Serhiy Storchaka in bpo-4972.)

The imaplib module now supports RFC 5161 (ENABLE Extension) and RFC 6855 (UTF-8 Support) via the IMAP4.enable() method. A new IMAP4.utf8_enabled attribute tracks whether or not RFC 6855 support is enabled. (Contributed by Milan Oberkirch, R. David Murray, and Maciej Szulik in bpo-21800.)

The imaplib module now automatically encodes non-ASCII string usernames and passwords using UTF-8, as recommended by the RFCs. (Contributed by Milan Oberkirch in bpo-21800.)

imghdr

The what() function now recognizes the OpenEXR format (contributed by Martin Vignali and Claudiu Popa in bpo-20295), and the WebP format (contributed by Fabrice Aneche and Claudiu Popa in bpo-20197.)

importlib

The util.LazyLoader class allows for lazy loading of modules in applications where startup time is important. (Contributed by Brett Cannon in bpo-17621.)

The abc.InspectLoader.source_to_code() method is now a static method. This makes it easier to initialize a module object with code compiled from a string by running exec(code, module.__dict__). (Contributed by Brett Cannon in bpo-21156.)

The new util.module_from_spec() function is now the preferred way to create a new module. As opposed to creating a types.ModuleType instance directly, this new function will set the various import-controlled attributes based on the passed-in spec object. (Contributed by Brett Cannon in bpo-20383.)

inspect

Both the Signature and Parameter classes are now picklable and hashable. (Contributed by Yury Selivanov in bpo-20726 and bpo-20334.)

A new BoundArguments.apply_defaults() method provides a way to set default values for missing arguments:

>>> def foo(a, b='ham', *args): pass
>>> ba = inspect.signature(foo).bind('spam')
>>> ba.apply_defaults()
>>> ba.arguments
OrderedDict([('a', 'spam'), ('b', 'ham'), ('args', ())])

(Contributed by Yury Selivanov in bpo-24190.)

A new class method Signature.from_callable() makes subclassing of Signature easier. (Contributed by Yury Selivanov and Eric Snow in bpo-17373.)

The signature() function now accepts a follow_wrapped optional keyword argument, which, when set to False, disables automatic following of __wrapped__ links. (Contributed by Yury Selivanov in bpo-20691.)

A set of new functions to inspect coroutine functions and coroutine objects has been added: iscoroutine(), iscoroutinefunction(), isawaitable(), getcoroutinelocals(), and getcoroutinestate(). (Contributed by Yury Selivanov in bpo-24017 and bpo-24400.)

The stack(), trace(), getouterframes(), and getinnerframes() functions now return a list of named tuples. (Contributed by Daniel Shahaf in bpo-16808.)

io

A new BufferedIOBase.readinto1() method, that uses at most one call to the underlying raw stream’s RawIOBase.read() or RawIOBase.readinto() methods. (Contributed by Nikolaus Rath in bpo-20578.)

ipaddress

Both the IPv4Network and IPv6Network classes now accept an (address, netmask) tuple argument, so as to easily construct network objects from existing addresses:

>>> import ipaddress
>>> ipaddress.IPv4Network(('127.0.0.0', 8))
IPv4Network('127.0.0.0/8')
>>> ipaddress.IPv4Network(('127.0.0.0', '255.0.0.0'))
IPv4Network('127.0.0.0/8')

(Contributed by Peter Moody and Antoine Pitrou in bpo-16531.)

A new reverse_pointer attribute for the IPv4Network and IPv6Network classes returns the name of the reverse DNS PTR record:

>>> import ipaddress
>>> addr = ipaddress.IPv4Address('127.0.0.1')
>>> addr.reverse_pointer
'1.0.0.127.in-addr.arpa'
>>> addr6 = ipaddress.IPv6Address('::1')
>>> addr6.reverse_pointer
'1.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.ip6.arpa'

(Contributed by Leon Weber in bpo-20480.)

json

The json.tool command line interface now preserves the order of keys in JSON objects passed in input. The new --sort-keys option can be used to sort the keys alphabetically. (Contributed by Berker Peksag in bpo-21650.)

JSON decoder now raises JSONDecodeError instead of ValueError to provide better context information about the error. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-19361.)

linecache

A new lazycache() function can be used to capture information about a non-file-based module to permit getting its lines later via getline(). This avoids doing I/O until a line is actually needed, without having to carry the module globals around indefinitely. (Contributed by Robert Collins in bpo-17911.)

locale

A new delocalize() function can be used to convert a string into a normalized number string, taking the LC_NUMERIC settings into account:

>>> import locale
>>> locale.setlocale(locale.LC_NUMERIC, 'de_DE.UTF-8')
'de_DE.UTF-8'
>>> locale.delocalize('1.234,56')
'1234.56'
>>> locale.setlocale(locale.LC_NUMERIC, 'en_US.UTF-8')
'en_US.UTF-8'
>>> locale.delocalize('1,234.56')
'1234.56'

(Contributed by Cédric Krier in bpo-13918.)

logging

All logging methods (Logger log(), exception(), critical(), debug(), etc.), now accept exception instances as an exc_info argument, in addition to boolean values and exception tuples:

>>> import logging
>>> try:
...     1/0
... except ZeroDivisionError as ex:
...     logging.error('exception', exc_info=ex)
ERROR:root:exception

(Contributed by Yury Selivanov in bpo-20537.)

The handlers.HTTPHandler class now accepts an optional ssl.SSLContext instance to configure SSL settings used in an HTTP connection. (Contributed by Alex Gaynor in bpo-22788.)

The handlers.QueueListener class now takes a respect_handler_level keyword argument which, if set to True, will pass messages to handlers taking handler levels into account. (Contributed by Vinay Sajip.)

lzma

The LZMADecompressor.decompress() method now accepts an optional max_length argument to limit the maximum size of decompressed data. (Contributed by Martin Panter in bpo-15955.)

math

math モジュールに定数 inf および nan が追加されました。 (Contributed by Mark Dickinson in bpo-23185.)

新たな関数 isclose() は近似的に等しいことを調べる方法を提供します。 (Contributed by Chris Barker and Tal Einat in bpo-24270.)

新たに関数 gcd() が追加されました。 関数 fractions.gcd() は非推奨です。 (Contributed by Mark Dickinson and Serhiy Storchaka in bpo-22486.)

multiprocessing

sharedctypes.synchronized() オブジェクトが コンテクストマネージャ プロトコルをサポートするようになりました。 (Contributed by Charles-François Natali in bpo-21565.)

operator

attrgetter(), itemgetter(), and methodcaller() objects now support pickling. (Contributed by Josh Rosenberg and Serhiy Storchaka in bpo-22955.)

行列乗算を行う matmul() 関数と imatmul() 関数が新しく追加されました。 (Contributed by Benjamin Peterson in bpo-21176.)

os

The new scandir() function returning an iterator of DirEntry objects has been added. If possible, scandir() extracts file attributes while scanning a directory, removing the need to perform subsequent system calls to determine file type or attributes, which may significantly improve performance. (Contributed by Ben Hoyt with the help of Victor Stinner in bpo-22524.)

Windows において、新たに stat_result.st_file_attributes 属性が利用可能です。これは Windows API の GetFileInformationByHandle() から返る BY_HANDLE_FILE_INFORMATION 構造体のメンバ dwFileAttributes に対応します。 (Contributed by Ben Hoyt in bpo-21719.)

urandom() 関数が、Linux 3.17 以降ではシステムコール getrandom() を、OpenBSD 5.6 以降ではシステムコール getentropy() を使うようになりました。これは /dev/urandom を使う必要性をなくし、潜在的には起こり得たファイル記述子を使い果たすことによる失敗を避けることに繋がります。 (Contributed by Victor Stinner in bpo-22181.)

新たな関数 get_blocking() および set_blocking() により、ファイル記述子のブロッキングモード (O_NONBLOCK) の取得と設定が出来るようになりました。 (Contributed by Victor Stinner in bpo-22054.)

truncate()ftruncate() が Windows でサポートされるようになりました。 (Contributed by Steve Dower in bpo-23668.)

There is a new os.path.commonpath() function returning the longest common sub-path of each passed pathname. Unlike the os.path.commonprefix() function, it always returns a valid path:

>>> os.path.commonprefix(['/usr/lib', '/usr/local/lib'])
'/usr/l'

>>> os.path.commonpath(['/usr/lib', '/usr/local/lib'])
'/usr'

(Contributed by Rafik Draoui and Serhiy Storchaka in bpo-10395.)

pathlib

The new Path.samefile() method can be used to check whether the path points to the same file as another path, which can be either another Path object, or a string:

>>> import pathlib
>>> p1 = pathlib.Path('/etc/hosts')
>>> p2 = pathlib.Path('/etc/../etc/hosts')
>>> p1.samefile(p2)
True

(Contributed by Vajrasky Kok and Antoine Pitrou in bpo-19775.)

The Path.mkdir() method now accepts a new optional exist_ok argument to match mkdir -p and os.makedirs() functionality. (Contributed by Berker Peksag in bpo-21539.)

There is a new Path.expanduser() method to expand ~ and ~user prefixes. (Contributed by Serhiy Storchaka and Claudiu Popa in bpo-19776.)

A new Path.home() class method can be used to get a Path instance representing the user’s home directory. (Contributed by Victor Salgado and Mayank Tripathi in bpo-19777.)

New Path.write_text(), Path.read_text(), Path.write_bytes(), Path.read_bytes() methods to simplify read/write operations on files.

The following code snippet will create or rewrite existing file ~/spam42:

>>> import pathlib
>>> p = pathlib.Path('~/spam42')
>>> p.expanduser().write_text('ham')
3

(Contributed by Christopher Welborn in bpo-20218.)

pickle

Nested objects, such as unbound methods or nested classes, can now be pickled using pickle protocols older than protocol version 4. Protocol version 4 already supports these cases. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23611.)

poplib

A new POP3.utf8() command enables RFC 6856 (Internationalized Email) support, if a POP server supports it. (Contributed by Milan OberKirch in bpo-21804.)

re

References and conditional references to groups with fixed length are now allowed in lookbehind assertions:

>>> import re
>>> pat = re.compile(r'(a|b).(?<=\1)c')
>>> pat.match('aac')
<_sre.SRE_Match object; span=(0, 3), match='aac'>
>>> pat.match('bbc')
<_sre.SRE_Match object; span=(0, 3), match='bbc'>

(Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-9179.)

The number of capturing groups in regular expressions is no longer limited to 100. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-22437.)

The sub() and subn() functions now replace unmatched groups with empty strings instead of raising an exception. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-1519638.)

The re.error exceptions have new attributes, msg, pattern, pos, lineno, and colno, that provide better context information about the error:

>>> re.compile("""
...     (?x)
...     .++
... """)
Traceback (most recent call last):
   ...
sre_constants.error: multiple repeat at position 16 (line 3, column 7)

(Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-22578.)

readline

A new append_history_file() function can be used to append the specified number of trailing elements in history to the given file. (Contributed by Bruno Cauet in bpo-22940.)

selectors

The new DevpollSelector supports efficient /dev/poll polling on Solaris. (Contributed by Giampaolo Rodola』 in bpo-18931.)

shutil

The move() function now accepts a copy_function argument, allowing, for example, the copy() function to be used instead of the default copy2() if there is a need to ignore file metadata when moving. (Contributed by Claudiu Popa in bpo-19840.)

The make_archive() function now supports the xztar format. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-5411.)

signal

Windows において、 set_wakeup_fd() 関数がソケットハンドルもサポートするようになりました。 (Contributed by Victor Stinner in bpo-22018.)

Various SIG* constants in the signal module have been converted into Enums. This allows meaningful names to be printed during debugging, instead of integer 「magic numbers」. (Contributed by Giampaolo Rodola』 in bpo-21076.)

smtpd

Both the SMTPServer and SMTPChannel classes now accept a decode_data keyword argument to determine if the DATA portion of the SMTP transaction is decoded using the "utf-8" codec or is instead provided to the SMTPServer.process_message() method as a byte string. The default is True for backward compatibility reasons, but will change to False in Python 3.6. If decode_data is set to False, the process_message method must be prepared to accept keyword arguments. (Contributed by Maciej Szulik in bpo-19662.)

The SMTPServer class now advertises the 8BITMIME extension (RFC 6152) if decode_data has been set True. If the client specifies BODY=8BITMIME on the MAIL command, it is passed to SMTPServer.process_message() via the mail_options keyword. (Contributed by Milan Oberkirch and R. David Murray in bpo-21795.)

The SMTPServer class now also supports the SMTPUTF8 extension (RFC 6531: Internationalized Email). If the client specified SMTPUTF8 BODY=8BITMIME on the MAIL command, they are passed to SMTPServer.process_message() via the mail_options keyword. It is the responsibility of the process_message method to correctly handle the SMTPUTF8 data. (Contributed by Milan Oberkirch in bpo-21725.)

It is now possible to provide, directly or via name resolution, IPv6 addresses in the SMTPServer constructor, and have it successfully connect. (Contributed by Milan Oberkirch in bpo-14758.)

smtplib

A new SMTP.auth() method provides a convenient way to implement custom authentication mechanisms. (Contributed by Milan Oberkirch in bpo-15014.)

The SMTP.set_debuglevel() method now accepts an additional debuglevel (2), which enables timestamps in debug messages. (Contributed by Gavin Chappell and Maciej Szulik in bpo-16914.)

Both the SMTP.sendmail() and SMTP.send_message() methods now support RFC 6531 (SMTPUTF8). (Contributed by Milan Oberkirch and R. David Murray in bpo-22027.)

sndhdr

関数 what()whathdr()namedtuple() で返すようになりました。 (Contributed by Claudiu Popa in bpo-18615.)

socket

Functions with timeouts now use a monotonic clock, instead of a system clock. (Contributed by Victor Stinner in bpo-22043.)

A new socket.sendfile() method allows sending a file over a socket by using the high-performance os.sendfile() function on UNIX, resulting in uploads being from 2 to 3 times faster than when using plain socket.send(). (Contributed by Giampaolo Rodola』 in bpo-17552.)

The socket.sendall() method no longer resets the socket timeout every time bytes are received or sent. The socket timeout is now the maximum total duration to send all data. (Contributed by Victor Stinner in bpo-23853.)

The backlog argument of the socket.listen() method is now optional. By default it is set to SOMAXCONN or to 128, whichever is less. (Contributed by Charles-François Natali in bpo-21455.)

ssl

メモリ BIO サポート

(Contributed by Geert Jansen in bpo-21965.)

The new SSLObject class has been added to provide SSL protocol support for cases when the network I/O capabilities of SSLSocket are not necessary or are suboptimal. SSLObject represents an SSL protocol instance, but does not implement any network I/O methods, and instead provides a memory buffer interface. The new MemoryBIO class can be used to pass data between Python and an SSL protocol instance.

The memory BIO SSL support is primarily intended to be used in frameworks implementing asynchronous I/O for which SSLSocket’s readiness model (「select/poll」) is inefficient.

A new SSLContext.wrap_bio() method can be used to create a new SSLObject instance.

Application-Layer Protocol Negotiation Support

(Contributed by Benjamin Peterson in bpo-20188.)

Where OpenSSL support is present, the ssl module now implements the Application-Layer Protocol Negotiation TLS extension as described in RFC 7301.

The new SSLContext.set_alpn_protocols() can be used to specify which protocols a socket should advertise during the TLS handshake.

The new SSLSocket.selected_alpn_protocol() returns the protocol that was selected during the TLS handshake. The HAS_ALPN flag indicates whether ALPN support is present.

その他の変更

There is a new SSLSocket.version() method to query the actual protocol version in use. (Contributed by Antoine Pitrou in bpo-20421.)

The SSLSocket class now implements a SSLSocket.sendfile() method. (Contributed by Giampaolo Rodola』 in bpo-17552.)

The SSLSocket.send() method now raises either the ssl.SSLWantReadError or ssl.SSLWantWriteError exception on a non-blocking socket if the operation would block. Previously, it would return 0. (Contributed by Nikolaus Rath in bpo-20951.)

The cert_time_to_seconds() function now interprets the input time as UTC and not as local time, per RFC 5280. Additionally, the return value is always an int. (Contributed by Akira Li in bpo-19940.)

New SSLObject.shared_ciphers() and SSLSocket.shared_ciphers() methods return the list of ciphers sent by the client during the handshake. (Contributed by Benjamin Peterson in bpo-23186.)

The SSLSocket.do_handshake(), SSLSocket.read(), SSLSocket.shutdown(), and SSLSocket.write() methods of the SSLSocket class no longer reset the socket timeout every time bytes are received or sent. The socket timeout is now the maximum total duration of the method. (Contributed by Victor Stinner in bpo-23853.)

The match_hostname() function now supports matching of IP addresses. (Contributed by Antoine Pitrou in bpo-23239.)

sqlite3

The Row class now fully supports the sequence protocol, in particular reversed() iteration and slice indexing. (Contributed by Claudiu Popa in bpo-10203; by Lucas Sinclair, Jessica McKellar, and Serhiy Storchaka in bpo-13583.)

subprocess

新たに run() 関数が追加されました。 run() は指定されたコマンドを実行し CompletedProcess オブジェクトを返します。 オブジェクトは終了したプロセスを記述します。 新たな API はより一貫的で、古いバージョンとの互換性を必要としない Python コードでサブプロセスを起動するのに推奨される方法です。 (Contributed by Thomas Kluyver in bpo-23342.)

例:

>>> subprocess.run(["ls", "-l"])  # doesn't capture output
CompletedProcess(args=['ls', '-l'], returncode=0)

>>> subprocess.run("exit 1", shell=True, check=True)
Traceback (most recent call last):
  ...
subprocess.CalledProcessError: Command 'exit 1' returned non-zero exit status 1

>>> subprocess.run(["ls", "-l", "/dev/null"], stdout=subprocess.PIPE)
CompletedProcess(args=['ls', '-l', '/dev/null'], returncode=0,
stdout=b'crw-rw-rw- 1 root root 1, 3 Jan 23 16:23 /dev/null\n')

sys

A new set_coroutine_wrapper() function allows setting a global hook that will be called whenever a coroutine object is created by an async def function. A corresponding get_coroutine_wrapper() can be used to obtain a currently set wrapper. Both functions are provisional, and are intended for debugging purposes only. (Contributed by Yury Selivanov in bpo-24017.)

A new is_finalizing() function can be used to check if the Python interpreter is shutting down. (Contributed by Antoine Pitrou in bpo-22696.)

sysconfig

The name of the user scripts directory on Windows now includes the first two components of the Python version. (Contributed by Paul Moore in bpo-23437.)

tarfile

open() 関数の mode 引数が排他的作成を要求する "x" を受け取るようになりました。 (Contributed by Berker Peksag in bpo-21717.)

The TarFile.extractall() and TarFile.extract() methods now take a keyword argument numeric_owner. If set to True, the extracted files and directories will be owned by the numeric uid and gid from the tarfile. If set to False (the default, and the behavior in versions prior to 3.5), they will be owned by the named user and group in the tarfile. (Contributed by Michael Vogt and Eric Smith in bpo-23193.)

The TarFile.list() now accepts an optional members keyword argument that can be set to a subset of the list returned by TarFile.getmembers(). (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-21549.)

threading

Lock.acquire()RLock.acquire() の両メソッドがタイムアウトの管理に単調時計を使用するようになりました。 (Contributed by Victor Stinner in bpo-22043.)

time

monotonic() 関数が常に利用出来るようになりました。 (Contributed by Victor Stinner in bpo-22043.)

timeit

新たなコマンドラインオプション -u 又は --unit=U を使用してタイマーの出力の単位を指定できます。 サポートされたオプションは usec, msec, sec です。 (Contributed by Julian Gindi in bpo-18983.)

timeit() 関数に引数 globals が追加されました。 これによりコードが実行される名前空間を指定します。 (Contributed by Ben Roberts in bpo-2527.)

tkinter

The tkinter._fix module used for setting up the Tcl/Tk environment on Windows has been replaced by a private function in the _tkinter module which makes no permanent changes to environment variables. (Contributed by Zachary Ware in bpo-20035.)

traceback

New walk_stack() and walk_tb() functions to conveniently traverse frame and traceback objects. (Contributed by Robert Collins in bpo-17911.)

New lightweight classes: TracebackException, StackSummary, and FrameSummary. (Contributed by Robert Collins in bpo-17911.)

Both the print_tb() and print_stack() functions now support negative values for the limit argument. (Contributed by Dmitry Kazakov in bpo-22619.)

types

新たに coroutine() 関数が追加されました。 ジェネレータジェネレータ様 オブジェクトを awaitable に変換します。 (Contributed by Yury Selivanov in bpo-24017.)

新たに型 CoroutineType が追加されました。 async def 関数で作られた coroutine オブジェクトに使われます。 (Contributed by Yury Selivanov in bpo-24400.)

unicodedata

unicodedata モジュールは Unicode 8.0.0 のデータを使うようになりました。

unittest

The TestLoader.loadTestsFromModule() method now accepts a keyword-only argument pattern which is passed to load_tests as the third argument. Found packages are now checked for load_tests regardless of whether their path matches pattern, because it is impossible for a package name to match the default pattern. (Contributed by Robert Collins and Barry A. Warsaw in bpo-16662.)

Unittest discovery errors now are exposed in the TestLoader.errors attribute of the TestLoader instance. (Contributed by Robert Collins in bpo-19746.)

A new command line option --locals to show local variables in tracebacks. (Contributed by Robert Collins in bpo-22936.)

unittest.mock

The Mock class has the following improvements:

  • The class constructor has a new unsafe parameter, which causes mock objects to raise AttributeError on attribute names starting with "assert". (Contributed by Kushal Das in bpo-21238.)
  • A new Mock.assert_not_called() method to check if the mock object was called. (Contributed by Kushal Das in bpo-21262.)

The MagicMock class now supports __truediv__(), __divmod__() and __matmul__() operators. (Contributed by Johannes Baiter in bpo-20968, and Håkan Lövdahl in bpo-23581 and bpo-23568.)

It is no longer necessary to explicitly pass create=True to the patch() function when patching builtin names. (Contributed by Kushal Das in bpo-17660.)

urllib

A new request.HTTPPasswordMgrWithPriorAuth class allows HTTP Basic Authentication credentials to be managed so as to eliminate unnecessary 401 response handling, or to unconditionally send credentials on the first request in order to communicate with servers that return a 404 response instead of a 401 if the Authorization header is not sent. (Contributed by Matej Cepl in bpo-19494 and Akshit Khurana in bpo-7159.)

A new quote_via argument for the parse.urlencode() function provides a way to control the encoding of query parts if needed. (Contributed by Samwyse and Arnon Yaari in bpo-13866.)

The request.urlopen() function accepts an ssl.SSLContext object as a context argument, which will be used for the HTTPS connection. (Contributed by Alex Gaynor in bpo-22366.)

The parse.urljoin() was updated to use the RFC 3986 semantics for the resolution of relative URLs, rather than RFC 1808 and RFC 2396. (Contributed by Demian Brecht and Senthil Kumaran in bpo-22118.)

wsgiref

The headers argument of the headers.Headers class constructor is now optional. (Contributed by Pablo Torres Navarrete and SilentGhost in bpo-5800.)

xmlrpc

client.ServerProxy クラスが コンテクストマネージャ プロトコルをサポートするようになりました。 (Contributed by Claudiu Popa in bpo-20627.)

client.ServerProxy コンストラクタは任意の ssl.SSLContext インスタンスを受け取るようになりました。 (Contributed by Alex Gaynor in bpo-22960.)

xml.sax

SAX パーサは xmlreader.InputSource オブジェクトの文字ストリームをサポートしました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-2175.)

parseString()str インスタンスを受け取るようになりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-10590.)

zipfile

ZIP output can now be written to unseekable streams. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23252.)

ZipFile.open() メソッドの mode 引数が排他的作成を要求する "x" を受け取るようになりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-21717.)

その他のモジュールレベルの変更

モジュール mmap, ossaudiodev, socket, ssl, codecs 内の多くの関数が、書き込み可能な bytes 様オブジェクト を受け付けるようになりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23001.)

最適化

The os.walk() function has been sped up by 3 to 5 times on POSIX systems, and by 7 to 20 times on Windows. This was done using the new os.scandir() function, which exposes file information from the underlying readdir or FindFirstFile/FindNextFile system calls. (Contributed by Ben Hoyt with help from Victor Stinner in bpo-23605.)

Construction of bytes(int) (filled by zero bytes) is faster and uses less memory for large objects. calloc() is used instead of malloc() to allocate memory for these objects. (Contributed by Victor Stinner in bpo-21233.)

Some operations on ipaddress IPv4Network and IPv6Network have been massively sped up, such as subnets(), supernet(), summarize_address_range(), collapse_addresses(). The speed up can range from 3 to 15 times. (Contributed by Antoine Pitrou, Michel Albert, and Markus in bpo-21486, bpo-21487, bpo-20826, bpo-23266.)

Pickling of ipaddress objects was optimized to produce significantly smaller output. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23133.)

io.BytesIO の多くの操作が 50% から 100% 速くなりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-15381 and David Wilson in bpo-22003.)

The marshal.dumps() function is now faster: 65–85% with versions 3 and 4, 20–25% with versions 0 to 2 on typical data, and up to 5 times in best cases. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-20416 and bpo-23344.)

UTF-32 エンコーダが 3 から 7 倍速くなりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-15027.)

正規表現のパースが最高で 10% 速くなりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-19380.)

The json.dumps() function was optimized to run with ensure_ascii=False as fast as with ensure_ascii=True. (Contributed by Naoki Inada in bpo-23206.)

The PyObject_IsInstance() and PyObject_IsSubclass() functions have been sped up in the common case that the second argument has type as its metaclass. (Contributed Georg Brandl by in bpo-22540.)

メソッドのキャッシュが少し改良されました。ベンチマークによっては性能が最高で 5% 向上しました。 (Contributed by Antoine Pitrou in bpo-22847.)

random モジュールのオブジェクトのメモリ使用量が 64-bit ビルドで 50% 減少しました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23488.)

property() ゲッタの呼び出しが最高で 25% 速くなりました。 (Contributed by Joe Jevnik in bpo-23910.)

fractions.Fraction のインスタンス化が最高で 30% 速くなりました。 (Contributed by Stefan Behnel in bpo-22464.)

String methods find(), rfind(), split(), partition() and the in string operator are now significantly faster for searching 1-character substrings. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23573.)

ビルドならびに C API の変更

新たな calloc 関数が追加されました:

(Contributed by Victor Stinner in bpo-21233.)

新たなエンコーディング/デコーディングヘルパ関数:

(Contributed by Victor Stinner in bpo-18395.)

A new PyCodec_NameReplaceErrors() function to replace the unicode encode error with \N{...} escapes. (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-19676.)

A new PyErr_FormatV() function similar to PyErr_Format(), but accepts a va_list argument. (Contributed by Antoine Pitrou in bpo-18711.)

A new PyExc_RecursionError exception. (Contributed by Georg Brandl in bpo-19235.)

New PyModule_FromDefAndSpec(), PyModule_FromDefAndSpec2(), and PyModule_ExecDef() functions introduced by PEP 489 – multi-phase extension module initialization. (Contributed by Petr Viktorin in bpo-24268.)

New PyNumber_MatrixMultiply() and PyNumber_InPlaceMatrixMultiply() functions to perform matrix multiplication. (Contributed by Benjamin Peterson in bpo-21176. See also PEP 465 for details.)

The PyTypeObject.tp_finalize slot is now part of the stable ABI.

Windows でのビルドには今では Microsoft Visual C++ 14.0 が必要です。 Visual Studio 2015 の一部として入手できます。

いくつかのプラットフォームにおいて、拡張モジュールのファイル名にプラットフォームについての情報をタグとして含むようになりました (タグはオプショナルであり、CPython は、タグが含まれていて実行しようとしているプラットフォームとミスマッチな場合にその拡張をロードしようとしない一方で、拡張をそれが含まれていなくてもインポートします):

  • Linux では拡張モジュールのファイル名は .cpython-<major><minor>m-<architecture>-<os>.pyd で終わります:
    • <major> は Python バージョンのメジャー番号です。Python 3.5 では 3 です。
    • <minor> は Python バージョンのマイナー番号です。Python 3.5 では 5 です。
    • <architecture> は拡張モジュールがどのハードウェアアーキテクチャ向けに動作するようビルドされたのかを表します。32-bit Intel プラットフォーム向けの i386 か 64-bit Intel (及び AMD) プラットフォーム向けの x86_64 がもっとも一般的です。
    • <os> は原則として linux-gnu ですが、64-bit プラットフォームにおいて 32-bit ABI で動作するようビルドされた拡張モジュールの場合は linux-gnu32 になります (この場合 <architecture>x86_64 となるでしょう)。
  • Windows では拡張モジュールのファイル名は <debug>.cp<major><minor>-<platform>.pyd で終わります:
    • <major> は Python バージョンのメジャー番号です。Python 3.5 では 3 です。
    • <minor> は Python バージョンのマイナー番号です。Python 3.5 では 5 です。
    • <platform> は拡張モジュールがどのプラットフォーム向けにビルドされたものなのかを表し、 Win32 用の win32 , Win64 用の win_amd64 , Windows Itanium 64 用の win_ia64 , Windows on ARM 用の win_arm のいずれかです。
    • デバッグモードでビルドされた場合は <debug>_d となり、それ以外の場合はブランクです。
  • OS X プラットフォームでは拡張モジュールのファイル名は -darwin.so で終わります。
  • 他のすべてのプラットフォームでは、拡張モジュールのファイル名は Python 3.4 でのものと同じです。

非推奨

新たなキーワード

async および await を変数、クラス、関数、ならびにモジュールの名前に使用することは推奨されません。 それらは Python 3.5 で PEP 492 により導入され、Python 3.7 で正式にキーワードになります。

非推奨の Python の挙動

ジェネレータ内で StopIteration 例外を送出すると現在は静かな PendingDeprecationWarning が発生します。 これは、Python 3.6 では静かでない非推奨の警告となり、Python 3.7 では RuntimeError を起こします。 詳細は PEP 479: Change StopIteration handling inside generators を参照してください。

サポートされないオペレーティングシステム

Windows XP は Microsoft によって既にサポートされていません。このため PEP 11 により、CPython 3.5 ではこの OS をもはや公式にはサポートしません。

非推奨の Python モジュール、関数、メソッド

formatter モジュールは完全に非推奨になり、Python 3.6 で削除される予定です。

asyncio.async() 関数は ensure_future() により非推奨になりました。

smtpd モジュールは過去において、常に email メッセージの DATA 部を utf-8 コーデックを使ってデコードしてきました。この振る舞いは今では SMTPServer への新しい decode_data キーワード引数で制御出来ます。この引数のデフォルトは True となっていますが、デフォルト値の使用は非推奨です。この警告メッセージを避けるために decode_data の値として適切な値を明示してください。

http.cookies.Morsel オブジェクトの key, value, coded_value に対して直接代入することは非推奨です。 set() メソッドを使うようにしてください。また、 set() のドキュメントされていなかった LegalChars パラメータは非推奨となり、無視されます。

string.Formatter クラスの format() メソッドに対し、キーワード引数 format_string としてフォーマット文字列を渡すことは非推奨となりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23671.)

関数 platform.dist()platform.linux_distribution() が非推奨となりました。Linux ディストリビューションが自分自身を記述する方法があまりにも多様なため、この機能は外部パッケージに任せることとなりました(訳注: ここでは distro のことを指している)。 (Contributed by Vajrasky Kok and Berker Peksag in bpo-1322.)

inspect.Signature の、以前からドキュメントされていなかったメソッド from_functionfrom_builtin は非推奨です。新しい Signature.from_callable() を代わりに使ってください。 (Contributed by Yury Selivanov in bpo-24248.)

inspect.getargspec() 関数は非推奨となり、Python 3.6 で削除されることが予定されています。 (See bpo-20438 for details.)

The inspect getfullargspec(), getcallargs(), and formatargspec() functions are deprecated in favor of the inspect.signature() API. (Contributed by Yury Selivanov in bpo-20438.)

getargvalues() and formatargvalues() functions were inadvertently marked as deprecated with the release of Python 3.5.0.

str のパターンとともに re.LOCALEre.ASCII フラグを使用することは非推奨となりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-22407.)

'\' と ASCII 文字からなる認識出来ない特殊シーケンスが正規表現内と置き換えパターン内で使われた場合に、非推奨警告を出すようになりました。Python 3.6 では禁止されるようになります。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-23622.)

unittest.TestLoader.loadTestsFromModule() メソッドのドキュメントされておらず非公式の use_load_tests デフォルト引数は非推奨となり、無視されます。 (Contributed by Robert Collins and Barry A. Warsaw in bpo-16662.)

削除

API と機能の削除

時代遅れとなり、以前に既に非推奨となった以下の API と機能が削除されました:

  • email パッケージの __version__ 属性は削除されました。email パッケージが標準ライブラリとは別々にリリースされていたのは遥か昔の話であり、ここのところ何回かのリリースにいたっては __version__ 文字列が更新されていませんでした。
  • 3.4 で非推奨となっていた ftplib モジュール内の内部クラス Netrc が削除されました。 (Contributed by Matt Chaput in bpo-6623.)
  • .pyo ファイルのコンセプトは削除されました。
  • 暫定 asyncio モジュールで 3.4.4 で非推奨となった JoinableQueue は削除されました。 (Contributed by A. Jesse Jiryu Davis in bpo-23464.)

Python 3.5 への移植

このセクションでは前述の変更とバグフィックスにより必要となるかもしれないコードの変更を列挙します:

Python の挙動の変更

  • 以前のバージョンの Python で、誤って以下の構文を許容してしまっていました:

    f(1 for x in [1], *args)
    f(1 for x in [1], **kwargs)
    

    Python 3.5 は正しく SyntaxError を投げます。ジェネレータ式は関数への唯一の引数でない場合には、括弧で囲まなければならないのです。(—訳注: 一応。3.5 以前も ff(str(i) for i in range(5), "5") は SyntaxError です。上の例の通り gg(str(i) for i in range(5), *["1", "2"])hh(str(i) for i in range(5), **{"k1": "1", "k2": "2"}) が SytaxError ではなかった、という話です。—)

Python API の変更

  • PEP 475: Python シグナルハンドラが例外を送出しなければ、システムコールがシグナルに中断された場合に、 InterruptedError を送出せずにシステムコールを再試行するようになりました。
  • Python 3.5 以前は、 time オブジェクトは UTC で深夜を表すときに偽とみなされていました。 この挙動は分かりにくく、エラーの元となると考えられ、Python 3.5 で削除されました。 全詳細については bpo-13936 を参照してください。
  • ssl.SSLSocket.send() メソッドは非ブロッキングソケット使用時にオペレーションがブロックされると、 ssl.SSLWantReadErrorssl.SSLWantWriteError のどちらかを送出するようになりました。以前は 0 を返していました。 (Contributed by Nikolaus Rath in bpo-20951.)
  • ジェネレータの __name__ 属性の値として、以前は code オブジェクトの名前から取っていましたが、関数名からセットされるようになりました。code の方が所望の場合は gen.gi_code.co_name から取得してください。ジェネレータは新たに __qualname__ 属性も持つようになりました。これはジェネレータの正規名であり、ジェネレータの表現をする際 (repr(gen)) にこれを用いるようになりました。 (Contributed by Victor Stinner in bpo-21205.)
  • 非推奨だった HTMLParser の 「strict」 モードが削除されました。つまりソースコード上から HTMLParser クラスの 「strict」 引数、 HTMLParser.error() メソッド、 HTMLParserError 例外が削除されました。 (Contributed by Ezio Melotti in bpo-15114.) HTMLParserconvert_charrefs 引数のデフォルトが True となりました。 (Contributed by Berker Peksag in bpo-21047.)
  • API の公式な部分とは言えないものの、移植性への考慮のために (つまりテストの修正) に、エラーメッセージの変更に注意を払っておいてください。かつて 「『sometype』 does not support the buffer protocol」 の形だったものが、いまでは 「a bytes-like object is required, not 『sometype』」 の形になっています。 (Contributed by Ezio Melotti in bpo-16518.)
  • 既に存在していないディレクトリをカレントディレクトリとして指していた場合に、 find_spec() は以前は FileNotFoundError 例外を送出していましたが、そうではなく None を返却するようになりました。この際 sys.path_importer_cacheNoneキャッシュはしません 。これは典型的なケースとは違います(訳注: msg231477)。 (bpo-22834)
  • http.client モジュールと http.server モジュールに散らばっていた HTTP ステータスコードと対応するメッセージを、共通の HTTPStatus enum としてまとめ直しました。http.clienthttp.server にあったもとの値も後方互換性のために残してあります。 (Contributed by Demian Brecht in bpo-21793.)
  • インポートローダが importlib.machinery.Loader.exec_module() を定義する場合は、同時に create_module() も定義されていることを要求するように変更されました (今のところ DeprecationWarning となりますが、Python 3.6 ではエラーとなります)。ローダが importlib.abc.Loader を継承していれば特にこの変更の影響を受けることはありません。そうでないならば、 None を返すだけの create_module() を定義してください。 (Contributed by Brett Cannon in bpo-23014.)
  • re.split() 関数は常に空のパターンマッチを無視してきました。ですからパターン "x*" はパターン "x+" と同じように動作し、パターン "\b" は決して動作しませんでした。今後は re.split() はパターンが空文字列に合致しうる場合に警告を出します。互換性のためには空文字列とはマッチしえないパターンを使ってください(たとえば "x*" ではなく "x+" を使ってください)。空文字列としかマッチしえないパターン(例えば "\b")はエラーとなります。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-22818.)
  • http.cookies.Morsel 辞書風インターフェイスのそれ自身での一貫性を持たせるようにしました: morsel の比較に keyvalue を考慮するようにし、 copy()dict を返さずに Morsel インスタンスを返すようにし、 update() は更新する辞書内のいずれかのキーが不正(訳注: RFC 2109 として不正なキーのことで、update 以外のインターフェイスでは変更前も拒絶される)であれば例外を投げるようにしています。加えて、ドキュメントされていない set()LegalChars パラメータは非推奨となり、また指定しても無視されます。 (Contributed by Demian Brecht in bpo-2211.)
  • PEP 488 によって .pyo ファイルが Python から取り除かれ、かわりに .pyc ファイル名に付加する opt- タグが導入されました。 opt- タグを扱いやすくするために、 importlib.util.cache_from_source()optimization パラメータが追加されました。 関数のこの変更により、 debug_override パラメータは非推奨となっています。 .pyo ファイルは今後 Python インタプリタへのファイル引数としてもサポートされなくなり、 従って .pyo ファイルのみでの配布 (要するにソースコード抜きの配布) は意味をなしません。 バイトコードのためのマジックナンバーが Python 3.5 で変更されたことにより、以前のバージョンの Python で作られた全ての古い .pyo は、この PEP に関係無く使えません。
  • socket モジュールが、linux 3.6 以降で CAN_RAW_FD_FRAMES 定数をエクスポートするようになりました。
  • RFC 5280 に基づき、 ssl.cert_time_to_seconds() 関数が入力の時刻をローカル時刻ではなく UTC として解釈するようになりました。また、戻り値は常に int となります。 (Contributed by Akira Li in bpo-19940.)
  • pygettext.py ツールが POT-Creation-Date ヘッダ内のタイムゾーン形式として、標準の +NNNN 形式を使うようになりました。
  • smtplib モジュールは以前はデバッグ出力のためにモジュールレベルの stderr 変数を使っていましたが、 sys.stderr を使うようになりました。もしもあなたの(テスト)プログラムが、そのデバッグ出力をキャプチャするためにこのモジュールレベル変数に依存してたのであれば、今後は sys.stderr をキャプチャするようにする必要があります。
  • str.startswith()str.endswith() メソッドは空文字列を見つけた場合と完全に範囲外のインデクスが渡された場合に True を返すことはしなくなりました。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-24284.)
  • inspect.getdoc() 関数が基底クラスから継承したドキュメンテーション文字列を返すようになりました。その継承したドキュメンテーション文字列が相応しいのであれば、もはやそれを繰り返して記述する必要はありません。継承されたそれを抑制するには、空の文字列を記述しなければなりません(もしくは然るべきドキュメンテーションを埋めれば良いです)。この変更は pydoc モジュールと help() 関数の出力に影響します。 (Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-15582.)
  • ネストされた functools.partial() 呼び出しは平坦化されるようになりました。以前の振る舞いに依存していたのであれば functools.partial() オブジェクトに属性を追加するか、または functools.partial() をサブクラス化することで出来ます。 (–訳注: 後半が意味がある内容を言ってるようには思えません。「以前の振る舞い」とはおそらく partial オブジェクトの func 属性が functools.partial そのものになることを指していて、「似たことをしたければ partial オブジェクトに別の属性を付ければりゃいんじゃね?」程度の無責任な代替案を言ってるだけのような気がします。そもそも後者の「サブクラス化」は出来ないと思いますし。 –) (Contributed by Alexander Belopolsky in bpo-7830.)

C API の変更

  • PyMemoryViewObject 構造体の (非公開の) format メンバが削除されました。 memoryobject.h 内のこの構造体に関係する部分に依存している全ての拡張は再ビルドしなければなりません。
  • PyMemAllocator 構造体が PyMemAllocatorEx にリネームされた上で calloc フィールドが追加されました。
  • ドキュメントされておらず、また、参照をリークしていた PyObject_REPR マクロが削除されました。オブジェクトの repr() をフォーマットするには PyUnicode_FromFormat() 的な関数でフォーマット文字 %R を使ってください。(Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-22453.)
  • __module__ 属性の欠落は pickle 化とイントロスペクションを壊してしまうので、 __module__ 属性のない組み込み型で DeprecationWarning を引き起こすようにしました。将来これは AttributeError にするかもしれません。(Contributed by Serhiy Storchaka in bpo-20204.)
  • PEP 492 実装の一部として、 PyTypeObjecttp_reserved スロットが tp_as_async スロットで置き換えられました。新しい型、構造体、関数については コルーチンオブジェクト を参照してください。