test --- Regression tests package for Python

注釈

test パッケージは Python の内部利用専用です。 ドキュメント化されているのは Python のコア開発者のためです。 ここで述べられているコードは Python のリリースで予告なく変更されたり、削除される可能性があるため、Python 標準ライブラリー外でこのパッケージを使用することは推奨されません。


test パッケージには、Python 用の全ての回帰テストの他に、 test.support モジュールと test.regrtest モジュールが入っています。 test.support はテストを充実させるために使い、 test.regrtest はテストスイートを実行するのに使います。

test パッケージ内のモジュールのうち、名前が test_ で始まるものは、特定のモジュールや機能に対するテストスイートです。新しいテストはすべて unittestdoctest モジュールを使って書くようにしてください。古いテストのいくつかは、 sys.stdout への出力を比較する「従来の」テスト形式になっていますが、この形式のテストは廃止予定です。

参考

unittest モジュール

PyUnit 回帰テストを書く。

doctest モジュール

ドキュメンテーション文字列に埋め込まれたテスト。

test パッケージのためのユニットテストを書く

unittest モジュールを使ってテストを書く場合、幾つかのガイドラインに従うことが推奨されます。 1つは、テストモジュールの名前を、 test_ で始め、テスト対象となるモジュール名で終えることです。テストモジュール中のテストメソッドは名前を test_ で始めて、そのメソッドが何をテストしているかという説明で終えます。これはテスト実行プログラムが、そのメソッドをテストメソッドとして認識するために必要です。また、テストメソッドにはドキュメンテーション文字列を入れるべきではありません。コメント(例えば # True あるいは False だけを返すテスト関数 )を使用して、テストメソッドのドキュメントを記述してください。これは、ドキュメンテーション文字列が存在する場合はその内容が出力されてしまうため、どのテストを実行しているのかをいちいち表示したくないからです。

以下のような決まり文句を使います:

import unittest
from test import support

class MyTestCase1(unittest.TestCase):

    # Only use setUp() and tearDown() if necessary

    def setUp(self):
        ... code to execute in preparation for tests ...

    def tearDown(self):
        ... code to execute to clean up after tests ...

    def test_feature_one(self):
        # Test feature one.
        ... testing code ...

    def test_feature_two(self):
        # Test feature two.
        ... testing code ...

    ... more test methods ...

class MyTestCase2(unittest.TestCase):
    ... same structure as MyTestCase1 ...

... more test classes ...

if __name__ == '__main__':
    unittest.main()

このコードのパターンを使うと test.regrtest からテストスイートを実行でき、 unittest のコマンドラインインターフェースをサポートしているスクリプトとして自分自身を起動したり、 python -m unittest というコマンドラインインターフェースを通して起動したりできます。

回帰テストの目的はコードを解き明かすことです。そのためには以下のいくつかのガイドラインに従ってください:

  • テストスイートから、すべてのクラス、関数および定数を実行するべきです。これには外部に公開される外部APIだけでなく「プライベートな」コードも含みます。

  • ホワイトボックス・テスト(対象のコードの詳細を元にテストを書くこと)を推奨します。ブラックボックス・テスト(公開されるインターフェース仕様だけをテストすること)は、すべての境界条件を確実にテストするには完全ではありません。

  • すべての取りうる値を、無効値も含めてテストするようにしてください。そのようなテストを書くことで、全ての有効値が通るだけでなく、不適切な値が正しく処理されることも確認できます。

  • コード内のできる限り多くのパスを網羅してください。分岐するように入力を調整したテストを書くことで、コードの多くのパスをたどることができます。

  • テスト対象のコードにバグが発見された場合は、明示的にテスト追加するようにしてください。そのようなテストを追加することで、将来コードを変更した際にエラーが再発することを防止できます。

  • テストの後始末 (例えば一時ファイルをすべて閉じたり削除したりすること) を必ず行ってください。

  • テストがオペレーティングシステムの特定の状況に依存する場合、テスト開始時に条件を満たしているかを検証してください。

  • インポートするモジュールをできるかぎり少なくし、可能な限り早期にインポートを行ってください。そうすることで、テストの外部依存性を最小限にし、モジュールのインポートによる副作用から生じる変則的な動作を最小限にできます。

  • できる限りテストコードを再利用するようにしましょう。時として、入力の違いだけを記述すれば良くなるくらい、テストコードを小さくすることができます。例えば以下のように、サブクラスで入力を指定することで、コードの重複を最小化することができます:

    class TestFuncAcceptsSequencesMixin:
    
        func = mySuperWhammyFunction
    
        def test_func(self):
            self.func(self.arg)
    
    class AcceptLists(TestFuncAcceptsSequencesMixin, unittest.TestCase):
        arg = [1, 2, 3]
    
    class AcceptStrings(TestFuncAcceptsSequencesMixin, unittest.TestCase):
        arg = 'abc'
    
    class AcceptTuples(TestFuncAcceptsSequencesMixin, unittest.TestCase):
        arg = (1, 2, 3)
    

    When using this pattern, remember that all classes that inherit from unittest.TestCase are run as tests. The TestFuncAcceptsSequencesMixin class in the example above does not have any data and so can't be run by itself, thus it does not inherit from unittest.TestCase.

参考

Test Driven Development

コードより前にテストを書く方法論に関する Kent Beck の著書。

コマンドラインインターフェースを利用してテストを実行する

test パッケージはスクリプトとして Python の回帰テストスイートを実行できます。 -m オプションを利用して、 python -m test.regrtest として実行します。 この仕組みの内部では test.regrtest; を使っています; 古いバージョンの Python で使われている python -m test.regrtest という呼び出しは今でも上手く動きます。 スクリプトを実行すると、自動的に test パッケージ内のすべての回帰テストを実行し始めます。 パッケージ内の名前が test_ で始まる全モジュールを見つけ、それをインポートし、もしあるなら関数 test_main() を実行し、 test_main が無い場合は unittest.TestLoader.loadTestsFromModule からテストをロードしてテストを実行します。 実行するテストの名前もスクリプトに渡される可能性があります。 単一の回帰テストを指定 (python -m test test_spam) すると、出力を最小限にし、テストが成功したかあるいは失敗したかだけを出力します。

直接 test を実行すると、テストに利用するリソースを設定できます。これを行うには、 -u コマンドラインオプションを使います。 -u のオプションに all を指定すると、すべてのリソースを有効にします: python -m test -uall 。(よくある場合ですが) 何か一つを除く全てが必要な場合、カンマで区切った不要なリソースのリストを all の後に並べます。コマンド python -m test -uall,-audio,-largefile とすると、 audiolargefile リソースを除く全てのリソースを使って test を実行します。すべてのリソースのリストと追加のコマンドラインオプションを出力するには、 python -m test -h を実行してください。

テストを実行しようとするプラットフォームによっては、回帰テストを実行する別の方法があります。 Unix では、Python をビルドしたトップレベルディレクトリで make test を実行できます。 Windows上では、 PCbuild ディレクトリから rt.bat を実行すると、すべての回帰テストを実行します。

test.support --- テストのためのユーティリティ関数

test.support モジュールでは、 Python の回帰テストに対するサポートを提供しています。

注釈

test.support はパブリックなモジュールではありません。 ここでドキュメント化されているのは Python 開発者がテストを書くのを助けるためです。 このモジュールの API はリリース間で後方非互換な変更がなされる可能性があります。

このモジュールは次の例外を定義しています:

exception test.support.TestFailed

テストが失敗したとき送出される例外です。これは、 unittest ベースのテストでは廃止予定で、 unittest.TestCase の assertXXX メソッドが推奨されます。

exception test.support.ResourceDenied

unittest.SkipTest のサブクラスです。 (ネットワーク接続のような) リソースが利用できないとき送出されます。 requires() 関数によって送出されます。

test.support モジュールでは、以下の定数を定義しています:

test.support.verbose

冗長な出力が有効な場合は True です。実行中のテストについてのより詳細な情報が欲しいときにチェックします。 verbosetest.regrtest によって設定されます。

test.support.is_jython

実行中のインタプリタが Jython ならば True になります。

test.support.is_android

システムが Android の場合 True になります。

test.support.unix_shell

Windows 以外ではシェルのパスです; そうでない場合は None です。

test.support.LOOPBACK_TIMEOUT

Timeout in seconds for tests using a network server listening on the network local loopback interface like 127.0.0.1.

The timeout is long enough to prevent test failure: it takes into account that the client and the server can run in different threads or even different processes.

The timeout should be long enough for connect(), recv() and send() methods of socket.socket.

デフォルト値は5秒です。

INTERNET_TIMEOUT も参照してください。

test.support.INTERNET_TIMEOUT

Timeout in seconds for network requests going to the internet.

The timeout is short enough to prevent a test to wait for too long if the internet request is blocked for whatever reason.

Usually, a timeout using INTERNET_TIMEOUT should not mark a test as failed, but skip the test instead: see transient_internet().

デフォルト値は1分です。

LOOPBACK_TIMEOUT も参照してください。

test.support.SHORT_TIMEOUT

Timeout in seconds to mark a test as failed if the test takes "too long".

The timeout value depends on the regrtest --timeout command line option.

If a test using SHORT_TIMEOUT starts to fail randomly on slow buildbots, use LONG_TIMEOUT instead.

デフォルト値は30秒です。

test.support.LONG_TIMEOUT

Timeout in seconds to detect when a test hangs.

It is long enough to reduce the risk of test failure on the slowest Python buildbots. It should not be used to mark a test as failed if the test takes "too long". The timeout value depends on the regrtest --timeout command line option.

デフォルト値は5分です。

See also LOOPBACK_TIMEOUT, INTERNET_TIMEOUT and SHORT_TIMEOUT.

test.support.PGO

テストが PGO (Profile Guided Optimization) の役に立たないときにスキップできるなら設定します。

test.support.PIPE_MAX_SIZE

書き込みをブロックするための、基底にある OS のパイプバッファサイズより大きいであろう定数。

test.support.Py_DEBUG

True if Python was built with the Py_DEBUG macro defined, that is, if Python was built in debug mode.

Added in version 3.12.

test.support.SOCK_MAX_SIZE

書き込みをブロックするための、基底にある OS のソケットバッファサイズより大きいであろう定数。

test.support.TEST_SUPPORT_DIR

test.support を含んだトップディレクトリを設定します。

test.support.TEST_HOME_DIR

テストパッケージのトップディレクトリを設定します。

test.support.TEST_DATA_DIR

テストパッケージ内の data ディレクトリを設定します。

test.support.MAX_Py_ssize_t

大量のメモリを使うテストのための sys.maxsize を設定します。

test.support.max_memuse

大量のメモリを使うテストのためのメモリ上限となる set_memlimit() を設定します。 MAX_Py_ssize_t が設定上限です。

test.support.real_max_memuse

大量のメモリを使うテストのためのメモリ上限となる set_memlimit() を設定します。 MAX_Py_ssize_t の設定上限はありません。

test.support.MISSING_C_DOCSTRINGS

Set to True if Python is built without docstrings (the WITH_DOC_STRINGS macro is not defined). See the configure --without-doc-strings option.

See also the HAVE_DOCSTRINGS variable.

test.support.HAVE_DOCSTRINGS

Set to True if function docstrings are available. See the python -OO option, which strips docstrings of functions implemented in Python.

See also the MISSING_C_DOCSTRINGS variable.

test.support.TEST_HTTP_URL

ネットワークテスト専用の HTTP サーバーの URL を定義します。

test.support.ALWAYS_EQ

Object that is equal to anything. Used to test mixed type comparison.

test.support.NEVER_EQ

Object that is not equal to anything (even to ALWAYS_EQ). Used to test mixed type comparison.

test.support.LARGEST

Object that is greater than anything (except itself). Used to test mixed type comparison.

test.support.SMALLEST

Object that is less than anything (except itself). Used to test mixed type comparison.

test.support モジュールでは、以下の関数を定義しています:

test.support.busy_retry(timeout, err_msg=None, /, *, error=True)

Run the loop body until break stops the loop.

After timeout seconds, raise an AssertionError if error is true, or just stop the loop if error is false.

以下はプログラム例です:

for _ in support.busy_retry(support.SHORT_TIMEOUT):
    if check():
        break

Example of error=False usage:

for _ in support.busy_retry(support.SHORT_TIMEOUT, error=False):
    if check():
        break
else:
    raise RuntimeError('my custom error')
test.support.sleeping_retry(timeout, err_msg=None, /, *, init_delay=0.010, max_delay=1.0, error=True)

Wait strategy that applies exponential backoff.

Run the loop body until break stops the loop. Sleep at each loop iteration, but not at the first iteration. The sleep delay is doubled at each iteration (up to max_delay seconds).

See busy_retry() documentation for the parameters usage.

Example raising an exception after SHORT_TIMEOUT seconds:

for _ in support.sleeping_retry(support.SHORT_TIMEOUT):
    if check():
        break

Example of error=False usage:

for _ in support.sleeping_retry(support.SHORT_TIMEOUT, error=False):
    if check():
        break
else:
    raise RuntimeError('my custom error')
test.support.is_resource_enabled(resource)

resource が有効で利用可能ならば True を返します。利用可能なリソースのリストは、 test.regrtest がテストを実行している間のみ設定されます。

test.support.python_is_optimized()

Return True if Python was not built with -O0 or -Og.

test.support.with_pymalloc()

Return _testcapi.WITH_PYMALLOC.

test.support.requires(resource, msg=None)

resource が利用できなければ、 ResourceDenied を送出します。その場合、 msgResourceDenied の引数になります。 __name__'__main__' である関数にから呼び出された場合には常に True を返します。テストを test.regrtest から実行するときに使われます。

test.support.sortdict(dict)

Return a repr of dict with keys sorted.

test.support.findfile(filename, subdir=None)

filename という名前のファイルへのパスを返します。一致するものが見つからなければ、 filename 自体を返します。 filename 自体もファイルへのパスでありえるので、 filename が返っても失敗ではありません。

subdir を設定することで、パスのディレクトリを直接見に行くのではなく、相対パスを使って見付けにいくように指示できます。

test.support.get_pagesize()

Get size of a page in bytes.

Added in version 3.12.

test.support.setswitchinterval(interval)

Set the sys.setswitchinterval() to the given interval. Defines a minimum interval for Android systems to prevent the system from hanging.

test.support.check_impl_detail(**guards)

Use this check to guard CPython's implementation-specific tests or to run them only on the implementations guarded by the arguments. This function returns True or False depending on the host platform. Example usage:

check_impl_detail()               # Only on CPython (default).
check_impl_detail(jython=True)    # Only on Jython.
check_impl_detail(cpython=False)  # Everywhere except CPython.
test.support.set_memlimit(limit)

Set the values for max_memuse and real_max_memuse for big memory tests.

test.support.record_original_stdout(stdout)

Store the value from stdout. It is meant to hold the stdout at the time the regrtest began.

test.support.get_original_stdout()

Return the original stdout set by record_original_stdout() or sys.stdout if it's not set.

test.support.args_from_interpreter_flags()

Return a list of command line arguments reproducing the current settings in sys.flags and sys.warnoptions.

test.support.optim_args_from_interpreter_flags()

Return a list of command line arguments reproducing the current optimization settings in sys.flags.

test.support.captured_stdin()
test.support.captured_stdout()
test.support.captured_stderr()

名前付きストリ-ムを io.StringIO オブジェクトで一時的に置き換えるコンテキストマネージャです。

出力ストリームの使用例:

with captured_stdout() as stdout, captured_stderr() as stderr:
    print("hello")
    print("error", file=sys.stderr)
assert stdout.getvalue() == "hello\n"
assert stderr.getvalue() == "error\n"

入力ストリ-ムの使用例:

with captured_stdin() as stdin:
    stdin.write('hello\n')
    stdin.seek(0)
    # call test code that consumes from sys.stdin
    captured = input()
self.assertEqual(captured, "hello")
test.support.disable_faulthandler()

A context manager that temporary disables faulthandler.

test.support.gc_collect()

Force as many objects as possible to be collected. This is needed because timely deallocation is not guaranteed by the garbage collector. This means that __del__ methods may be called later than expected and weakrefs may remain alive for longer than expected.

test.support.disable_gc()

A context manager that disables the garbage collector on entry. On exit, the garbage collector is restored to its prior state.

test.support.swap_attr(obj, attr, new_val)

Context manager to swap out an attribute with a new object.

使い方:

with swap_attr(obj, "attr", 5):
    ...

This will set obj.attr to 5 for the duration of the with block, restoring the old value at the end of the block. If attr doesn't exist on obj, it will be created and then deleted at the end of the block.

The old value (or None if it doesn't exist) will be assigned to the target of the "as" clause, if there is one.

test.support.swap_item(obj, attr, new_val)

Context manager to swap out an item with a new object.

使い方:

with swap_item(obj, "item", 5):
    ...

This will set obj["item"] to 5 for the duration of the with block, restoring the old value at the end of the block. If item doesn't exist on obj, it will be created and then deleted at the end of the block.

The old value (or None if it doesn't exist) will be assigned to the target of the "as" clause, if there is one.

test.support.flush_std_streams()

Call the flush() method on sys.stdout and then on sys.stderr. It can be used to make sure that the logs order is consistent before writing into stderr.

Added in version 3.11.

test.support.print_warning(msg)

Print a warning into sys.__stderr__. Format the message as: f"Warning -- {msg}". If msg is made of multiple lines, add "Warning -- " prefix to each line.

Added in version 3.9.

test.support.wait_process(pid, *, exitcode, timeout=None)

Wait until process pid completes and check that the process exit code is exitcode.

Raise an AssertionError if the process exit code is not equal to exitcode.

If the process runs longer than timeout seconds (SHORT_TIMEOUT by default), kill the process and raise an AssertionError. The timeout feature is not available on Windows.

Added in version 3.9.

test.support.calcobjsize(fmt)

Return the size of the PyObject whose structure members are defined by fmt. The returned value includes the size of the Python object header and alignment.

test.support.calcvobjsize(fmt)

Return the size of the PyVarObject whose structure members are defined by fmt. The returned value includes the size of the Python object header and alignment.

test.support.checksizeof(test, o, size)

For testcase test, assert that the sys.getsizeof for o plus the GC header size equals size.

@test.support.anticipate_failure(condition)

ある条件で unittest.expectedFailure() の印をテストに付けるデコレータ。 このデコレータを使うときはいつも、関連する問題を指し示すコメントを付けておくべきです。

test.support.system_must_validate_cert(f)

A decorator that skips the decorated test on TLS certification validation failures.

@test.support.run_with_locale(catstr, *locales)

別のロケールで関数を実行し、完了したら適切に元の状態に戻すためのデコレータ。 catstr は (例えば "LC_ALL" のような) ロケールカテゴリを文字列で表したものです。 渡された locales が順々に試され、一番最初に出てきた妥当なロケールが使われます。

@test.support.run_with_tz(tz)

A decorator for running a function in a specific timezone, correctly resetting it after it has finished.

@test.support.requires_freebsd_version(*min_version)

Decorator for the minimum version when running test on FreeBSD. If the FreeBSD version is less than the minimum, the test is skipped.

@test.support.requires_linux_version(*min_version)

Decorator for the minimum version when running test on Linux. If the Linux version is less than the minimum, the test is skipped.

@test.support.requires_mac_version(*min_version)

Decorator for the minimum version when running test on macOS. If the macOS version is less than the minimum, the test is skipped.

@test.support.requires_IEEE_754

Decorator for skipping tests on non-IEEE 754 platforms.

@test.support.requires_zlib

Decorator for skipping tests if zlib doesn't exist.

@test.support.requires_gzip

Decorator for skipping tests if gzip doesn't exist.

@test.support.requires_bz2

Decorator for skipping tests if bz2 doesn't exist.

@test.support.requires_lzma

Decorator for skipping tests if lzma doesn't exist.

@test.support.requires_resource(resource)

Decorator for skipping tests if resource is not available.

@test.support.requires_docstrings

Decorator for only running the test if HAVE_DOCSTRINGS.

@test.support.requires_limited_api

Decorator for only running the test if Limited C API is available.

@test.support.cpython_only

Decorator for tests only applicable to CPython.

@test.support.impl_detail(msg=None, **guards)

Decorator for invoking check_impl_detail() on guards. If that returns False, then uses msg as the reason for skipping the test.

@test.support.no_tracing

Decorator to temporarily turn off tracing for the duration of the test.

@test.support.refcount_test

Decorator for tests which involve reference counting. The decorator does not run the test if it is not run by CPython. Any trace function is unset for the duration of the test to prevent unexpected refcounts caused by the trace function.

@test.support.bigmemtest(size, memuse, dry_run=True)

Decorator for bigmem tests.

size is a requested size for the test (in arbitrary, test-interpreted units.) memuse is the number of bytes per unit for the test, or a good estimate of it. For example, a test that needs two byte buffers, of 4 GiB each, could be decorated with @bigmemtest(size=_4G, memuse=2).

The size argument is normally passed to the decorated test method as an extra argument. If dry_run is True, the value passed to the test method may be less than the requested value. If dry_run is False, it means the test doesn't support dummy runs when -M is not specified.

@test.support.bigaddrspacetest

Decorator for tests that fill the address space.

test.support.check_syntax_error(testcase, statement, errtext='', *, lineno=None, offset=None)

Test for syntax errors in statement by attempting to compile statement. testcase is the unittest instance for the test. errtext is the regular expression which should match the string representation of the raised SyntaxError. If lineno is not None, compares to the line of the exception. If offset is not None, compares to the offset of the exception.

test.support.open_urlresource(url, *args, **kw)

Open url. If open fails, raises TestFailed.

test.support.reap_children()

Use this at the end of test_main whenever sub-processes are started. This will help ensure that no extra children (zombies) stick around to hog resources and create problems when looking for refleaks.

test.support.get_attribute(obj, name)

Get an attribute, raising unittest.SkipTest if AttributeError is raised.

test.support.catch_unraisable_exception()

Context manager catching unraisable exception using sys.unraisablehook().

Storing the exception value (cm.unraisable.exc_value) creates a reference cycle. The reference cycle is broken explicitly when the context manager exits.

Storing the object (cm.unraisable.object) can resurrect it if it is set to an object which is being finalized. Exiting the context manager clears the stored object.

使い方:

with support.catch_unraisable_exception() as cm:
    # code creating an "unraisable exception"
    ...

    # check the unraisable exception: use cm.unraisable
    ...

# cm.unraisable attribute no longer exists at this point
# (to break a reference cycle)

Added in version 3.8.

test.support.load_package_tests(pkg_dir, loader, standard_tests, pattern)

Generic implementation of the unittest load_tests protocol for use in test packages. pkg_dir is the root directory of the package; loader, standard_tests, and pattern are the arguments expected by load_tests. In simple cases, the test package's __init__.py can be the following:

import os
from test.support import load_package_tests

def load_tests(*args):
    return load_package_tests(os.path.dirname(__file__), *args)
test.support.detect_api_mismatch(ref_api, other_api, *, ignore=())

Returns the set of attributes, functions or methods of ref_api not found on other_api, except for a defined list of items to be ignored in this check specified in ignore.

By default this skips private attributes beginning with '_' but includes all magic methods, i.e. those starting and ending in '__'.

Added in version 3.5.

test.support.patch(test_instance, object_to_patch, attr_name, new_value)

Override object_to_patch.attr_name with new_value. Also add cleanup procedure to test_instance to restore object_to_patch for attr_name. The attr_name should be a valid attribute for object_to_patch.

test.support.run_in_subinterp(code)

Run code in subinterpreter. Raise unittest.SkipTest if tracemalloc is enabled.

test.support.check_free_after_iterating(test, iter, cls, args=())

Assert instances of cls are deallocated after iterating.

test.support.missing_compiler_executable(cmd_names=[])

Check for the existence of the compiler executables whose names are listed in cmd_names or all the compiler executables when cmd_names is empty and return the first missing executable or None when none is found missing.

test.support.check__all__(test_case, module, name_of_module=None, extra=(), not_exported=())

Assert that the __all__ variable of module contains all public names.

The module's public names (its API) are detected automatically based on whether they match the public name convention and were defined in module.

The name_of_module argument can specify (as a string or tuple thereof) what module(s) an API could be defined in order to be detected as a public API. One case for this is when module imports part of its public API from other modules, possibly a C backend (like csv and its _csv).

The extra argument can be a set of names that wouldn't otherwise be automatically detected as "public", like objects without a proper __module__ attribute. If provided, it will be added to the automatically detected ones.

The not_exported argument can be a set of names that must not be treated as part of the public API even though their names indicate otherwise.

使用例:

import bar
import foo
import unittest
from test import support

class MiscTestCase(unittest.TestCase):
    def test__all__(self):
        support.check__all__(self, foo)

class OtherTestCase(unittest.TestCase):
    def test__all__(self):
        extra = {'BAR_CONST', 'FOO_CONST'}
        not_exported = {'baz'}  # Undocumented name.
        # bar imports part of its API from _bar.
        support.check__all__(self, bar, ('bar', '_bar'),
                             extra=extra, not_exported=not_exported)

Added in version 3.6.

test.support.skip_if_broken_multiprocessing_synchronize()

Skip tests if the multiprocessing.synchronize module is missing, if there is no available semaphore implementation, or if creating a lock raises an OSError.

Added in version 3.10.

test.support.check_disallow_instantiation(test_case, tp, *args, **kwds)

Assert that type tp cannot be instantiated using args and kwds.

Added in version 3.10.

test.support.adjust_int_max_str_digits(max_digits)

This function returns a context manager that will change the global sys.set_int_max_str_digits() setting for the duration of the context to allow execution of test code that needs a different limit on the number of digits when converting between an integer and string.

Added in version 3.11.

test.support モジュールでは、以下のクラスを定義しています:

class test.support.SuppressCrashReport

A context manager used to try to prevent crash dialog popups on tests that are expected to crash a subprocess.

On Windows, it disables Windows Error Reporting dialogs using SetErrorMode.

On UNIX, resource.setrlimit() is used to set resource.RLIMIT_CORE's soft limit to 0 to prevent coredump file creation.

On both platforms, the old value is restored by __exit__().

class test.support.SaveSignals

Class to save and restore signal handlers registered by the Python signal handler.

save(self)

Save the signal handlers to a dictionary mapping signal numbers to the current signal handler.

restore(self)

Set the signal numbers from the save() dictionary to the saved handler.

class test.support.Matcher
matches(self, d, **kwargs)

Try to match a single dict with the supplied arguments.

match_value(self, k, dv, v)

Try to match a single stored value (dv) with a supplied value (v).

test.support.socket_helper --- Utilities for socket tests

The test.support.socket_helper module provides support for socket tests.

Added in version 3.9.

test.support.socket_helper.IPV6_ENABLED

Set to True if IPv6 is enabled on this host, False otherwise.

test.support.socket_helper.find_unused_port(family=socket.AF_INET, socktype=socket.SOCK_STREAM)

Returns an unused port that should be suitable for binding. This is achieved by creating a temporary socket with the same family and type as the sock parameter (default is AF_INET, SOCK_STREAM), and binding it to the specified host address (defaults to 0.0.0.0) with the port set to 0, eliciting an unused ephemeral port from the OS. The temporary socket is then closed and deleted, and the ephemeral port is returned.

Either this method or bind_port() should be used for any tests where a server socket needs to be bound to a particular port for the duration of the test. Which one to use depends on whether the calling code is creating a Python socket, or if an unused port needs to be provided in a constructor or passed to an external program (i.e. the -accept argument to openssl's s_server mode). Always prefer bind_port() over find_unused_port() where possible. Using a hard coded port is discouraged since it can make multiple instances of the test impossible to run simultaneously, which is a problem for buildbots.

test.support.socket_helper.bind_port(sock, host=HOST)

Bind the socket to a free port and return the port number. Relies on ephemeral ports in order to ensure we are using an unbound port. This is important as many tests may be running simultaneously, especially in a buildbot environment. This method raises an exception if the sock.family is AF_INET and sock.type is SOCK_STREAM, and the socket has SO_REUSEADDR or SO_REUSEPORT set on it. Tests should never set these socket options for TCP/IP sockets. The only case for setting these options is testing multicasting via multiple UDP sockets.

Additionally, if the SO_EXCLUSIVEADDRUSE socket option is available (i.e. on Windows), it will be set on the socket. This will prevent anyone else from binding to our host/port for the duration of the test.

test.support.socket_helper.bind_unix_socket(sock, addr)

Bind a Unix socket, raising unittest.SkipTest if PermissionError is raised.

@test.support.socket_helper.skip_unless_bind_unix_socket

A decorator for running tests that require a functional bind() for Unix sockets.

test.support.socket_helper.transient_internet(resource_name, *, timeout=30.0, errnos=())

A context manager that raises ResourceDenied when various issues with the internet connection manifest themselves as exceptions.

test.support.script_helper --- Utilities for the Python execution tests

The test.support.script_helper module provides support for Python's script execution tests.

test.support.script_helper.interpreter_requires_environment()

Return True if sys.executable interpreter requires environment variables in order to be able to run at all.

This is designed to be used with @unittest.skipIf() to annotate tests that need to use an assert_python*() function to launch an isolated mode (-I) or no environment mode (-E) sub-interpreter process.

A normal build & test does not run into this situation but it can happen when trying to run the standard library test suite from an interpreter that doesn't have an obvious home with Python's current home finding logic.

Setting PYTHONHOME is one way to get most of the testsuite to run in that situation. PYTHONPATH or PYTHONUSERSITE are other common environment variables that might impact whether or not the interpreter can start.

test.support.script_helper.run_python_until_end(*args, **env_vars)

Set up the environment based on env_vars for running the interpreter in a subprocess. The values can include __isolated, __cleanenv, __cwd, and TERM.

バージョン 3.9 で変更: The function no longer strips whitespaces from stderr.

test.support.script_helper.assert_python_ok(*args, **env_vars)

Assert that running the interpreter with args and optional environment variables env_vars succeeds (rc == 0) and return a (return code, stdout, stderr) tuple.

If the __cleanenv keyword-only parameter is set, env_vars is used as a fresh environment.

Python is started in isolated mode (command line option -I), except if the __isolated keyword-only parameter is set to False.

バージョン 3.9 で変更: The function no longer strips whitespaces from stderr.

test.support.script_helper.assert_python_failure(*args, **env_vars)

Assert that running the interpreter with args and optional environment variables env_vars fails (rc != 0) and return a (return code, stdout, stderr) tuple.

See assert_python_ok() for more options.

バージョン 3.9 で変更: The function no longer strips whitespaces from stderr.

test.support.script_helper.spawn_python(*args, stdout=subprocess.PIPE, stderr=subprocess.STDOUT, **kw)

Run a Python subprocess with the given arguments.

kw is extra keyword args to pass to subprocess.Popen(). Returns a subprocess.Popen object.

test.support.script_helper.kill_python(p)

Run the given subprocess.Popen process until completion and return stdout.

test.support.script_helper.make_script(script_dir, script_basename, source, omit_suffix=False)

Create script containing source in path script_dir and script_basename. If omit_suffix is False, append .py to the name. Return the full script path.

test.support.script_helper.make_zip_script(zip_dir, zip_basename, script_name, name_in_zip=None)

Create zip file at zip_dir and zip_basename with extension zip which contains the files in script_name. name_in_zip is the archive name. Return a tuple containing (full path, full path of archive name).

test.support.script_helper.make_pkg(pkg_dir, init_source='')

Create a directory named pkg_dir containing an __init__ file with init_source as its contents.

test.support.script_helper.make_zip_pkg(zip_dir, zip_basename, pkg_name, script_basename, source, depth=1, compiled=False)

Create a zip package directory with a path of zip_dir and zip_basename containing an empty __init__ file and a file script_basename containing the source. If compiled is True, both source files will be compiled and added to the zip package. Return a tuple of the full zip path and the archive name for the zip file.

test.support.bytecode_helper --- Support tools for testing correct bytecode generation

The test.support.bytecode_helper module provides support for testing and inspecting bytecode generation.

Added in version 3.9.

The module defines the following class:

class test.support.bytecode_helper.BytecodeTestCase(unittest.TestCase)

This class has custom assertion methods for inspecting bytecode.

BytecodeTestCase.get_disassembly_as_string(co)

Return the disassembly of co as string.

BytecodeTestCase.assertInBytecode(x, opname, argval=_UNSPECIFIED)

Return instr if opname is found, otherwise throws AssertionError.

BytecodeTestCase.assertNotInBytecode(x, opname, argval=_UNSPECIFIED)

Throws AssertionError if opname is found.

test.support.threading_helper --- Utilities for threading tests

The test.support.threading_helper module provides support for threading tests.

Added in version 3.10.

test.support.threading_helper.join_thread(thread, timeout=None)

Join a thread within timeout. Raise an AssertionError if thread is still alive after timeout seconds.

@test.support.threading_helper.reap_threads

Decorator to ensure the threads are cleaned up even if the test fails.

test.support.threading_helper.start_threads(threads, unlock=None)

Context manager to start threads, which is a sequence of threads. unlock is a function called after the threads are started, even if an exception was raised; an example would be threading.Event.set(). start_threads will attempt to join the started threads upon exit.

test.support.threading_helper.threading_cleanup(*original_values)

Cleanup up threads not specified in original_values. Designed to emit a warning if a test leaves running threads in the background.

test.support.threading_helper.threading_setup()

Return current thread count and copy of dangling threads.

test.support.threading_helper.wait_threads_exit(timeout=None)

Context manager to wait until all threads created in the with statement exit.

test.support.threading_helper.catch_threading_exception()

Context manager catching threading.Thread exception using threading.excepthook().

Attributes set when an exception is caught:

  • exc_type

  • exc_value

  • exc_traceback

  • thread

See threading.excepthook() documentation.

These attributes are deleted at the context manager exit.

使い方:

with threading_helper.catch_threading_exception() as cm:
    # code spawning a thread which raises an exception
    ...

    # check the thread exception, use cm attributes:
    # exc_type, exc_value, exc_traceback, thread
    ...

# exc_type, exc_value, exc_traceback, thread attributes of cm no longer
# exists at this point
# (to avoid reference cycles)

Added in version 3.8.

test.support.os_helper --- Utilities for os tests

The test.support.os_helper module provides support for os tests.

Added in version 3.10.

test.support.os_helper.FS_NONASCII

os.fsencode() でエンコードできる 非 ASCII 文字。

test.support.os_helper.SAVEDCWD

os.getcwd() に設定されます。

test.support.os_helper.TESTFN

テンポラリファイルの名前として安全に利用できる名前に設定されます。作成した一時ファイルは全て閉じ、unlink (削除) しなければなりません。

test.support.os_helper.TESTFN_NONASCII

Set to a filename containing the FS_NONASCII character, if it exists. This guarantees that if the filename exists, it can be encoded and decoded with the default filesystem encoding. This allows tests that require a non-ASCII filename to be easily skipped on platforms where they can't work.

test.support.os_helper.TESTFN_UNENCODABLE

strictモードのファイルシステムエンコーディングでエンコードできないファイル名(str型)に設定します。そのようなファイル名を生成できない場合は、 None になる可能性があります。

test.support.os_helper.TESTFN_UNDECODABLE

strictモードのファイルシステムエンコーディングでデコードできないファイル名(bytes型)に設定します。そのようなファイル名を生成できない場合は、 None になる可能性があります。

test.support.os_helper.TESTFN_UNICODE

非 ASCII 名を一時ファイルに設定します。

class test.support.os_helper.EnvironmentVarGuard

一時的に環境変数をセット・アンセットするためのクラスです。このクラスのインスタンスはコンテキストマネージャーとして利用されます。また、 os.environ に対する参照・更新を行う完全な辞書のインターフェースを持ちます。コンテキストマネージャーが終了した時、このインスタンス経由で環境変数へ行った全ての変更はロールバックされます。

バージョン 3.1 で変更: 辞書のインターフェースを追加しました。

class test.support.os_helper.FakePath(path)

Simple path-like object. It implements the __fspath__() method which just returns the path argument. If path is an exception, it will be raised in __fspath__().

EnvironmentVarGuard.set(envvar, value)

一時的に、 envvarvalue にセットします。

EnvironmentVarGuard.unset(envvar)

一時的に envvar をアンセットします。

OS がシンボリックリンクをサポートする場合 True を返し、その他の場合は False を返します。

test.support.os_helper.can_xattr()

Return True if the OS supports xattr, False otherwise.

test.support.os_helper.change_cwd(path, quiet=False)

カレントディレクトリを一時的に path に変更し与えるコンテキストマネージャです。

quietFalse の場合、コンテキストマネージャはエラーが起きると例外を送出します。 それ以外の場合には、警告を出すだけでカレントディレクトリは同じままにしておきます。

test.support.os_helper.create_empty_file(filename)

Create an empty file with filename. If it already exists, truncate it.

test.support.os_helper.fd_count()

Count the number of open file descriptors.

test.support.os_helper.fs_is_case_insensitive(directory)

Return True if the file system for directory is case-insensitive.

test.support.os_helper.make_bad_fd()

一時ファイルを開いた後に閉じ、そのファイル記述子を返すことで無効な記述子を作成します。

test.support.os_helper.rmdir(filename)

Call os.rmdir() on filename. On Windows platforms, this is wrapped with a wait loop that checks for the existence of the file, which is needed due to antivirus programs that can hold files open and prevent deletion.

test.support.os_helper.rmtree(path)

Call shutil.rmtree() on path or call os.lstat() and os.rmdir() to remove a path and its contents. As with rmdir(), on Windows platforms this is wrapped with a wait loop that checks for the existence of the files.

シンボリックリンクのサポートが必要なテストを実行することを表すデコレータ。

@test.support.os_helper.skip_unless_xattr

A decorator for running tests that require support for xattr.

test.support.os_helper.temp_cwd(name='tempcwd', quiet=False)

一時的に新しいディレクトリを作成し、カレントディレクトリ (current working directory, CWD) を変更するコンテキストマネージャです。

一時的にカレントディレクトリを変更する前に、カレントディレクトリに name という名前のディレクトリを作成します。 nameNone の場合は、一時ディレクトリは tempfile.mkdtemp() を使って作成されます。

quietFalse でカレントディレクトリの作成や変更ができない場合、例外を送出します。 それ以外の場合には、警告を出すだけで元のカレントディレクトリが使われます。

test.support.os_helper.temp_dir(path=None, quiet=False)

path に一時ディレクトリを作成し与えるコンテキストマネージャです。

If path is None, the temporary directory is created using tempfile.mkdtemp(). If quiet is False, the context manager raises an exception on error. Otherwise, if path is specified and cannot be created, only a warning is issued.

test.support.os_helper.temp_umask(umask)

一時的にプロセスの umask を設定するコンテキストマネージャ。

Call os.unlink() on filename. As with rmdir(), on Windows platforms, this is wrapped with a wait loop that checks for the existence of the file.

test.support.import_helper --- Utilities for import tests

The test.support.import_helper module provides support for import tests.

Added in version 3.10.

test.support.import_helper.forget(module_name)

モジュール名 module_namesys.modules から取り除き、モジュールのバイトコンパイル済みファイルを全て削除します。

test.support.import_helper.import_fresh_module(name, fresh=(), blocked=(), deprecated=False)

この関数は、 name で指定された Python モジュールを、インポート前に sys.modules から削除することで新規にインポートしてそのコピーを返します。 reload() 関数と違い、もとのモジュールはこの操作によって影響をうけません。

fresh は、同じようにインポート前に sys.modules から削除されるモジュール名の iterable です。

blocked もモジュール名のイテラブルで、インポート中にモジュールキャッシュ内でその名前を None に置き換えることで、そのモジュールをインポートしようとすると ImportError を発生させます。

指定されたモジュールと freshblocked 引数内のモジュール名はインポート前に保存され、フレッシュなインポートが完了したら sys.modules に戻されます。

deprecatedTrue の場合、インポート中はモジュールとパッケージの廃止メッセージが抑制されます。

指定したモジュールがインポートできなかった場合に、この関数は ImportError を送出します。

使用例:

# Get copies of the warnings module for testing without affecting the
# version being used by the rest of the test suite. One copy uses the
# C implementation, the other is forced to use the pure Python fallback
# implementation
py_warnings = import_fresh_module('warnings', blocked=['_warnings'])
c_warnings = import_fresh_module('warnings', fresh=['_warnings'])

Added in version 3.1.

test.support.import_helper.import_module(name, deprecated=False, *, required_on=())

この関数は name で指定されたモジュールをインポートして返します。通常のインポートと異なり、この関数はモジュールをインポートできなかった場合に unittest.SkipTest 例外を発生させます。

Module and package deprecation messages are suppressed during this import if deprecated is True. If a module is required on a platform but optional for others, set required_on to an iterable of platform prefixes which will be compared against sys.platform.

Added in version 3.1.

test.support.import_helper.modules_setup()

Return a copy of sys.modules.

test.support.import_helper.modules_cleanup(oldmodules)

Remove modules except for oldmodules and encodings in order to preserve internal cache.

test.support.import_helper.unload(name)

sys.modules から name を削除します。

test.support.import_helper.make_legacy_pyc(source)

Move a PEP 3147/PEP 488 pyc file to its legacy pyc location and return the file system path to the legacy pyc file. The source value is the file system path to the source file. It does not need to exist, however the PEP 3147/488 pyc file must exist.

class test.support.import_helper.CleanImport(*module_names)

A context manager to force import to return a new module reference. This is useful for testing module-level behaviors, such as the emission of a DeprecationWarning on import. Example usage:

with CleanImport('foo'):
    importlib.import_module('foo')  # New reference.
class test.support.import_helper.DirsOnSysPath(*paths)

A context manager to temporarily add directories to sys.path.

This makes a copy of sys.path, appends any directories given as positional arguments, then reverts sys.path to the copied settings when the context ends.

Note that all sys.path modifications in the body of the context manager, including replacement of the object, will be reverted at the end of the block.

test.support.warnings_helper --- Utilities for warnings tests

The test.support.warnings_helper module provides support for warnings tests.

Added in version 3.10.

test.support.warnings_helper.ignore_warnings(*, category)

Suppress warnings that are instances of category, which must be Warning or a subclass. Roughly equivalent to warnings.catch_warnings() with warnings.simplefilter('ignore', category=category). For example:

@warning_helper.ignore_warnings(category=DeprecationWarning)
def test_suppress_warning():
    # do something

Added in version 3.8.

test.support.warnings_helper.check_no_resource_warning(testcase)

Context manager to check that no ResourceWarning was raised. You must remove the object which may emit ResourceWarning before the end of the context manager.

test.support.warnings_helper.check_syntax_warning(testcase, statement, errtext='', *, lineno=1, offset=None)

Test for syntax warning in statement by attempting to compile statement. Test also that the SyntaxWarning is emitted only once, and that it will be converted to a SyntaxError when turned into error. testcase is the unittest instance for the test. errtext is the regular expression which should match the string representation of the emitted SyntaxWarning and raised SyntaxError. If lineno is not None, compares to the line of the warning and exception. If offset is not None, compares to the offset of the exception.

Added in version 3.8.

test.support.warnings_helper.check_warnings(*filters, quiet=True)

A convenience wrapper for warnings.catch_warnings() that makes it easier to test that a warning was correctly raised. It is approximately equivalent to calling warnings.catch_warnings(record=True) with warnings.simplefilter() set to always and with the option to automatically validate the results that are recorded.

check_warnings("message regexp", WarningCategory) の形をした 2要素タプルを位置引数として受け取ります。1つ以上の filters が与えられた場合や、オプションのキーワード引数 quietFalse の場合、警告が期待通りであるかどうかをチェックします。指定された各 filter は最低でも1回は囲われたコード内で発生した警告とマッチしなければテストが失敗しますし、指定されたどの filter ともマッチしない警告が発生してもテストが失敗します。前者のチェックを無効にするには、quietTrue にします。

引数が1つもない場合、デフォルトでは次のようになります:

check_warnings(("", Warning), quiet=True)

この場合、全ての警告は補足され、エラーは発生しません。

コンテキストマネージャーに入る時、 WarningRecorder インスタンスが返されます。このレコーダーオブジェクトの warnings 属性から、 catch_warnings() から得られる警告のリストを取得することができます。便利さのために、レコーダーオブジェクトから直接、一番最近に発生した警告を表すオブジェクトの属性にアクセスできます(以下にある例を参照してください)。警告が1つも発生しなかった場合、それらの全ての属性は None を返します。

レコーダーオブジェクトの reset() メソッドは警告リストをクリアします。

コンテキストマネージャーは次のようにして使います:

with check_warnings(("assertion is always true", SyntaxWarning),
                    ("", UserWarning)):
    exec('assert(False, "Hey!")')
    warnings.warn(UserWarning("Hide me!"))

この場合、どちらの警告も発生しなかった場合や、それ以外の警告が発生した場合は、 check_warnings() はエラーを発生させます。

警告が発生したかどうかだけでなく、もっと詳しいチェックが必要な場合は、次のようなコードになります:

with check_warnings(quiet=True) as w:
    warnings.warn("foo")
    assert str(w.args[0]) == "foo"
    warnings.warn("bar")
    assert str(w.args[0]) == "bar"
    assert str(w.warnings[0].args[0]) == "foo"
    assert str(w.warnings[1].args[0]) == "bar"
    w.reset()
    assert len(w.warnings) == 0

全ての警告をキャプチャし、テストコードがその警告を直接テストします。

バージョン 3.2 で変更: 新しいオプション引数 filtersquiet

class test.support.warnings_helper.WarningsRecorder

ユニットテスト時に warning を記録するためのクラスです。上の、 check_warnings() のドキュメントを参照してください。