ssl --- ソケットオブジェクト用の TLS/SSL ラッパー

Source code: Lib/ssl.py


このモジュールは Transport Layer Security ( "Secure Sockets Layer" という名前でよく知られています) 暗号化と、クライアントサイド、サーバサイド両方のネットワークソケットのためのピア認証の仕組みを提供しています。このモジュールは OpenSSL ライブラリを利用しています。 OpenSSL は、すべてのモダンな Unix システム、 Windows 、 macOS 、その他幾つかの OpenSSL がインストールされているプラットフォームで利用できます。

注釈

Some behavior may be platform dependent, since calls are made to the operating system socket APIs. The installed version of OpenSSL may also cause variations in behavior. For example, TLSv1.3 comes with OpenSSL version 1.1.1.

警告

セキュリティで考慮すべき点 を読まずにこのモジュールを使用しないでください。SSL のデフォルト設定はアプリケーションに十分ではないので、読まない場合はセキュリティに誤った意識を持ってしまうかもしれません。

Availability: not Emscripten, not WASI.

This module does not work or is not available on WebAssembly platforms wasm32-emscripten and wasm32-wasi. See WebAssembly プラットフォーム for more information.

このセクションでは、 ssl モジュールのオブジェクトと関数を解説します。 TLS, SSL, 証明書に関するより一般的な情報は、末尾にある "See Also" のセクションを参照してください。

This module provides a class, ssl.SSLSocket, which is derived from the socket.socket type, and provides a socket-like wrapper that also encrypts and decrypts the data going over the socket with SSL. It supports additional methods such as getpeercert(), which retrieves the certificate of the other side of the connection, and cipher(), which retrieves the cipher being used for the secure connection.

より洗練されたアプリケーションのために、 ssl.SSLContext クラスが設定と証明書の管理の助けとなるでしょう。それは SSLContext.wrap_socket() メソッドを通して SSL ソケットを作成することで引き継がれます。

バージョン 3.5.3 で変更: Updated to support linking with OpenSSL 1.1.0

バージョン 3.6 で変更: OpenSSL 0.9.8, 1.0.0, 1.0.1 は廃止されており、もはやサポートされていません。ssl モジュールは、将来的に OpenSSL 1.0.2 または 1.1.0 を必要とするようになります。

バージョン 3.10 で変更: PEP 644 has been implemented. The ssl module requires OpenSSL 1.1.1 or newer.

Use of deprecated constants and functions result in deprecation warnings.

関数、定数、例外

ソケットの作成

Instances of SSLSocket must be created using the SSLContext.wrap_socket() method. The helper function create_default_context() returns a new context with secure default settings.

Client socket example with default context and IPv4/IPv6 dual stack:

import socket
import ssl

hostname = 'www.python.org'
context = ssl.create_default_context()

with socket.create_connection((hostname, 443)) as sock:
    with context.wrap_socket(sock, server_hostname=hostname) as ssock:
        print(ssock.version())

Client socket example with custom context and IPv4:

hostname = 'www.python.org'
# PROTOCOL_TLS_CLIENT requires valid cert chain and hostname
context = ssl.SSLContext(ssl.PROTOCOL_TLS_CLIENT)
context.load_verify_locations('path/to/cabundle.pem')

with socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_STREAM, 0) as sock:
    with context.wrap_socket(sock, server_hostname=hostname) as ssock:
        print(ssock.version())

Server socket example listening on localhost IPv4:

context = ssl.SSLContext(ssl.PROTOCOL_TLS_SERVER)
context.load_cert_chain('/path/to/certchain.pem', '/path/to/private.key')

with socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_STREAM, 0) as sock:
    sock.bind(('127.0.0.1', 8443))
    sock.listen(5)
    with context.wrap_socket(sock, server_side=True) as ssock:
        conn, addr = ssock.accept()
        ...

コンテキストの作成

コンビニエンス関数が、共通の目的で使用される SSLContext オブジェクトを作成するのに役立ちます。

ssl.create_default_context(purpose=Purpose.SERVER_AUTH, cafile=None, capath=None, cadata=None)

新規の SSLContext オブジェクトを、与えられた purpose のデフォルト設定で返します。設定は ssl モジュールで選択され、通常は SSLContext のコンストラクタを直接呼び出すよりも高いセキュリティレベルを表現します。

cafile, capath, cadata は証明書の検証で信用するオプションの CA 証明書で、 SSLContext.load_verify_locations() のものと同じです。これら 3 つすべてが None であれば、この関数は代わりにシステムのデフォルトの CA 証明書を信用して選択することができます。

The settings are: PROTOCOL_TLS_CLIENT or PROTOCOL_TLS_SERVER, OP_NO_SSLv2, and OP_NO_SSLv3 with high encryption cipher suites without RC4 and without unauthenticated cipher suites. Passing SERVER_AUTH as purpose sets verify_mode to CERT_REQUIRED and either loads CA certificates (when at least one of cafile, capath or cadata is given) or uses SSLContext.load_default_certs() to load default CA certificates.

When keylog_filename is supported and the environment variable SSLKEYLOGFILE is set, create_default_context() enables key logging.

注釈

プロトコル、オプション、暗号方式その他の設定は、事前に非推奨の状態にすることなく、もっと制限の強い値に変更される場合があります。これらの値は、互換性と安全性との妥当なバランスをとって決められます。

もしもあなたのアプリケーションが特定の設定を必要とする場合、 SSLContext を作って自分自身で設定を適用すべきです。

注釈

ある種の古いクライアントやサーバが接続しようと試みてきた場合に、この関数で作られた SSLContext が "Protocol or cipher suite mismatch" で始まるエラーを起こすのを目撃したらそれは、この関数が OP_NO_SSLv3 を使って除外している SSL 3.0 しかサポートしていないのでしょう。SSL 3.0 は 完璧にぶっ壊れている ことが広く知られています。それでもまだこの関数を使って、ただし SSL 3.0 接続を許可したいと望むならば、これをこのように再有効化できます:

ctx = ssl.create_default_context(Purpose.CLIENT_AUTH)
ctx.options &= ~ssl.OP_NO_SSLv3

Added in version 3.4.

バージョン 3.4.4 で変更: デフォルトの暗号設定から RC4 が除かれました。

バージョン 3.6 で変更: デフォルトの暗号化文字列に ChaCha20/Poly1305 が追加されました。

デフォルトの暗号化文字列から 3DES が除かれました。

バージョン 3.8 で変更: Support for key logging to SSLKEYLOGFILE was added.

バージョン 3.10 で変更: The context now uses PROTOCOL_TLS_CLIENT or PROTOCOL_TLS_SERVER protocol instead of generic PROTOCOL_TLS.

例外

exception ssl.SSLError

(現在のところ OpenSSL ライブラリによって提供されている)下層の SSL 実装からのエラーを伝えるための例外です。このエラーは、低レベルなネットワークの上に載っている、高レベルな暗号化と認証レイヤーでの問題を通知します。このエラーは OSError のサブタイプです。 SSLError インスタンスのエラーコードとメッセージは OpenSSL ライブラリによるものです。

バージョン 3.3 で変更: SSLError は以前は socket.error のサブタイプでした。

library

エラーが起こった OpenSSL サブモジュールを示すニーモニック文字列で、 SSL, PEM, X509 などです。取り得る値は OpenSSL のバージョンに依存します。

Added in version 3.3.

reason

エラーが起こった原因を示すニーモニック文字列で、 CERTIFICATE_VERIFY_FAILED などです。取り得る値は OpenSSL のバージョンに依存します。

Added in version 3.3.

exception ssl.SSLZeroReturnError

読み出しあるいは書き込みを試みようとした際に SSL コネクションが行儀よく閉じられてしまった場合に送出される SSLError サブクラス例外です。これは下層の転送(read TCP)が閉じたことは意味しないことに注意してください。

Added in version 3.3.

exception ssl.SSLWantReadError

読み出しあるいは書き込みを試みようとした際に、リクエストが遂行される前に下層の TCP 転送で受け取る必要があるデータが不足した場合に non-blocking SSL socket によって送出される SSLError サブクラス例外です。

Added in version 3.3.

exception ssl.SSLWantWriteError

読み出しあるいは書き込みを試みようとした際に、リクエストが遂行される前に下層の TCP 転送が送信する必要があるデータが不足した場合に non-blocking SSL socket によって送出される SSLError サブクラス例外です。

Added in version 3.3.

exception ssl.SSLSyscallError

SSL ソケット上で操作を遂行しようとしていてシステムエラーが起こった場合に送出される SSLError サブクラス例外です。残念ながら元となった errno 番号を調べる簡単な方法はありません。

Added in version 3.3.

exception ssl.SSLEOFError

SSL コネクションが唐突に打ち切られた際に送出される SSLError サブクラス例外です。一般的に、このエラーが起こったら下層の転送を再利用しようと試みるべきではありません。

Added in version 3.3.

exception ssl.SSLCertVerificationError

A subclass of SSLError raised when certificate validation has failed.

Added in version 3.7.

verify_code

A numeric error number that denotes the verification error.

verify_message

A human readable string of the verification error.

exception ssl.CertificateError

SSLCertVerificationError の別名です。

バージョン 3.7 で変更: 例外は SSLCertVerificationError の別名になりました。

乱数生成

ssl.RAND_bytes(num)

暗号学的に強固な擬似乱数の num バイトを返します。擬似乱数生成器に十分なデータでシードが与えられていない場合や、現在の RANDOM メソッドに操作がサポートされていない場合は SSLError を送出します。 RAND_status() を使って擬似乱数生成器の状態をチェックできます。 RAND_add() を使って擬似乱数生成器にシードを与えることができます。

ほとんどすべてのアプリケーションでは os.urandom() が望ましいです。

暗号論的に強い擬似乱数生成器に要求されることについては Wikipedia の記事 Cryptographically secure pseudorandom number generator (CSPRNG) (日本語版: 暗号論的擬似乱数生成器) を参照してください。

Added in version 3.3.

ssl.RAND_status()

SSL 擬似乱数生成器が十分なランダム性(randomness)を受け取っている時に True を、それ以外の場合は False を返します。 ssl.RAND_egd()ssl.RAND_add() を使って擬似乱数生成機にランダム性を加えることができます。

ssl.RAND_add(bytes, entropy)

Mix the given bytes into the SSL pseudo-random number generator. The parameter entropy (a float) is a lower bound on the entropy contained in string (so you can always use 0.0). See RFC 1750 for more information on sources of entropy.

バージョン 3.5 で変更: 書き込み可能な bytes-like object を使用できるようになりました。

証明書の取り扱い

ssl.cert_time_to_seconds(cert_time)

cert_time として証明書内の "notBefore" や "notAfter" の "%b %d %H:%M:%S %Y %Z" strptime フォーマット (C locale) 日付を渡すと、エポックからの積算秒を返します。

例です。 :

>>> import ssl
>>> timestamp = ssl.cert_time_to_seconds("Jan  5 09:34:43 2018 GMT")
>>> timestamp  
1515144883
>>> from datetime import datetime
>>> print(datetime.utcfromtimestamp(timestamp))  
2018-01-05 09:34:43

"notBefore" や "notAfter" の日付には GMT を使わなければなりません(RFC 5280)。

バージョン 3.5 で変更: 入力文字列に指定された 'GMT' タイムゾーンを UTC として解釈するようになりました。以前はローカルタイムで解釈していました。また、整数を返すようになりました(入力に含まれる秒の端数を含まない)。

ssl.get_server_certificate(addr, ssl_version=PROTOCOL_TLS_CLIENT, ca_certs=None[, timeout])

Given the address addr of an SSL-protected server, as a (hostname, port-number) pair, fetches the server's certificate, and returns it as a PEM-encoded string. If ssl_version is specified, uses that version of the SSL protocol to attempt to connect to the server. If ca_certs is specified, it should be a file containing a list of root certificates, the same format as used for the cafile parameter in SSLContext.load_verify_locations(). The call will attempt to validate the server certificate against that set of root certificates, and will fail if the validation attempt fails. A timeout can be specified with the timeout parameter.

バージョン 3.3 で変更: この関数はIPv6互換になりました。

バージョン 3.5 で変更: ssl_version のデフォルトが、最近のサーバへの最大限の互換性のために PROTOCOL_SSLv3 から PROTOCOL_TLS に変更されました。

バージョン 3.10 で変更: timeout 引数が追加されました。

ssl.DER_cert_to_PEM_cert(DER_cert_bytes)

DERエンコードされたバイト列として与えられた証明書から、 PEMエンコードされたバージョンの同じ証明書を返します。

ssl.PEM_cert_to_DER_cert(PEM_cert_string)

PEM 形式のASCII文字列として与えられた証明書から、同じ証明書をDERエンコードしたバイト列を返します。

ssl.get_default_verify_paths()

OpenSSL デフォルトの cafile, capath を指すパスを名前付きタプルで返します。パスは SSLContext.set_default_verify_paths() で使われるものと同じです。戻り値は named tuple DefaultVerifyPaths です:

  • cafile - cafile の解決済みパス、またはファイルが存在しない場合は None

  • capath - capath の解決済みパス、またはディレクトリが存在しない場合は None

  • openssl_cafile_env - cafile を指す OpenSSL の環境変数

  • openssl_cafile - OpenSSL にハードコードされた cafile のパス

  • openssl_capath_env - capath を指す OpenSSL の環境変数

  • openssl_capath - OpenSSL にハードコードされた capath のパス

Added in version 3.4.

ssl.enum_certificates(store_name)

Windows のシステム証明書ストアより証明書を抽出します。 store_nameCA, ROOT, MY のうちどれか一つでしょう。Windows は追加の証明書ストアを提供しているかもしれません。

この関数はタプル (cert_bytes, encoding_type, trust) のリストで返します。encoding_type は cert_bytes のエンコーディングを表します。X.509 ASN.1 に対する x509_asn か PKCS#7 ASN.1 データに対する pkcs_7_asn のいずれかです。trust は、証明書の目的を、OIDS を内容に持つ set として表すか、または証明書がすべての目的で信頼できるならば True です。

以下はプログラム例です:

>>> ssl.enum_certificates("CA")
[(b'data...', 'x509_asn', {'1.3.6.1.5.5.7.3.1', '1.3.6.1.5.5.7.3.2'}),
 (b'data...', 'x509_asn', True)]

利用可能な環境: Windows 。

Added in version 3.4.

ssl.enum_crls(store_name)

Windows のシステム証明書ストアより CRLs を抽出します。 store_nameCA, ROOT, MY のうちどれか一つでしょう。Windows は追加の証明書ストアを提供しているかもしれません。

この関数はタプル (cert_bytes, encoding_type, trust) のリストで返します。encoding_type は cert_bytes のエンコーディングを表します。X.509 ASN.1 に対する x509_asn か PKCS#7 ASN.1 データに対する pkcs_7_asn のいずれかです。

利用可能な環境: Windows 。

Added in version 3.4.

定数

すべての定数が enum.IntEnum コレクションまたは enum.IntFlag コレクションになりました。

Added in version 3.6.

ssl.CERT_NONE

Possible value for SSLContext.verify_mode. Except for PROTOCOL_TLS_CLIENT, it is the default mode. With client-side sockets, just about any cert is accepted. Validation errors, such as untrusted or expired cert, are ignored and do not abort the TLS/SSL handshake.

In server mode, no certificate is requested from the client, so the client does not send any for client cert authentication.

このドキュメントの下の方の、 セキュリティで考慮すべき点 に関する議論を参照してください。

ssl.CERT_OPTIONAL

Possible value for SSLContext.verify_mode. In client mode, CERT_OPTIONAL has the same meaning as CERT_REQUIRED. It is recommended to use CERT_REQUIRED for client-side sockets instead.

In server mode, a client certificate request is sent to the client. The client may either ignore the request or send a certificate in order perform TLS client cert authentication. If the client chooses to send a certificate, it is verified. Any verification error immediately aborts the TLS handshake.

Use of this setting requires a valid set of CA certificates to be passed to SSLContext.load_verify_locations().

ssl.CERT_REQUIRED

Possible value for SSLContext.verify_mode. In this mode, certificates are required from the other side of the socket connection; an SSLError will be raised if no certificate is provided, or if its validation fails. This mode is not sufficient to verify a certificate in client mode as it does not match hostnames. check_hostname must be enabled as well to verify the authenticity of a cert. PROTOCOL_TLS_CLIENT uses CERT_REQUIRED and enables check_hostname by default.

With server socket, this mode provides mandatory TLS client cert authentication. A client certificate request is sent to the client and the client must provide a valid and trusted certificate.

Use of this setting requires a valid set of CA certificates to be passed to SSLContext.load_verify_locations().

class ssl.VerifyMode

CERT_* 定数の enum.IntEnum コレクションです。

Added in version 3.6.

ssl.VERIFY_DEFAULT

SSLContext.verify_flags に渡せる値です。このモードでは、証明書失効リスト(CRLs)はチェックされません。デフォルトでは OpenSSL は CRLs を必要ともしませんし検証にも使いません。

Added in version 3.4.

ssl.VERIFY_CRL_CHECK_LEAF

SSLContext.verify_flags に渡せる値です。このモードでは、接続先の証明書のみがチェックされ、仲介の CA 証明書はチェックされません。接続先証明書の発行者(その CA の直接の祖先)によって署名された妥当な CRL が必要です。 SSLContext.load_verify_locations で相応しい CRL をロードしていなければ、検証は失敗します。

Added in version 3.4.

ssl.VERIFY_CRL_CHECK_CHAIN

SSLContext.verify_flags に渡せる値です。このモードでは、接続先の証明書チェイン内のすべての証明書についての CRLs がチェックされます。

Added in version 3.4.

ssl.VERIFY_X509_STRICT

SSLContext.verify_flags に渡せる値で、壊れた X.509 証明書に対するワークアラウンドを無効にします。

Added in version 3.4.

ssl.VERIFY_ALLOW_PROXY_CERTS

Possible value for SSLContext.verify_flags to enables proxy certificate verification.

Added in version 3.10.

ssl.VERIFY_X509_TRUSTED_FIRST

SSLContext.verify_flags に渡せる値です。OpenSSL に対し、証明書検証のために信頼チェインを構築する際、信頼できる証明書を選ぶように指示します。これはデフォルトで有効にされています。

Added in version 3.4.4.

ssl.VERIFY_X509_PARTIAL_CHAIN

Possible value for SSLContext.verify_flags. It instructs OpenSSL to accept intermediate CAs in the trust store to be treated as trust-anchors, in the same way as the self-signed root CA certificates. This makes it possible to trust certificates issued by an intermediate CA without having to trust its ancestor root CA.

Added in version 3.10.

class ssl.VerifyFlags

VERIFY_* 定数の enum.IntFlag コレクションです。

Added in version 3.6.

ssl.PROTOCOL_TLS

クライアントとサーバの両方がサポートするプロトコルバージョンのうち、最も大きなものを選択します。名前に反して、このオプションは "SSL" と "TLS" プロトコルのいずれも選択できます。

Added in version 3.6.

バージョン 3.10 で非推奨: TLS clients and servers require different default settings for secure communication. The generic TLS protocol constant is deprecated in favor of PROTOCOL_TLS_CLIENT and PROTOCOL_TLS_SERVER.

ssl.PROTOCOL_TLS_CLIENT

Auto-negotiate the highest protocol version that both the client and server support, and configure the context client-side connections. The protocol enables CERT_REQUIRED and check_hostname by default.

Added in version 3.6.

ssl.PROTOCOL_TLS_SERVER

Auto-negotiate the highest protocol version that both the client and server support, and configure the context server-side connections.

Added in version 3.6.

ssl.PROTOCOL_SSLv23

PROTOCOL_TLS のエイリアスです。

バージョン 3.6 で非推奨: 代わりに PROTOCOL_TLS を使用してください。

ssl.PROTOCOL_SSLv3

チャンネル暗号化プロトコルとしてSSLバージョン3を選択します。

このプロトコルは、 OpenSSL が no-ssl3 オプションをつけてコンパイルされている場合には利用できません。

警告

SSL version 3 は非セキュアです。このプロトコルは強く非推奨です。

バージョン 3.6 で非推奨: OpenSSL has deprecated all version specific protocols. Use the default protocol PROTOCOL_TLS_SERVER or PROTOCOL_TLS_CLIENT with SSLContext.minimum_version and SSLContext.maximum_version instead.

ssl.PROTOCOL_TLSv1

チャンネル暗号化プロトコルとしてTLSバージョン1.0を選択します。

バージョン 3.6 で非推奨: OpenSSL has deprecated all version specific protocols.

ssl.PROTOCOL_TLSv1_1

チャンネル暗号化プロトコルとしてTLSバージョン1.1を選択します。 openssl version 1.0.1+ のみで利用可能です。

Added in version 3.4.

バージョン 3.6 で非推奨: OpenSSL has deprecated all version specific protocols.

ssl.PROTOCOL_TLSv1_2

チャンネル暗号化プロトコルとしてTLSバージョン 1.2 を選択します。 openssl version 1.0.1+ のみで利用可能です。

Added in version 3.4.

バージョン 3.6 で非推奨: OpenSSL has deprecated all version specific protocols.

ssl.OP_ALL

相手にする SSL 実装のさまざまなバグを回避するためのワークアラウンドを有効にします。このオプションはデフォルトで有効です。これを有効にする場合 OpenSSL 用の同じ意味のフラグ SSL_OP_ALL をセットする必要はありません。

Added in version 3.2.

ssl.OP_NO_SSLv2

SSLv2 接続が行われないようにします。このオプションは PROTOCOL_TLS と組み合わされている場合にのみ適用されます。ピアがプロトコルバージョンとして SSLv2 を選択しないようにします。

Added in version 3.2.

バージョン 3.6 で非推奨: SSLv2 は非推奨です

ssl.OP_NO_SSLv3

SSLv3 接続が行われないようにします。このオプションは PROTOCOL_TLS と組み合わされている場合にのみ適用されます。ピアがプロトコルバージョンとして SSLv3 を選択しないようにします。

Added in version 3.2.

バージョン 3.6 で非推奨: SSLv3 は非推奨です

ssl.OP_NO_TLSv1

TLSv1 接続が行われないようにします。このオプションは PROTOCOL_TLS と組み合わされている場合にのみ適用されます。ピアがプロトコルバージョンとして TLSv1 を選択しないようにします。

Added in version 3.2.

バージョン 3.7 で非推奨: The option is deprecated since OpenSSL 1.1.0, use the new SSLContext.minimum_version and SSLContext.maximum_version instead.

ssl.OP_NO_TLSv1_1

TLSv1.1 接続が行われないようにします。このオプションは PROTOCOL_TLS と組み合わされている場合にのみ適用されます。ピアがプロトコルバージョンとして TLSv1.1 を選択しないようにします。openssl バージョン 1.0.1 以降でのみ利用できます。

Added in version 3.4.

バージョン 3.7 で非推奨: The option is deprecated since OpenSSL 1.1.0.

ssl.OP_NO_TLSv1_2

TLSv1.2 接続が行われないようにします。このオプションは PROTOCOL_TLS と組み合わされている場合にのみ適用されます。ピアがプロトコルバージョンとして TLSv1.2 を選択しないようにします。openssl バージョン 1.0.1 以降でのみ利用できます。

Added in version 3.4.

バージョン 3.7 で非推奨: The option is deprecated since OpenSSL 1.1.0.

ssl.OP_NO_TLSv1_3

Prevents a TLSv1.3 connection. This option is only applicable in conjunction with PROTOCOL_TLS. It prevents the peers from choosing TLSv1.3 as the protocol version. TLS 1.3 is available with OpenSSL 1.1.1 or later. When Python has been compiled against an older version of OpenSSL, the flag defaults to 0.

Added in version 3.6.3.

バージョン 3.7 で非推奨: The option is deprecated since OpenSSL 1.1.0. It was added to 2.7.15 and 3.6.3 for backwards compatibility with OpenSSL 1.0.2.

ssl.OP_NO_RENEGOTIATION

Disable all renegotiation in TLSv1.2 and earlier. Do not send HelloRequest messages, and ignore renegotiation requests via ClientHello.

このオプションは OpenSSL 1.1.0h 以降のみで使用できます。

Added in version 3.7.

ssl.OP_CIPHER_SERVER_PREFERENCE

暗号の優先順位として、クライアントのものではなくサーバのものを使います。このオプションはクライアントソケットと SSLv2 のサーバソケットでは効果はありません。

Added in version 3.3.

ssl.OP_SINGLE_DH_USE

Prevents reuse of the same DH key for distinct SSL sessions. This improves forward secrecy but requires more computational resources. This option only applies to server sockets.

Added in version 3.3.

ssl.OP_SINGLE_ECDH_USE

Prevents reuse of the same ECDH key for distinct SSL sessions. This improves forward secrecy but requires more computational resources. This option only applies to server sockets.

Added in version 3.3.

ssl.OP_ENABLE_MIDDLEBOX_COMPAT

Send dummy Change Cipher Spec (CCS) messages in TLS 1.3 handshake to make a TLS 1.3 connection look more like a TLS 1.2 connection.

このオプションは OpenSSL 1.1.1 以降のみで使用できます。

Added in version 3.8.

ssl.OP_NO_COMPRESSION

SSL チャネルでの圧縮を無効にします。これはアプリケーションのプロトコルが自身の圧縮方法をサポートする場合に有用です。

Added in version 3.3.

class ssl.Options

OP_* 定数の enum.IntFlag コレクションです。

ssl.OP_NO_TICKET

クライアントサイドがセッションチケットをリクエストしないようにします。

Added in version 3.6.

ssl.OP_IGNORE_UNEXPECTED_EOF

Ignore unexpected shutdown of TLS connections.

このオプションは OpenSSL 3.0.0以降のみで使用できます。

Added in version 3.10.

ssl.OP_ENABLE_KTLS

Enable the use of the kernel TLS. To benefit from the feature, OpenSSL must have been compiled with support for it, and the negotiated cipher suites and extensions must be supported by it (a list of supported ones may vary by platform and kernel version).

Note that with enabled kernel TLS some cryptographic operations are performed by the kernel directly and not via any available OpenSSL Providers. This might be undesirable if, for example, the application requires all cryptographic operations to be performed by the FIPS provider.

このオプションは OpenSSL 3.0.0以降のみで使用できます。

Added in version 3.12.

ssl.OP_LEGACY_SERVER_CONNECT

Allow legacy insecure renegotiation between OpenSSL and unpatched servers only.

Added in version 3.12.

ssl.HAS_ALPN

OpenSSL ライブラリが、組み込みで RFC 7301 で記述されている Application-Layer Protocol Negotiation TLS 拡張をサポートしているかどうか。

Added in version 3.5.

ssl.HAS_NEVER_CHECK_COMMON_NAME

Whether the OpenSSL library has built-in support not checking subject common name and SSLContext.hostname_checks_common_name is writeable.

Added in version 3.7.

ssl.HAS_ECDH

OpenSSL ライブラリが、組み込みの楕円曲線ディフィー・ヘルマン鍵共有をサポートしているかどうか。これは、ディストリビュータが明示的に無効にしていない限りは、真であるはずです。

Added in version 3.3.

ssl.HAS_SNI

OpenSSL ライブラリが、組み込みで (RFC 6066 で記述されている) Server Name Indication 拡張をサポートしているかどうか。

Added in version 3.2.

ssl.HAS_NPN

OpenSSL ライブラリが、組み込みで、Application Layer Protocol Negotiation で記述されている Next Protocol Negotiation をサポートしているかどうか。 true であれば、サポートしたいプロトコルを SSLContext.set_npn_protocols() メソッドで提示することができます。

Added in version 3.3.

ssl.HAS_SSLv2

OpenSSL ライブラリが、組み込みで SSL 2.0 プロトコルをサポートしているかどうか。

Added in version 3.7.

ssl.HAS_SSLv3

OpenSSL ライブラリが、組み込みで SSL 3.0 プロトコルをサポートしているかどうか。

Added in version 3.7.

ssl.HAS_TLSv1

OpenSSL ライブラリが、組み込みで TLS 1.0 プロトコルをサポートしているかどうか。

Added in version 3.7.

ssl.HAS_TLSv1_1

OpenSSL ライブラリが、組み込みで TLS 1.1 プロトコルをサポートしているかどうか。

Added in version 3.7.

ssl.HAS_TLSv1_2

OpenSSL ライブラリが、組み込みで TLS 1.2 プロトコルをサポートしているかどうか。

Added in version 3.7.

ssl.HAS_TLSv1_3

OpenSSL ライブラリが、組み込みで TLS 1.3 プロトコルをサポートしているかどうか。

Added in version 3.7.

ssl.CHANNEL_BINDING_TYPES

サポートされている TLS のチャネルバインディングのタイプのリスト。リスト内の文字列は SSLSocket.get_channel_binding() の引数に渡せます。

Added in version 3.3.

ssl.OPENSSL_VERSION

インタプリタによってロードされた OpenSSL ライブラリのバージョン文字列:

>>> ssl.OPENSSL_VERSION
'OpenSSL 1.0.2k  26 Jan 2017'

Added in version 3.2.

ssl.OPENSSL_VERSION_INFO

OpenSSL ライブラリのバージョン情報を表す5つの整数のタプル:

>>> ssl.OPENSSL_VERSION_INFO
(1, 0, 2, 11, 15)

Added in version 3.2.

ssl.OPENSSL_VERSION_NUMBER

1つの整数の形式の、 OpenSSL ライブラリの生のバージョン番号:

>>> ssl.OPENSSL_VERSION_NUMBER
268443839
>>> hex(ssl.OPENSSL_VERSION_NUMBER)
'0x100020bf'

Added in version 3.2.

ssl.ALERT_DESCRIPTION_HANDSHAKE_FAILURE
ssl.ALERT_DESCRIPTION_INTERNAL_ERROR
ALERT_DESCRIPTION_*

RFC 5246 その他からのアラートの種類です。 IANA TLS Alert Registry にはこのリストとその意味が定義された RFC へのリファレンスが含まれています。

SSLContext.set_servername_callback() でのコールバック関数の戻り値として使われます。

Added in version 3.4.

class ssl.AlertDescription

ALERT_DESCRIPTION_* 定数の enum.IntEnum コレクションです。

Added in version 3.6.

Purpose.SERVER_AUTH

create_default_context()SSLContext.load_default_certs() に渡すオプションです。この値はコンテキストが web サーバの認証に使われることを示します (ですので、クライアントサイドのソケットを作るのに使うことになるでしょう)。

Added in version 3.4.

Purpose.CLIENT_AUTH

create_default_context()SSLContext.load_default_certs() に渡すオプションです。この値はコンテキストが web クライアントの認証に使われることを示します (ですので、サーバサイドのソケットを作るのに使うことになるでしょう)。

Added in version 3.4.

class ssl.SSLErrorNumber

SSL_ERROR_* 定数の enum.IntEnum コレクションです。

Added in version 3.6.

class ssl.TLSVersion

enum.IntEnum collection of SSL and TLS versions for SSLContext.maximum_version and SSLContext.minimum_version.

Added in version 3.7.

TLSVersion.MINIMUM_SUPPORTED
TLSVersion.MAXIMUM_SUPPORTED

The minimum or maximum supported SSL or TLS version. These are magic constants. Their values don't reflect the lowest and highest available TLS/SSL versions.

TLSVersion.SSLv3
TLSVersion.TLSv1
TLSVersion.TLSv1_1
TLSVersion.TLSv1_2
TLSVersion.TLSv1_3

SSL 3.0 to TLS 1.3.

バージョン 3.10 で非推奨: All TLSVersion members except TLSVersion.TLSv1_2 and TLSVersion.TLSv1_3 are deprecated.

SSL ソケット

class ssl.SSLSocket(socket.socket)

SSL ソケットは socket オブジェクト の以下のメソッドを提供します:

SSL(およびTLS)プロトコルは TCP の上に独自の枠組みを持っているので、SSLソケットの抽象化は、いくつかの点で通常の OSレベルのソケットの仕様から逸脱することがあります。特に ノンブロッキングソケットについての注釈 を参照してください。

SSLSocket のインスタンスは SSLContext.wrap_socket() メソッドを使用して作成されなければなりません。

バージョン 3.5 で変更: sendfile() メソッドが追加されました。

バージョン 3.5 で変更: shutdown() は、バイトが送受信されるたびにソケットのタイムアウトをリセットしません。ソケットのタイムアウトは、シャットダウンの最大合計時間になりました。

バージョン 3.6 で非推奨: SSLSocket インスタンスを直接作成することは非推奨です。ソケットをラップするために SSLContext.wrap_socket() を使用してください。

バージョン 3.7 で変更: SSLSocket instances must to created with wrap_socket(). In earlier versions, it was possible to create instances directly. This was never documented or officially supported.

バージョン 3.10 で変更: Python now uses SSL_read_ex and SSL_write_ex internally. The functions support reading and writing of data larger than 2 GB. Writing zero-length data no longer fails with a protocol violation error.

SSL ソケットには、以下に示す追加のメソッドと属性もあります:

SSLSocket.read(len=1024, buffer=None)

SSL ソケットからデータの len バイトまでを読み出し、読み出した結果を bytes インスタンスで返します。 buffer を指定すると、結果は代わりに buffer に読み込まれ、読み込んだバイト数を返します。

ソケットが non-blocking で読み出しがブロックすると、 SSLWantReadError もしくは SSLWantWriteError が送出されます。

再ネゴシエーションがいつでも可能なので、 read() の呼び出しは書き込み操作も引き起こしえます。

バージョン 3.5 で変更: ソケットのタイムアウトは、バイトが送受信されるたびにリセットされなくなりました。ソケットのタイムアウトは、最大 len バイトを読むのにかかる最大合計時間になりました。

バージョン 3.6 で非推奨: read() の代わりに recv() を使用してください。

SSLSocket.write(buf)

buf を SSL ソケットに書き込み、書き込んだバイト数を返します。 buf 引数はバッファインターフェイスをサポートするオブジェクトでなければなりません。

ソケットが non-blocking で書き込みがブロックすると、 SSLWantReadError もしくは SSLWantWriteError が送出されます。

再ネゴシエーションがいつでも可能なので、 write() の呼び出しは読み出し操作も引き起こしえます。

バージョン 3.5 で変更: ソケットのタイムアウトは、バイトが送受信されるたびにリセットされなくなりました。ソケットのタイムアウトは、buf を書き込むのにかかる最大合計時間になりました。

バージョン 3.6 で非推奨: write() の代わりに send() を使用してください。

注釈

read(), write() メソッドは下位レベルのメソッドであり、暗号化されていないアプリケーションレベルのデータを読み書きし、それを復号/暗号化して暗号化された書き込みレベルのデータにします。これらのメソッドはアクティブな SSL 接続つまり、ハンドシェイクが完了していて、 SSLSocket.unwrap() が呼ばれていないことを必要とします。

通常はこれらのメソッドの代わりに recv()send() のようなソケット API メソッドを使うべきです。

SSLSocket.do_handshake()

SSL セットアップのハンドシェイクを実行します。

バージョン 3.4 で変更: ソケットの context の属性 check_hostname が真の場合に、ハンドシェイクメソッドが match_hostname() を実行するようになりました。

バージョン 3.5 で変更: ソケットのタイムアウトは、バイトが送受信されるたびにリセットされなくなりました。ソケットのタイムアウトは、ハンドシェイクにかかる最大合計時間になりました。

バージョン 3.7 で変更: Hostname or IP address is matched by OpenSSL during handshake. The function match_hostname() is no longer used. In case OpenSSL refuses a hostname or IP address, the handshake is aborted early and a TLS alert message is sent to the peer.

SSLSocket.getpeercert(binary_form=False)

接続先に証明書が無い場合、 None を返します。SSL ハンドシェイクがまだ行われていない場合は、 ValueError が送出されます。

binary_formFalse で接続先から証明書を取得した場合、このメソッドは dict のインスタンスを返します。証明書が認証されていない場合、辞書は空です。証明書が認証されていた場合いくつかのキーを持った辞書を返し、 subject (証明書が発行された principal), issuer (証明書を発行した principal) を含みます。証明書が Subject Alternative Name 拡張(RFC 3280 を参照)のインスタンスを格納していた場合、 subjectAltName キーも辞書に含まれます。

subject, issuer フィールドは、証明書のそれぞれのフィールドについてのデータ構造で与えられる RDN (relative distinguishued name) のシーケンスを格納したタプルで、各 RDN は name-value ペアのシーケンスです。現実世界での例をお見せします:

{'issuer': ((('countryName', 'IL'),),
            (('organizationName', 'StartCom Ltd.'),),
            (('organizationalUnitName',
              'Secure Digital Certificate Signing'),),
            (('commonName',
              'StartCom Class 2 Primary Intermediate Server CA'),)),
 'notAfter': 'Nov 22 08:15:19 2013 GMT',
 'notBefore': 'Nov 21 03:09:52 2011 GMT',
 'serialNumber': '95F0',
 'subject': ((('description', '571208-SLe257oHY9fVQ07Z'),),
             (('countryName', 'US'),),
             (('stateOrProvinceName', 'California'),),
             (('localityName', 'San Francisco'),),
             (('organizationName', 'Electronic Frontier Foundation, Inc.'),),
             (('commonName', '*.eff.org'),),
             (('emailAddress', 'hostmaster@eff.org'),)),
 'subjectAltName': (('DNS', '*.eff.org'), ('DNS', 'eff.org')),
 'version': 3}

binary_form 引数が True だった場合、証明書が渡されていればこのメソッドはDERエンコードされた証明書全体をバイト列として返し、接続先が証明書を提示しなかった場合は None を返します。接続先が証明書を提供するかどうかは SSL ソケットの役割に依存します:

  • クライアント SSL ソケットでは、認証が要求されているかどうかに関わらず、サーバは常に証明書を提供します。

  • サーバ SSL ソケットでは、クライアントはサーバによって認証が要求されている場合にのみ証明書を提供します。したがって、 (CERT_OPTIONALCERT_REQUIRED ではなく) CERT_NONE を使用した場合 getpeercert()None を返します。

See also SSLContext.check_hostname.

バージョン 3.2 で変更: 返される辞書に issuer, notBefore のような追加アイテムを含むようになりました。

バージョン 3.4 で変更: ハンドシェイクが済んでいなければ ValueError を投げるようになりました。返される辞書に crlDistributionPoints, caIssuers, OCSP URI のような X509v3 拡張アイテムを含むようになりました。

バージョン 3.9 で変更: IPv6 address strings no longer have a trailing new line.

SSLSocket.cipher()

利用されている暗号の名前、その暗号の利用を定義しているSSLプロトコルのバージョン、利用されている鍵のbit長の3つの値を含むタプルを返します。もし接続が確立されていない場合、 None を返します。

SSLSocket.shared_ciphers()

クライアントとサーバーの両方で利用できる暗号方式のリストを返します。返されるリストの各要素は 3つの値を含むタプルで、その値はそれぞれ、暗号方式の名前、その暗号の利用を定義している SSL プロトコルのバージョン、暗号で使用される秘密鍵のビット長です。接続が確立されていないか、ソケットがクライアントソケットである場合、meth:~SSLSocket.shared_ciphersNone を返します。

Added in version 3.5.

SSLSocket.compression()

使われている圧縮アルゴリズムを文字列で返します。接続が圧縮されていなければ None を返します。

上位レベルのプロトコルが自身で圧縮メカニズムをサポートする場合、SSL レベルでの圧縮を OP_NO_COMPRESSION を使って無効にできます。

Added in version 3.3.

SSLSocket.get_channel_binding(cb_type='tls-unique')

現在の接続におけるチャネルバインディングのデータを取得します。未接続あるいはハンドシェイクが完了していなければ None を返します。

cb_type パラメータにより、望みのチャネルバインディングのタイプを選択できます。チャネルバインディングのタイプの妥当なものは CHANNEL_BINDING_TYPES でリストされています。現在のところは RFC 5929 で定義されている 'tls-unique' のみがサポートされています。未サポートのチャネルバインディングのタイプが要求された場合、 ValueError を送出します。

Added in version 3.3.

SSLSocket.selected_alpn_protocol()

TLS ハンドシェイクで選択されたプロトコルを返します。 SSLContext.set_alpn_protocols() が呼ばれていない場合、相手側が ALPN をサポートしていない場合、クライアントが提案したプロトコルのどれもソケットがサポートしない場合、あるいはハンドシェイクがまだ行われていない場合には、 None が返されます。

Added in version 3.5.

SSLSocket.selected_npn_protocol()

TLS/SSL ハンドシェイクで選択された上位レベルのプロトコルを返します。 SSLContext.set_npn_protocols() が呼ばれていない場合、相手側が NPN をサポートしていない場合、あるいはハンドシェイクがまだ行われていない場合には、 None が返されます。

Added in version 3.3.

バージョン 3.10 で非推奨: NPN has been superseded by ALPN

SSLSocket.unwrap()

SSLシャットダウンハンドシェイクを実行します。これは下位レイヤーのソケットからTLSレイヤーを取り除き、下位レイヤーのソケットオブジェクトを返します。これは暗号化されたオペレーションから暗号化されていない接続に移行するときに利用されます。以降の通信には、オリジナルのソケットではなくこのメソッドが返したソケットのみを利用するべきです。

SSLSocket.verify_client_post_handshake()

Requests post-handshake authentication (PHA) from a TLS 1.3 client. PHA can only be initiated for a TLS 1.3 connection from a server-side socket, after the initial TLS handshake and with PHA enabled on both sides, see SSLContext.post_handshake_auth.

The method does not perform a cert exchange immediately. The server-side sends a CertificateRequest during the next write event and expects the client to respond with a certificate on the next read event.

If any precondition isn't met (e.g. not TLS 1.3, PHA not enabled), an SSLError is raised.

注釈

Only available with OpenSSL 1.1.1 and TLS 1.3 enabled. Without TLS 1.3 support, the method raises NotImplementedError.

Added in version 3.8.

SSLSocket.version()

コネクションによって実際にネゴシエイトされた SSL プロトコルバージョンを文字列で、または、セキュアなコネクションが確立していなければ None を返します。これを書いている時点では、 "SSLv2", "SSLv3", "TLSv1", "TLSv1.1", "TLSv1.2" などが返ります。最新の OpenSSL はもっと色々な値を定義しているかもしれません。

Added in version 3.5.

SSLSocket.pending()

接続において既に復号済みで読み出し可能で保留になっているバイト列の数を返します。

SSLSocket.context

The SSLContext object this SSL socket is tied to.

Added in version 3.2.

SSLSocket.server_side

サーバサイドのソケットに対して True 、クライアントサイドのソケットに対して False となる真偽値です。

Added in version 3.2.

SSLSocket.server_hostname

サーバのホスト名: str 型、またはサーバサイドのソケットの場合とコンストラクタで hostname が指定されなかった場合は None

Added in version 3.2.

バージョン 3.7 で変更: The attribute is now always ASCII text. When server_hostname is an internationalized domain name (IDN), this attribute now stores the A-label form ("xn--pythn-mua.org"), rather than the U-label form ("pythön.org").

SSLSocket.session

この SSL 接続に対する SSLSession です。このセッションは、TLS ハンドシェイクの実行後、クライアントサイドとサーバサイドのソケットで使用できます。クライアントソケットでは、このセッションを do_handshake() が呼ばれる前に設定して、セッションを再利用できます。

Added in version 3.6.

SSLSocket.session_reused

Added in version 3.6.

SSL コンテキスト

Added in version 3.2.

SSL コンテキストは、SSL 構成オプション、証明書(群)や秘密鍵(群)などのような、一回の SSL 接続よりも長生きするさまざまなデータを保持します。これはサーバサイドソケットの SSL セッションのキャッシュも管理し、同じクライアントからの繰り返しの接続時の速度向上に一役買います。

class ssl.SSLContext(protocol=None)

Create a new SSL context. You may pass protocol which must be one of the PROTOCOL_* constants defined in this module. The parameter specifies which version of the SSL protocol to use. Typically, the server chooses a particular protocol version, and the client must adapt to the server's choice. Most of the versions are not interoperable with the other versions. If not specified, the default is PROTOCOL_TLS; it provides the most compatibility with other versions.

次のテーブルは、どのクライアントのバージョンがどのサーバのバージョンに接続できるかを示しています:

client / server

SSLv2

SSLv3

TLS [3]

TLSv1

TLSv1.1

TLSv1.2

SSLv2

yes

no

no [1]

no

no

no

SSLv3

no

yes

no [2]

no

no

no

TLS (SSLv23) [3]

no [1]

no [2]

yes

yes

yes

yes

TLSv1

no

no

yes

yes

no

no

TLSv1.1

no

no

yes

no

yes

no

TLSv1.2

no

no

yes

no

no

yes

脚注

参考

create_default_context()ssl モジュールに、目的に合ったセキュリティ設定を選ばせます。

バージョン 3.6 で変更: The context is created with secure default values. The options OP_NO_COMPRESSION, OP_CIPHER_SERVER_PREFERENCE, OP_SINGLE_DH_USE, OP_SINGLE_ECDH_USE, OP_NO_SSLv2, and OP_NO_SSLv3 (except for PROTOCOL_SSLv3) are set by default. The initial cipher suite list contains only HIGH ciphers, no NULL ciphers and no MD5 ciphers.

バージョン 3.10 で非推奨: SSLContext without protocol argument is deprecated. The context class will either require PROTOCOL_TLS_CLIENT or PROTOCOL_TLS_SERVER protocol in the future.

バージョン 3.10 で変更: The default cipher suites now include only secure AES and ChaCha20 ciphers with forward secrecy and security level 2. RSA and DH keys with less than 2048 bits and ECC keys with less than 224 bits are prohibited. PROTOCOL_TLS, PROTOCOL_TLS_CLIENT, and PROTOCOL_TLS_SERVER use TLS 1.2 as minimum TLS version.

注釈

SSLContext only supports limited mutation once it has been used by a connection. Adding new certificates to the internal trust store is allowed, but changing ciphers, verification settings, or mTLS certificates may result in surprising behavior.

注釈

SSLContext is designed to be shared and used by multiple connections. Thus, it is thread-safe as long as it is not reconfigured after being used by a connection.

SSLContext オブジェクトは以下のメソッドと属性を持っています:

SSLContext.cert_store_stats()

ロードされた X.509 証明書の数、CA 証明書で活性の X.509 証明書の数、証明書失効リストの数、についての統計情報を辞書として取得します。

一つの CA と他の一つの証明書を持ったコンテキストでの例です:

>>> context.cert_store_stats()
{'crl': 0, 'x509_ca': 1, 'x509': 2}

Added in version 3.4.

SSLContext.load_cert_chain(certfile, keyfile=None, password=None)

秘密鍵と対応する証明書をロードします。 certfile は、証明書と、証明書認証で必要とされる任意の数の CA 証明書を含む、PEM フォーマットの単一ファイルへのパスでなければなりません。 keyfile 文字列を指定する場合、秘密鍵が含まれるファイルを指すものでなければなりません。指定しない場合、秘密鍵も certfile から取得されます。 certfile への証明書の格納についての詳細は、 証明書 の議論を参照してください。

password 引数に、秘密鍵を復号するためのパスワードを返す関数を与えることができます。その関数は秘密鍵が暗号化されていて、なおかつパスワードが必要な場合にのみ呼び出されます。その関数は引数なしで呼び出され、string, bytes, または bytearray を返さなければなりません。戻り値が string の場合は鍵を復号化するのに使う前に UTF-8 でエンコードされます。string の代わりに bytes や bytearray を返した場合は password 引数に直接供給されます。秘密鍵が暗号化されていなかったりパスワードを必要としない場合は、指定は無視されます。

password が与えられず、そしてパスワードが必要な場合には、OpenSSL 組み込みのパスワード問い合わせメカニズムが、ユーザに対話的にパスワードを問い合わせます。

秘密鍵が証明書に合致しなければ、 SSLError が送出されます。

バージョン 3.3 で変更: 新しいオプション引数 password

SSLContext.load_default_certs(purpose=Purpose.SERVER_AUTH)

デフォルトの場所から "認証局" (CA=certification authority) 証明書ファイル一式をロードします。Windows では、CA 証明書はシステム記憶域の CAROOT からロードします。全てのシステムでは、この関数は SSLContext.set_default_verify_paths() を呼び出します。将来的にはこのメソッドは、他の場所からも CA 証明書をロードするかもしれません。

The purpose flag specifies what kind of CA certificates are loaded. The default settings Purpose.SERVER_AUTH loads certificates, that are flagged and trusted for TLS web server authentication (client side sockets). Purpose.CLIENT_AUTH loads CA certificates for client certificate verification on the server side.

Added in version 3.4.

SSLContext.load_verify_locations(cafile=None, capath=None, cadata=None)

verify_modeCERT_NONE でない場合に接続先の証明書ファイルの正当性検証に使われる "認証局" (CA=certification authority) 証明書ファイル一式をロードします。少なくとも cafilecapath のどちらかは指定しなければなりません。

このメソッドは PEM または DER フォーマットの証明書失効リスト (CRLs=certification revocation lists)もロードできます。CRLs のために使うには、 SSLContext.verify_flags を適切に設定しなければなりません。

cafile を指定する場合は、PEM フォーマットで CA 証明書が結合されたファイルへのパスを指定してください。このファイル内で証明書をどのように編成すれば良いのかについての詳しい情報については、 証明書 の議論を参照してください。

capath を指定する場合は、PEM フォーマットの CA 証明書が含まれる、 OpenSSL specific layout に従ったディレクトリへのパスを指定してください。

cadata オブジェクトを指定する場合は、PEM エンコードの証明書一つ以上の ASCII 文字列か、DER エンコードの証明書の bytes-like object オブジェクトのどちらかを指定してください。PEM エンコードの証明書の周囲の余分な行は無視されますが、少なくとも一つの証明書が含まれている必要があります。

バージョン 3.4 で変更: 新しいオプション引数 cadata

SSLContext.get_ca_certs(binary_form=False)

ロードされた "認証局" (CA=certification authority) 証明書のリストを取得します。 binary_form 引数が False である場合、リストのそれぞれのエントリは SSLSocket.getpeercert() が出力するような辞書になります。True である場合、このメソッドは、DER エンコード形式の証明書のリストを返します。返却されるリストには、 SSL 接続によって証明書がリクエストおよびロードされない限り、 capath からの証明書は含まれません。

注釈

capath ディレクトリ内の証明書は一度でも使われない限りはロードされません。

Added in version 3.4.

SSLContext.get_ciphers()

有効な暗号化のリストを取得します。リストは暗号化優先度順に並びます。SSLContext.set_ciphers() を参照してください。

以下はプログラム例です:

>>> ctx = ssl.SSLContext(ssl.PROTOCOL_SSLv23)
>>> ctx.set_ciphers('ECDHE+AESGCM:!ECDSA')
>>> ctx.get_ciphers()
[{'aead': True,
  'alg_bits': 256,
  'auth': 'auth-rsa',
  'description': 'ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384 TLSv1.2 Kx=ECDH     Au=RSA  '
                 'Enc=AESGCM(256) Mac=AEAD',
  'digest': None,
  'id': 50380848,
  'kea': 'kx-ecdhe',
  'name': 'ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384',
  'protocol': 'TLSv1.2',
  'strength_bits': 256,
  'symmetric': 'aes-256-gcm'},
 {'aead': True,
  'alg_bits': 128,
  'auth': 'auth-rsa',
  'description': 'ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256 TLSv1.2 Kx=ECDH     Au=RSA  '
                 'Enc=AESGCM(128) Mac=AEAD',
  'digest': None,
  'id': 50380847,
  'kea': 'kx-ecdhe',
  'name': 'ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256',
  'protocol': 'TLSv1.2',
  'strength_bits': 128,
  'symmetric': 'aes-128-gcm'}]

Added in version 3.6.

SSLContext.set_default_verify_paths()

デフォルトの "認証局" (CA=certification authority) 証明書を、OpenSSL ライブラリがビルドされた際に定義されたファイルシステム上のパスからロードします。残念ながらこのメソッドが成功したかどうかを知るための簡単な方法はありません: 証明書が見つからなくてもエラーは返りません。OpenSSL ライブラリがオペレーティングシステムの一部として提供されている際にはどうやら適切に構成できるようですが。

SSLContext.set_ciphers(ciphers)

このコンテキストによって作られるソケットで利用できる暗号を設定します。 OpenSSL cipher list format に書かれている形式の文字列でなければなりません。 (OpenSSL のコンパイル時オプションや他の設定がそれらすべての暗号の使用を禁止しているなどの理由で) どの暗号も選べない場合、 SSLError が送出されます。

注釈

接続時に SSL ソケットの SSLSocket.cipher() メソッドが、現在選択されているその暗号を使います。

TLS 1.3 cipher suites cannot be disabled with set_ciphers().

SSLContext.set_alpn_protocols(protocols)

SSL/TLS ハンドシェイク時にソケットが提示すべきプロトコルを指定します。 ['http/1.1', 'spdy/2'] のような推奨順に並べた ASCII 文字列のリストでなければなりません。プロトコルの選択は RFC 7301 に従いハンドシェイク中に行われます。ハンドシェイクが正常に終了した後、 SSLSocket.selected_alpn_protocol() メソッドは合意されたプロトコルを返します。

このメソッドは HAS_ALPNFalse の場合 NotImplementedError を送出します。

Added in version 3.5.

SSLContext.set_npn_protocols(protocols)

SSL/TLS ハンドシェイク時にソケットが提示すべきプロトコルを指定します。 ['http/1.1', 'spdy/2'] のような推奨順に並べた文字列のリストでなければなりません。プロトコルの選択は Application Layer Protocol Negotiation に従いハンドシェイク中に行われます。ハンドシェイクが正常に終了した後、 SSLSocket.selected_alpn_protocol() メソッドは合意されたプロトコルを返します。

このメソッドは HAS_NPNFalse の場合 NotImplementedError を送出します。

Added in version 3.3.

バージョン 3.10 で非推奨: NPN has been superseded by ALPN

SSLContext.sni_callback

TLS クライアントがサーバ名表示を指定した際の、SSL/TLS サーバによって TLS Client Hello ハンドシェイクメッセージが受け取られたあとで呼び出されるコールバック関数を登録します。サーバ名表示メカニズムは RFC 6066 セクション 3 - Server Name Indication で述べられています。

SSLContext ごとに一つだけコールバックをセットできます。 sni_callbackNone にすればコールバックは無効になります。この関数を続けて呼ぶと、以前に登録されたコールバックを上書きします。

The callback function will be called with three arguments; the first being the ssl.SSLSocket, the second is a string that represents the server name that the client is intending to communicate (or None if the TLS Client Hello does not contain a server name) and the third argument is the original SSLContext. The server name argument is text. For internationalized domain name, the server name is an IDN A-label ("xn--pythn-mua.org").

このコールバックの典型的な利用方法は、 ssl.SSLSocketSSLSocket.context 属性を、サーバ名に合致する証明書チェインを持つ新しい SSLContext オブジェクトに変更することです。

Due to the early negotiation phase of the TLS connection, only limited methods and attributes are usable like SSLSocket.selected_alpn_protocol() and SSLSocket.context. The SSLSocket.getpeercert(), SSLSocket.cipher() and SSLSocket.compression() methods require that the TLS connection has progressed beyond the TLS Client Hello and therefore will not return meaningful values nor can they be called safely.

TLS ネゴシエーションを継続させるならば、 sni_callback 関数は None を返さなければなりません。TLS が失敗することを必要とするなら、 constant ALERT_DESCRIPTION_* を返してください。ここにない値を返すと、致命エラー ALERT_DESCRIPTION_INTERNAL_ERROR を引き起こします。

sni_callback 関数が例外を送出した場合、TLS 接続は TLS の致命的アラートメッセージ ALERT_DESCRIPTION_HANDSHAKE_FAILURE とともに終了します。

このメソッドは OpenSSL ライブラリが OPENSSL_NO_TLSEXT を定義してビルドされている場合、 NotImplementedError を送出します。

Added in version 3.7.

SSLContext.set_servername_callback(server_name_callback)

This is a legacy API retained for backwards compatibility. When possible, you should use sni_callback instead. The given server_name_callback is similar to sni_callback, except that when the server hostname is an IDN-encoded internationalized domain name, the server_name_callback receives a decoded U-label ("pythön.org").

サーバ名に対するデコードエラーがあれば、TLS 接続はクライアントに対する TLS の致命的アラートメッセージ ALERT_DESCRIPTION_INTERNAL_ERROR とともに終了します。

Added in version 3.4.

SSLContext.load_dh_params(dhfile)

ディフィー・ヘルマン(DH)鍵交換のための鍵生成パラメータをロードします。DH 鍵交換を用いることは、(サーバ、クライアントともに)計算機リソースに高い処理負荷をかけますがセキュリティを向上させます。 dhfile パラメータは PEM フォーマットの DH パラメータを含んだファイルへのパスでなければなりません。

この設定はクライアントソケットには適用されません。さらにセキュリティを改善するのに OP_SINGLE_DH_USE オプションも利用できます。

Added in version 3.3.

SSLContext.set_ecdh_curve(curve_name)

楕円曲線ディフィー・ヘルマン(ECDH)鍵交換の曲線名を指定します。ECDH はもとの DH に較べて、ほぼ間違いなく同程度に安全である一方で、顕著に高速です。 curve_name パラメータは既知の楕円曲線を表す文字列でなければなりません。例えば prime256v1 が広くサポートされている曲線です。

この設定はクライアントソケットには適用されません。さらにセキュリティを改善するのに OP_SINGLE_ECDH_USE オプションも利用できます。

このメソッドは HAS_ECDHFalse の場合は利用できません。

Added in version 3.3.

参考

SSL/TLS & Perfect Forward Secrecy

Vincent Bernat.

SSLContext.wrap_socket(sock, server_side=False, do_handshake_on_connect=True, suppress_ragged_eofs=True, server_hostname=None, session=None)

Wrap an existing Python socket sock and return an instance of SSLContext.sslsocket_class (default SSLSocket). The returned SSL socket is tied to the context, its settings and certificates. sock must be a SOCK_STREAM socket; other socket types are unsupported.

server_side 引数は真偽値で、このソケットがサーバサイドとクライアントサイドのどちらの動作をするのかを指定します。

クライアントサイドソケットにおいて、コンテキストの生成は遅延されます。つまり、低レイヤのソケットがまだ接続されていない場合、コンテキストの生成はそのソケットの connect() メソッドが呼ばれた後に行われます。サーバサイドソケットの場合、そのソケットに接続先が居なければそれは listen 用ソケットだと判断されます。 accept() メソッドで生成されるクライアント接続に対してのサーバサイド SSLラップは自動的に行われます。メソッドは SSLError を送出することがあります。

クライアントからの接続では、 server_hostname で接続先サービスのホスト名を指定できます。これは HTTP バーチャルホストにかなり似て、シングルサーバで複数の SSL ベースのサービスを別々の証明書でホストしているようなサーバに対して使えます。 server_side が True の場合に server_hostname を指定すると ValueError を送出します。

do_handshake_on_connect 引数は、 socket.connect() の後に自動的に SSLハンドシェイクを行うか、それともアプリケーションが明示的に SSLSocket.do_handshake() メソッドを実行するかを指定します。 SSLSocket.do_handshake() を明示的に呼びだすことで、ハンドシェイクによるソケットI/Oのブロッキング動作を制御できます。

suppress_ragged_eofs 引数は、 SSLSocket.recv() メソッドが、接続先から予期しないEOF を受け取った時に通知する方法を指定します。 True (デフォルト) の場合、下位のソケットレイヤーから予期せぬEOFエラーが来た場合、通常のEOF (空のバイト列オブジェクト)を返します。 False の場合、呼び出し元に例外を投げて通知します。

session, session を参照してください。

To wrap an SSLSocket in another SSLSocket, use SSLContext.wrap_bio().

バージョン 3.5 で変更: OpenSSL が SNI をサポートしなくても server_hostname を許容するようになりました。

バージョン 3.6 で変更: session 引数が追加されました。

バージョン 3.7 で変更: The method returns an instance of SSLContext.sslsocket_class instead of hard-coded SSLSocket.

SSLContext.sslsocket_class

The return type of SSLContext.wrap_socket(), defaults to SSLSocket. The attribute can be overridden on instance of class in order to return a custom subclass of SSLSocket.

Added in version 3.7.

SSLContext.wrap_bio(incoming, outgoing, server_side=False, server_hostname=None, session=None)

Wrap the BIO objects incoming and outgoing and return an instance of SSLContext.sslobject_class (default SSLObject). The SSL routines will read input data from the incoming BIO and write data to the outgoing BIO.

server_sideserver_hostnamesession 引数は、 SSLContext.wrap_socket() での意味と同じ意味を持ちます。

バージョン 3.6 で変更: session 引数が追加されました。

バージョン 3.7 で変更: The method returns an instance of SSLContext.sslobject_class instead of hard-coded SSLObject.

SSLContext.sslobject_class

The return type of SSLContext.wrap_bio(), defaults to SSLObject. The attribute can be overridden on instance of class in order to return a custom subclass of SSLObject.

Added in version 3.7.

SSLContext.session_stats()

このコンテキストによって作られた、または管理されている SSL セッションについての統計情報を取得します。 piece of information のそれぞれの名前にそれらが持つ数値をマッピングした辞書を返します。例えば、以下は、コンテキスト作成以降のセッションキャッシュのキャッシュヒットとキャッシュミスの総計です。

>>> stats = context.session_stats()
>>> stats['hits'], stats['misses']
(0, 0)
SSLContext.check_hostname

Whether to match the peer cert's hostname in SSLSocket.do_handshake(). The context's verify_mode must be set to CERT_OPTIONAL or CERT_REQUIRED, and you must pass server_hostname to wrap_socket() in order to match the hostname. Enabling hostname checking automatically sets verify_mode from CERT_NONE to CERT_REQUIRED. It cannot be set back to CERT_NONE as long as hostname checking is enabled. The PROTOCOL_TLS_CLIENT protocol enables hostname checking by default. With other protocols, hostname checking must be enabled explicitly.

以下はプログラム例です:

import socket, ssl

context = ssl.SSLContext(ssl.PROTOCOL_TLSv1_2)
context.verify_mode = ssl.CERT_REQUIRED
context.check_hostname = True
context.load_default_certs()

s = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_STREAM)
ssl_sock = context.wrap_socket(s, server_hostname='www.verisign.com')
ssl_sock.connect(('www.verisign.com', 443))

Added in version 3.4.

バージョン 3.7 で変更: verify_mode is now automatically changed to CERT_REQUIRED when hostname checking is enabled and verify_mode is CERT_NONE. Previously the same operation would have failed with a ValueError.

SSLContext.keylog_filename

Write TLS keys to a keylog file, whenever key material is generated or received. The keylog file is designed for debugging purposes only. The file format is specified by NSS and used by many traffic analyzers such as Wireshark. The log file is opened in append-only mode. Writes are synchronized between threads, but not between processes.

Added in version 3.8.

SSLContext.maximum_version

A TLSVersion enum member representing the highest supported TLS version. The value defaults to TLSVersion.MAXIMUM_SUPPORTED. The attribute is read-only for protocols other than PROTOCOL_TLS, PROTOCOL_TLS_CLIENT, and PROTOCOL_TLS_SERVER.

The attributes maximum_version, minimum_version and SSLContext.options all affect the supported SSL and TLS versions of the context. The implementation does not prevent invalid combination. For example a context with OP_NO_TLSv1_2 in options and maximum_version set to TLSVersion.TLSv1_2 will not be able to establish a TLS 1.2 connection.

Added in version 3.7.

SSLContext.minimum_version

Like SSLContext.maximum_version except it is the lowest supported version or TLSVersion.MINIMUM_SUPPORTED.

Added in version 3.7.

SSLContext.num_tickets

Control the number of TLS 1.3 session tickets of a PROTOCOL_TLS_SERVER context. The setting has no impact on TLS 1.0 to 1.2 connections.

Added in version 3.8.

SSLContext.options

このコンテキストで有効になっている SSL オプションを表す整数。デフォルトの値は OP_ALL ですが、 OP_NO_SSLv2 のような他の値をビット OR 演算で指定できます。

バージョン 3.6 で変更: SSLContext.options は次のように Options のフラグを返します。

>>> ssl.create_default_context().options  
<Options.OP_ALL|OP_NO_SSLv3|OP_NO_SSLv2|OP_NO_COMPRESSION: 2197947391>

バージョン 3.7 で非推奨: All OP_NO_SSL* and OP_NO_TLS* options have been deprecated since Python 3.7. Use SSLContext.minimum_version and SSLContext.maximum_version instead.

SSLContext.post_handshake_auth

Enable TLS 1.3 post-handshake client authentication. Post-handshake auth is disabled by default and a server can only request a TLS client certificate during the initial handshake. When enabled, a server may request a TLS client certificate at any time after the handshake.

When enabled on client-side sockets, the client signals the server that it supports post-handshake authentication.

When enabled on server-side sockets, SSLContext.verify_mode must be set to CERT_OPTIONAL or CERT_REQUIRED, too. The actual client cert exchange is delayed until SSLSocket.verify_client_post_handshake() is called and some I/O is performed.

Added in version 3.8.

SSLContext.protocol

コンテキストの構築時に選択されたプロトコルバージョン。この属性は読み出し専用です。

SSLContext.hostname_checks_common_name

Whether check_hostname falls back to verify the cert's subject common name in the absence of a subject alternative name extension (default: true).

Added in version 3.7.

バージョン 3.10 で変更: The flag had no effect with OpenSSL before version 1.1.1l. Python 3.8.9, 3.9.3, and 3.10 include workarounds for previous versions.

SSLContext.security_level

An integer representing the security level for the context. This attribute is read-only.

Added in version 3.10.

SSLContext.verify_flags

証明書の検証操作のためのフラグです。 VERIFY_CRL_CHECK_LEAF などのフラグをビット OR 演算でセットできます。デフォルトでは OpenSSL は証明書失効リスト (CRLs) を必要としませんし検証にも使いません。

Added in version 3.4.

バージョン 3.6 で変更: SSLContext.verify_flags は次のように VerifyFlags のフラグを返します。

>>> ssl.create_default_context().verify_flags  
<VerifyFlags.VERIFY_X509_TRUSTED_FIRST: 32768>
SSLContext.verify_mode

接続先の証明書の検証を試みるかどうか、また、検証が失敗した場合にどのように振舞うべきかを制御します。この属性は CERT_NONE, CERT_OPTIONAL, CERT_REQUIRED のうちどれか一つでなければなりません。

バージョン 3.6 で変更: SSLContext.verify_mode は次のように VerifyMode enum (列挙) を返します。

>>> ssl.create_default_context().verify_mode  
<VerifyMode.CERT_REQUIRED: 2>

証明書

証明書を大まかに説明すると、公開鍵/秘密鍵システムの一種です。このシステムでは、各 principal (これはマシン、人、組織などです) は、ユニークな2つの暗号鍵を割り当てられます。1つは公開され、 公開鍵(public key) と呼ばれます。もう一方は秘密にされ、 秘密鍵(private key) と呼ばれます。 2つの鍵は関連しており、片方の鍵で暗号化したメッセージは、もう片方の鍵 のみ で復号できます。

証明書は2つの principal の情報を含んでいます。証明書は subject 名とその公開鍵を含んでいます。また、もう一つの principal である 発行者(issuer) からの、 subject が本人であることと、その公開鍵が正しいことの宣言(statement)を含んでいます。発行者からの宣言は、その発行者の秘密鍵で署名されています。発行者の秘密鍵は発行者しか知りませんが、誰もがその発行者の公開鍵を利用して宣言を復号し、証明書内の別の情報と比較することで認証することができます。証明書はまた、その証明書が有効である期限に関する情報も含んでいます。この期限は "notBefore" と "notAfter" と呼ばれる2つのフィールドで表現されています。

Python において証明書を利用する場合、クライアントもサーバーも自分を証明するために証明書を利用することができます。ネットワーク接続の相手側に証明書の提示を要求する事ができ、そのクライアントやサーバーが認証を必要とするならその証明書を認証することができます。認証が失敗した場合、接続は例外を発生させます。認証は下位層のOpenSSLフレームワークが自動的に行います。アプリケーションは認証機構について意識する必要はありません。しかし、アプリケーションは認証プロセスのために幾つかの証明書を提供する必要があるかもしれません。

Python は証明書を格納したファイルを利用します。そのファイルは "PEM" (RFC 1422 参照) フォーマットという、ヘッダー行とフッター行の間にbase-64エンコードされた形をとっている必要があります。

-----BEGIN CERTIFICATE-----
... (certificate in base64 PEM encoding) ...
-----END CERTIFICATE-----

証明書チェイン

Pythonが利用する証明書を格納したファイルは、ときには 証明書チェイン(certificate chain) と呼ばれる証明書のシーケンスを格納します。このチェインの先頭には、まずクライアントやサーバーである principal の証明書を置き、それ以降には、その証明書の発行者(issuer)の証明書などを続け、最後に証明対象(subject)と発行者が同じ 自己署名(self-signed) 証明書で終わります。この最後の証明書は ルート証明書(root certificate と呼ばれます。これらの証明書チェインは単純に1つの証明書ファイルに結合してください。例えば、3つの証明書からなる証明書チェインがある場合、私たちのサーバーの証明書から、私たちのサーバーに署名した認証局の証明書、そして認証局の証明書を発行した機関のルート証明書と続きます:

-----BEGIN CERTIFICATE-----
... (certificate for your server)...
-----END CERTIFICATE-----
-----BEGIN CERTIFICATE-----
... (the certificate for the CA)...
-----END CERTIFICATE-----
-----BEGIN CERTIFICATE-----
... (the root certificate for the CA's issuer)...
-----END CERTIFICATE-----

CA 証明書

もし相手から送られてきた証明書の認証をしたい場合、信頼している各発行者の証明書チェインが入った "CA certs" ファイルを提供する必要があります。繰り返しますが、このファイルは単純に、各チェインを結合しただけのものです。認証のために、Pythonはそのファイルの中の最初にマッチしたチェインを利用します。SSLContext.load_default_certs() を呼び出すことでプラットフォームの証明書ファイルも使われますが、これは create_default_context() によって自動的に行われます。

秘密鍵と証明書の組み合わせ

Often the private key is stored in the same file as the certificate; in this case, only the certfile parameter to SSLContext.load_cert_chain() needs to be passed. If the private key is stored with the certificate, it should come before the first certificate in the certificate chain:

-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
... (private key in base64 encoding) ...
-----END RSA PRIVATE KEY-----
-----BEGIN CERTIFICATE-----
... (certificate in base64 PEM encoding) ...
-----END CERTIFICATE-----

自己署名証明書

SSL暗号化接続サービスを提供するサーバーを建てる場合、適切な証明書を取得するには、認証局から買うなどの幾つかの方法があります。また、自己署名証明書を作るケースもあります。 OpenSSLを使って自己署名証明書を作るには、次のようにします。

% openssl req -new -x509 -days 365 -nodes -out cert.pem -keyout cert.pem
Generating a 1024 bit RSA private key
.......++++++
.............................++++++
writing new private key to 'cert.pem'
-----
You are about to be asked to enter information that will be incorporated
into your certificate request.
What you are about to enter is what is called a Distinguished Name or a DN.
There are quite a few fields but you can leave some blank
For some fields there will be a default value,
If you enter '.', the field will be left blank.
-----
Country Name (2 letter code) [AU]:US
State or Province Name (full name) [Some-State]:MyState
Locality Name (eg, city) []:Some City
Organization Name (eg, company) [Internet Widgits Pty Ltd]:My Organization, Inc.
Organizational Unit Name (eg, section) []:My Group
Common Name (eg, YOUR name) []:myserver.mygroup.myorganization.com
Email Address []:ops@myserver.mygroup.myorganization.com
%

自己署名証明書の欠点は、それ自身がルート証明書であり、他の人はその証明書を持っていない (そして信頼しない)ことです。

使用例

SSLサポートをテストする

インストールされているPythonがSSLをサポートしているかどうかをテストするために、ユーザーコードは次のイディオムを利用することができます。

try:
    import ssl
except ImportError:
    pass
else:
    ...  # do something that requires SSL support

クライアントサイドの処理

この例では、自動的に証明書の検証を行うことを含む望ましいセキュリティ設定でクライアントソケットの SSL コンテキストを作ります:

>>> context = ssl.create_default_context()

自分自身でセキュリティ設定を調整したい場合、コンテキストを一から作ることはできます (ただし、正しくない設定をしてしまいがちなことに注意してください):

>>> context = ssl.SSLContext(ssl.PROTOCOL_TLS_CLIENT)
>>> context.load_verify_locations("/etc/ssl/certs/ca-bundle.crt")

(このスニペットはすべての CA 証明書が /etc/ssl/certs/ca-bundle.crt にバンドルされていることを仮定しています; もし違っていればエラーになりますので、適宜修正してください)

The PROTOCOL_TLS_CLIENT protocol configures the context for cert validation and hostname verification. verify_mode is set to CERT_REQUIRED and check_hostname is set to True. All other protocols create SSL contexts with insecure defaults.

When you use the context to connect to a server, CERT_REQUIRED and check_hostname validate the server certificate: it ensures that the server certificate was signed with one of the CA certificates, checks the signature for correctness, and verifies other properties like validity and identity of the hostname:

>>> conn = context.wrap_socket(socket.socket(socket.AF_INET),
...                            server_hostname="www.python.org")
>>> conn.connect(("www.python.org", 443))

そして証明書を持ってくることができます:

>>> cert = conn.getpeercert()

証明書が、期待しているサービス (つまり、 HTTPS ホスト www.python.org) の身元を特定していることを視覚的に点検してみましょう:

>>> pprint.pprint(cert)
{'OCSP': ('http://ocsp.digicert.com',),
 'caIssuers': ('http://cacerts.digicert.com/DigiCertSHA2ExtendedValidationServerCA.crt',),
 'crlDistributionPoints': ('http://crl3.digicert.com/sha2-ev-server-g1.crl',
                           'http://crl4.digicert.com/sha2-ev-server-g1.crl'),
 'issuer': ((('countryName', 'US'),),
            (('organizationName', 'DigiCert Inc'),),
            (('organizationalUnitName', 'www.digicert.com'),),
            (('commonName', 'DigiCert SHA2 Extended Validation Server CA'),)),
 'notAfter': 'Sep  9 12:00:00 2016 GMT',
 'notBefore': 'Sep  5 00:00:00 2014 GMT',
 'serialNumber': '01BB6F00122B177F36CAB49CEA8B6B26',
 'subject': ((('businessCategory', 'Private Organization'),),
             (('1.3.6.1.4.1.311.60.2.1.3', 'US'),),
             (('1.3.6.1.4.1.311.60.2.1.2', 'Delaware'),),
             (('serialNumber', '3359300'),),
             (('streetAddress', '16 Allen Rd'),),
             (('postalCode', '03894-4801'),),
             (('countryName', 'US'),),
             (('stateOrProvinceName', 'NH'),),
             (('localityName', 'Wolfeboro'),),
             (('organizationName', 'Python Software Foundation'),),
             (('commonName', 'www.python.org'),)),
 'subjectAltName': (('DNS', 'www.python.org'),
                    ('DNS', 'python.org'),
                    ('DNS', 'pypi.org'),
                    ('DNS', 'docs.python.org'),
                    ('DNS', 'testpypi.org'),
                    ('DNS', 'bugs.python.org'),
                    ('DNS', 'wiki.python.org'),
                    ('DNS', 'hg.python.org'),
                    ('DNS', 'mail.python.org'),
                    ('DNS', 'packaging.python.org'),
                    ('DNS', 'pythonhosted.org'),
                    ('DNS', 'www.pythonhosted.org'),
                    ('DNS', 'test.pythonhosted.org'),
                    ('DNS', 'us.pycon.org'),
                    ('DNS', 'id.python.org')),
 'version': 3}

SSL チャネルは今や確立されて証明書が検証されているので、サーバとのお喋りを続けることができます:

>>> conn.sendall(b"HEAD / HTTP/1.0\r\nHost: linuxfr.org\r\n\r\n")
>>> pprint.pprint(conn.recv(1024).split(b"\r\n"))
[b'HTTP/1.1 200 OK',
 b'Date: Sat, 18 Oct 2014 18:27:20 GMT',
 b'Server: nginx',
 b'Content-Type: text/html; charset=utf-8',
 b'X-Frame-Options: SAMEORIGIN',
 b'Content-Length: 45679',
 b'Accept-Ranges: bytes',
 b'Via: 1.1 varnish',
 b'Age: 2188',
 b'X-Served-By: cache-lcy1134-LCY',
 b'X-Cache: HIT',
 b'X-Cache-Hits: 11',
 b'Vary: Cookie',
 b'Strict-Transport-Security: max-age=63072000; includeSubDomains',
 b'Connection: close',
 b'',
 b'']

このドキュメントの下の方の、 セキュリティで考慮すべき点 に関する議論を参照してください。

サーバサイドの処理

サーバサイドの処理では、通常、サーバー証明書と秘密鍵がそれぞれファイルに格納された形で必要です。最初に秘密鍵と証明書が保持されたコンテキストを作成し、クライアントがあなたの信憑性をチェックできるようにします。そののちにソケットを開き、ポートにバインドし、そのソケットの listen() を呼び、クライアントからの接続を待ちます。

import socket, ssl

context = ssl.create_default_context(ssl.Purpose.CLIENT_AUTH)
context.load_cert_chain(certfile="mycertfile", keyfile="mykeyfile")

bindsocket = socket.socket()
bindsocket.bind(('myaddr.example.com', 10023))
bindsocket.listen(5)

クライアントが接続してきた場合、 accept() を呼んで新しいソケットを作成し、接続のためにサーバサイドの SSL ソケットを、コンテキストの SSLContext.wrap_socket() メソッドで作ります:

while True:
    newsocket, fromaddr = bindsocket.accept()
    connstream = context.wrap_socket(newsocket, server_side=True)
    try:
        deal_with_client(connstream)
    finally:
        connstream.shutdown(socket.SHUT_RDWR)
        connstream.close()

そして、 connstream からデータを読み、クライアントと切断する(あるいはクライアントが切断してくる)まで何か処理をします。

def deal_with_client(connstream):
    data = connstream.recv(1024)
    # empty data means the client is finished with us
    while data:
        if not do_something(connstream, data):
            # we'll assume do_something returns False
            # when we're finished with client
            break
        data = connstream.recv(1024)
    # finished with client

そして新しいクライアント接続のために listen に戻ります。 (もちろん現実のサーバは、おそらく個々のクライアント接続ごとに別のスレッドで処理するか、ソケットを ノンブロッキングモード にし、イベントループを使うでしょう。)

ノンブロッキングソケットについての注意事項

SSL ソケットはノンブロッキングモードにおいては、普通のソケットとは少し違った振る舞いをします。ですのでノンブロッキングソケットとともに使う場合、いくつか気をつけなければならない事項があります:

  • ほとんどの SSLSocket のメソッドは I/O 操作がブロックすると BlockingIOError ではなく SSLWantWriteErrorSSLWantReadError のどちらかを送出します。 SSLWantReadError は下層のソケットで読み出しが必要な場合に送出され、 SSLWantWriteError は下層のソケットで書き込みが必要な場合に送出されます。SSL ソケットに対して 書き込み を試みると下層のソケットから最初に 読み出す 必要があるかもしれず、SSL ソケットに対して 読み出し を試みると下層のソケットに先に 書き込む 必要があるかもしれないことに注意してください。

    バージョン 3.5 で変更: 以前の Python バージョンでは、 SSLSocket.send() メソッドは SSLWantWriteError または SSLWantReadError を送出するのではなく、ゼロを返していました。

  • select() 呼び出しは OS レベルでのソケットが読み出し可能(または書き込み可能)になったことを教えてくれますが、上位の SSL レイヤーでの十分なデータがあることを意味するわけではありません。例えば、SSL フレームの一部が届いただけかもしれません。ですから、 SSLSocket.recv()SSLSocket.send() の失敗を処理することに備え、ほかの select() 呼び出し後にリトライしなければなりません。

  • 反対に、SSL レイヤーは独自の枠組みを持っているため、select() が気付かない読み出し可能なデータを SSL ソケットが持っている場合があります。したがって、入手可能な可能性のあるデータをすべて引き出すために最初に SSLSocket.recv() を呼び出し、次にそれでもまだ必要な場合にだけ select() 呼び出しでブロックすべきです。

    (当然のことながら、ほかのプリミティブ、例えば poll()selectors モジュール内のものを使う際にも似た但し書きが付きます)

  • SSL ハンドシェイクそのものがノンブロッキングになります: SSLSocket.do_handshake() メソッドは成功するまでリトライしなければなりません。 select() を用いてソケットの準備が整うのを待つためには、およそ以下のようにします:

    while True:
        try:
            sock.do_handshake()
            break
        except ssl.SSLWantReadError:
            select.select([sock], [], [])
        except ssl.SSLWantWriteError:
            select.select([], [sock], [])
    

参考

asyncio モジュールは ノンブロッキング SSL ソケット をサポートし、より高いレベルの API を提供しています。 selectors モジュールを使ってイベントを poll し、 SSLWantWriteError, SSLWantReadError, BlockingIOError 例外を処理します。SSL ハンドシェイクも非同期に実行します。

メモリ BIO サポート

Added in version 3.5.

Python 2.6 で SSL モジュールが導入されて以降、SSLSocket クラスは、以下の互いに関連するが別々の機能を提供してきました。

  • SSL プロトコル処理

  • ネットワーク IO

ネットワーク IO API は、socket.socket が提供するものと同じです。SSLSocket も、そのクラスから継承しています。これにより、SSL ソケットは標準のソケットをそっくりそのまま置き換えるものとして使用できるため、既存のアプリケーションを SSL に対応させるのが非常に簡単になります。

SSL プロトコルの処理とネットワーク IO を組み合わせた場合、通常は問題なく動作しますが、問題が発生する場合があります。一例を挙げると、非同期 IO フレームワークが別の多重化モデルを使用する場合、これは socket.socket と内部 OpenSSL ソケット IO ルーティンが想定する「ファイル記述子上の select/poll」モデル(準備状態ベース)とは異なります。これは、このモデルが非効率的になる Windows などのプラットフォームに主に該当します。そのため、スコープを限定した SSLSocket の変種、 SSLObject が提供されています。

class ssl.SSLObject

ネットワーク IO メソッドを含まない SSL プロトコルインスタンスを表す、スコープを限定した SSLSocket の変種です。一般的にこ、のクラスを使用するのは、メモリバッファを通じて SSL のための非同期 IO を実装するフレームワーク作成者です。

このクラスは、OpenSSL が実装する低水準 SSL オブジェクトの上にインターフェースを実装します。このオブジェクトは SSL 接続の状態をキャプチャしますが、ネットワーク IO 自体は提供しません。IO は、OpenSSL の IO 抽象レイヤである別の「BIO」オブジェクトを通じて実行する必要があります。

このクラスには公開されたコンストラクタがありません。SSLObject インスタンスは、 wrap_bio() メソッドを使用して作成しなければなりません。このメソッドは、SSLObject インスタンスを作成し、2 つの BIO に束縛します。incoming BIO は、Python から SSL プロトコルインスタンスにデータを渡すために使用され、outgoing BIO は、データを反対向きに渡すために使用されます。

次のメソッドがサポートされています:

SSLSocket と比較すると、このオブジェクトでは以下の機能が不足しています。

  • Any form of network IO; recv() and send() read and write only to the underlying MemoryBIO buffers.

  • do_handshake_on_connect 機構はありません。必ず手動で do_handshake() を呼んで、ハンドシェイクを開始する必要があります。

  • suppress_ragged_eofs は処理されません。プロトコルに違反するファイル末尾状態は、 SSLEOFError 例外を通じて報告されます。

  • unwrap() メソッドの呼び出しは、下層のソケットを返す SSL ソケットとは異なり、何も返しません。

  • SSLContext.set_servername_callback() に渡される server_name_callback コールバックは、1 つ目の引数として SSLSocket インスタンスではなく SSLObject インスタンスを受け取ります。

SSLObject の使用に関する注意:

バージョン 3.7 で変更: SSLObject instances must be created with wrap_bio(). In earlier versions, it was possible to create instances directly. This was never documented or officially supported.

SSLObject は、メモリバッファを使用して外界と通信します。MemoryBIO クラスは、以下のように OpenSSL メモリ BIO (Basic IO) オブジェクトをラップし、この目的に使用できるメモリバッファを提供します。

class ssl.MemoryBIO

Python と SSL プロトコルインスタンス間でデータをやり取りするために使用できるメモリバッファ。

pending

現在メモリバッファ中にあるバイト数を返します。

eof

メモリ BIOが現在ファイルの末尾にあるかを表す真偽値です。

read(n=-1)

メモリバッファから最大 n 読み取ります。n が指定されていないか、負値の場合、すべてのバイトが返されます。

write(buf)

buf からメモリ BIO にバイトを書き込みます。buf 引数は、バッファプロトコルをサポートするオブジェクトでなければなりません。

戻り値は、書き込まれるバイト数であり、常に buf の長さと等しくなります。

write_eof()

EOF マーカーをメモリ BIO に書き込みます。このメソッドが呼び出された後に write() を呼ぶことはできません。eof 属性は、バッファ内のすべてのデータが読み出された後に True になります。

SSL セッション

Added in version 3.6.

class ssl.SSLSession

session が使用するセッションオブジェクトです。

id
time
timeout
ticket_lifetime_hint
has_ticket

セキュリティで考慮すべき点

最善のデフォルト値

クライアントでの使用 では、セキュリティポリシーによる特殊な要件がない限りは、 create_default_context() 関数を使用して SSL コンテキストを作成することを強くお勧めします。この関数は、システムの信頼済み CA 証明書をロードし、証明書の検証とホスト名のチェックを有効化し、十分にセキュアなプロトコルと暗号を選択しようとします。

例として、 smtplib.SMTP クラスを使用して SMTP サーバーに対して信頼できるセキュアな接続を行う方法を以下に示します:

>>> import ssl, smtplib
>>> smtp = smtplib.SMTP("mail.python.org", port=587)
>>> context = ssl.create_default_context()
>>> smtp.starttls(context=context)
(220, b'2.0.0 Ready to start TLS')

接続にクライアントの証明書が必要な場合、 SSLContext.load_cert_chain() によって追加できます。

対照的に、自分自身で SSLContext クラスのコンストラクタを呼び出すことによって SSL コンテキストを作ると、デフォルトでは証明書検証もホスト名チェックも有効になりません。自分で設定を行う場合は、十分なセキュリティレベルを達成するために、以下のパラグラフをお読みください。

手動での設定

証明書の検証

When calling the SSLContext constructor directly, CERT_NONE is the default. Since it does not authenticate the other peer, it can be insecure, especially in client mode where most of time you would like to ensure the authenticity of the server you're talking to. Therefore, when in client mode, it is highly recommended to use CERT_REQUIRED. However, it is in itself not sufficient; you also have to check that the server certificate, which can be obtained by calling SSLSocket.getpeercert(), matches the desired service. For many protocols and applications, the service can be identified by the hostname. This common check is automatically performed when SSLContext.check_hostname is enabled.

バージョン 3.7 で変更: Hostname matchings is now performed by OpenSSL. Python no longer uses match_hostname().

サーバモードにおいて、(より上位のレベルでの認証メカニズムではなく) SSL レイヤーを使ってあなたのクライアントを認証したいならば、 CERT_REQUIRED を指定して同じようにクライアントの証明書を検証すべきでしょう。

プロトコルのバージョン

SSL バージョン 2 と 3 は安全性に欠けると考えられており、使用するのは危険です。クライアントとサーバ間の互換性を最大限に確保したい場合、プロトコルバージョンとして PROTOCOL_TLS_CLIENT または PROTOCOL_TLS_SERVER を使用してください。 SSLv2 と SSLv3 はデフォルトで無効になっています。

>>> client_context = ssl.SSLContext(ssl.PROTOCOL_TLS_CLIENT)
>>> client_context.minimum_version = ssl.TLSVersion.TLSv1_3
>>> client_context.maximum_version = ssl.TLSVersion.TLSv1_3

The SSL context created above will only allow TLSv1.3 and later (if supported by your system) connections to a server. PROTOCOL_TLS_CLIENT implies certificate validation and hostname checks by default. You have to load certificates into the context.

暗号の選択

高度なセキュリティが要求されている場合、SSL セッションのネゴシエーションで有効になる暗号の微調整が SSLContext.set_ciphers() によって可能です。Python 3.2.3 以降、 ssl モジュールではデフォルトで特定の弱い暗号化が無効になっていますが、暗号方式の選択をさらに厳しく制限したい場合もあるでしょう。OpenSSL ドキュメントの cipher list format を注意深く読んでください。与えられた暗号方式リストによって有効になる暗号方式をチェックするには、SSLContext.get_ciphers() メソッドまたは openssl ciphers コマンドをシステム上で実行してください。

マルチプロセス化

If using this module as part of a multi-processed application (using, for example the multiprocessing or concurrent.futures modules), be aware that OpenSSL's internal random number generator does not properly handle forked processes. Applications must change the PRNG state of the parent process if they use any SSL feature with os.fork(). Any successful call of RAND_add() or RAND_bytes() is sufficient.

TLS 1.3

Added in version 3.7.

The TLS 1.3 protocol behaves slightly differently than previous version of TLS/SSL. Some new TLS 1.3 features are not yet available.

  • TLS 1.3 uses a disjunct set of cipher suites. All AES-GCM and ChaCha20 cipher suites are enabled by default. The method SSLContext.set_ciphers() cannot enable or disable any TLS 1.3 ciphers yet, but SSLContext.get_ciphers() returns them.

  • Session tickets are no longer sent as part of the initial handshake and are handled differently. SSLSocket.session and SSLSession are not compatible with TLS 1.3.

  • Client-side certificates are also no longer verified during the initial handshake. A server can request a certificate at any time. Clients process certificate requests while they send or receive application data from the server.

  • TLS 1.3 features like early data, deferred TLS client cert request, signature algorithm configuration, and rekeying are not supported yet.