tkinter.font --- Tkinter フォントラッパー

ソースコード: Lib/tkinter/font.py


tkinter.font モジュールは、名前付きフォントの作成と利用のために Font クラスを提供します。

フォントの太さと傾きには次の種類があります:

tkinter.font.NORMAL
tkinter.font.BOLD
tkinter.font.ITALIC
tkinter.font.ROMAN
class tkinter.font.Font(root=None, font=None, name=None, exists=False, **options)

Font クラスは名前付きフォントを表します。 Font インスタンスには一意の名前が付き、ファミリー、サイズ、スタイルの設定で指定できます。 名前付きフォントは、使うたびに属性でフォントを指定する代わりに、1 つのオブジェクトとしてフォントを作成して識別する Tk の仕組みです。

バージョン 3.10 で変更: 2 つのフォントが等しい (==) と判定されるのは、両方が同じ Tcl インタープリタに属し、同じ名前を持つ Font インスタンスである場合だけになりました。

引数:

font - フォントを指定するタプル (family, size, options)
name - フォントの一意の名前
exists - 真なら、self は既存の名前付きフォントを指します。

追加のキーワードオプション (font を指定した場合は無視されます):

family - Courier、Times などのフォントファミリー
size - フォントサイズ
size が正なら、ポイント単位のサイズとして解釈します。
size が負なら、その絶対値を
ピクセル単位のサイズとして扱います。
weight - フォントの太さ (NORMAL、BOLD)
slant - ROMAN、ITALIC
underline - フォントの下線 (0 - なし、1 - 下線あり)
overstrike - フォントの取り消し線 (0 - なし、1 - 取り消し線あり)
actual(option=None, displayof=None)

フォントの実際の属性を返します。 プラットフォームの制限によって、要求した属性と異なることがあります。 option を指定しなければすべての属性の辞書を返し、指定した場合はその属性の値だけを返します。 属性は displayof ウィジェットのディスプレイで解決され、指定しなければメインのアプリケーションウィンドウを使います。

cget(option)

フォントの属性を取得します。

configure(**options)

フォントの属性を 1 つ以上変更します。 引数がなければ、現在の属性の辞書を返します。

config() は configure() の別名です。

copy()

現在のフォントの独立したコピーを返します。 属性は同じで名前が異なる新しい名前付きフォントで、元のフォントとは別に設定を変更できます。 現在のフォントがフォント記述をラップしている場合、コピーはその属性を解決した名前付きフォントになります。

measure(text, displayof=None)

指定したディスプレイで、現在のフォントを使って text を表示した場合に必要な幅を、ピクセル単位の整数で返します。 ディスプレイを指定しなければ、メインのアプリケーションウィンドウを使います。

metrics(*options, **kw)

フォント固有のデータを返します。 オプションがなければ、各メトリックの名前を整数値に対応付ける辞書を返します。 オプション名を 1 つ指定すると、そのメトリックの値を整数で返します。 オプションには次のものがあります:

ascent - distance between baseline and highest point that a character of the font can occupy

descent - distance between baseline and lowest point that a character of the font can occupy

linespace - minimum vertical separation necessary between any two characters of the font that ensures no vertical overlap between lines.

fixed - 固定幅フォントなら 1、それ以外は 0

tkinter.font.families(root=None, displayof=None)

利用できるフォントファミリーの名前のタプルを返します。

tkinter.font.names(root=None)

定義されているすべてのフォントの名前のタプルを返します。

tkinter.font.nametofont(name, root=None)

既存の名前付きフォント name を表す Font を返します。 root は、そのフォントを所有する Tcl インタープリタのウィジェットです。 省略するとデフォルトのルートウィンドウを使います。

バージョン 3.10 で変更: root 引数が追加されました。