イテレータプロトコル (iterator protocol)

イテレータを扱うための固有の関数は二つあります。

int PyIter_Check(PyObject *o)
次に属します: Stable ABI (バージョン 3.8 より).

オブジェクト o を PyIter_NextItem() に安全に渡せる場合はゼロ以外を、そうでなければ 0 を返します。 この関数は常に成功します。

int PyAIter_Check(PyObject *o)
次に属します: Stable ABI (バージョン 3.10 より).

オブジェクト o が AsyncIterator プロトコルを提供する場合はゼロ以外を、そうでなければ 0 を返します。 この関数は常に成功します。

Added in version 3.10.

int PyIter_NextItem(PyObject *iter, PyObject **item)
次に属します: Stable ABI (バージョン 3.14 より).

成功すると、item にイテレータ iter の次の値への 強参照 を設定し、1 を返します。 残りの値がなければ、item に NULL を設定し、0 を返します。 エラーの場合は、item に NULL を設定し、例外を設定して -1 を返します。

Added in version 3.14.

PyObject *PyIter_Next(PyObject *o)
戻り値: 新しい参照。 次に属します: Stable ABI.

これは PyIter_NextItem() の古い版で、後方互換性のために残されています。 PyIter_NextItem() を使ってください。

イテレータ o から次の値を返します。 このオブジェクトは PyIter_Check() で判定されるイテレータでなければなりません (確認は呼び出し側の責任です)。 残りの値がなければ、例外を設定せずに NULL を返します。 要素の取得中にエラーが起きると、NULL を返して例外を引き継ぎます。

type PySendResult

PyIter_Send() の各種の結果を表す列挙値です。

Added in version 3.10.

PySendResult PyIter_Send(PyObject *iter, PyObject *arg, PyObject **presult)
次に属します: Stable ABI (バージョン 3.10 より).

値 arg をイテレータ iter に送ります。 戻り値は次のとおりです:

  • イテレータが return した場合は PYGEN_RETURN。 戻り値は presult を通じて返します。

  • イテレータが yield した場合は PYGEN_NEXT。 yield した値は presult を通じて返します。

  • イテレータが例外を送出した場合は PYGEN_ERROR。 presult は NULL になります。

Added in version 3.10.