imaplib --- IMAP4 プロトコルクライアント

ソースコード: Lib/imaplib.py


このモジュールでは三つのクラス、 IMAP4, IMAP4_SSLIMAP4_stream を定義します。これらのクラスは IMAP4 サーバへの接続をカプセル化し、 RFC 2060 に定義されている IMAP4rev1 クライアントプロトコルの大規模なサブセットを実装しています。このクラスは IMAP4 (RFC 1730) 準拠のサーバと後方互換性がありますが、 STATUS コマンドは IMAP4 ではサポートされていないので注意してください。

imaplib モジュール内では三つのクラスを提供しており、 IMAP4 は基底クラスとなります:

class imaplib.IMAP4(host='', port=IMAP4_PORT)

このクラスは実際の IMAP4 プロトコルを実装しています。インスタンスが初期化された際に接続が生成され、プロトコルバージョン (IMAP4 または IMAP4rev1) が決定されます。host が指定されていない場合、'' (ローカルホスト) が用いられます。port が省略された場合、標準の IMAP4 ポート番号 (143) が用いられます。

The IMAP4 class supports the with statement. When used like this, the IMAP4 LOGOUT command is issued automatically when the with statement exits. E.g.:

>>> from imaplib import IMAP4
>>> with IMAP4("domain.org") as M:
...     M.noop()
...
('OK', [b'Nothing Accomplished. d25if65hy903weo.87'])

バージョン 3.5 で変更: with 構文のサポートが追加されました。

例外は IMAP4 クラスの属性として定義されています:

exception IMAP4.error

何らかのエラー発生の際に送出される例外です。例外の理由は文字列としてコンストラクタに渡されます。

exception IMAP4.abort

IMAP4 サーバのエラーが生じると、この例外が送出されます。この例外は IMAP4.error のサブクラスです。通常、インスタンスを閉じ、新たなインスタンスを再び生成することで、この例外から復旧できます。

exception IMAP4.readonly

この例外は書き込み可能なメールボックスの状態がサーバによって変更された際に送出されます。この例外は IMAP4.error のサブクラスです。他の何らかのクライアントが現在書き込み権限を獲得しており、メールボックスを開きなおして書き込み権限を再獲得する必要があります。

このモジュールではもう一つ、安全 (secure) な接続を使ったサブクラスがあります:

class imaplib.IMAP4_SSL(host='', port=IMAP4_SSL_PORT, keyfile=None, certfile=None, ssl_context=None)

This is a subclass derived from IMAP4 that connects over an SSL encrypted socket (to use this class you need a socket module that was compiled with SSL support). If host is not specified, '' (the local host) is used. If port is omitted, the standard IMAP4-over-SSL port (993) is used. ssl_context is a ssl.SSLContext object which allows bundling SSL configuration options, certificates and private keys into a single (potentially long-lived) structure. Please read セキュリティで考慮すべき点 for best practices.

keyfile and certfile are a legacy alternative to ssl_context - they can point to PEM-formatted private key and certificate chain files for the SSL connection. Note that the keyfile/certfile parameters are mutually exclusive with ssl_context, a ValueError is raised if keyfile/certfile is provided along with ssl_context.

バージョン 3.3 で変更: ssl_context parameter added.

バージョン 3.4 で変更: このクラスは ssl.SSLContext.check_hostnameServer Name Indication でホスト名のチェックをサポートしました。(ssl.HAS_SNI を参照してください)。

バージョン 3.6 で非推奨: keyfile および certfile は非推奨となったので、 ssl_context を使ってください。 代わりに ssl.SSLContext.load_cert_chain() を使うか、または ssl.create_default_context() にシステムが信頼する CA 証明書を選んでもらうかしてください。

さらにもう一つのサブクラスは、子プロセスで確立した接続を使用する場合に使用します:

class imaplib.IMAP4_stream(command)

IMAP4 から派生したサブクラスで、 commandsubprocess.Popen() に渡して作成される stdin/stdout ディスクリプタと接続します。

以下のユーティリティ関数が定義されています:

imaplib.Internaldate2tuple(datestr)

IMAP4 の INTERNALDATE 文字列を解析してそれに相当するローカルタイムを返します。戻り値は time.struct_time のタプルか、文字列のフォーマットが不正な場合は None です。

imaplib.Int2AP(num)

整数を [A .. P] からなる文字集合を用いて表現した bytes に変換します。

imaplib.ParseFlags(flagstr)

IMAP4 FLAGS 応答を個々のフラグからなるタプルに変換します。

imaplib.Time2Internaldate(date_time)

Convert date_time to an IMAP4 INTERNALDATE representation. The return value is a string in the form: "DD-Mmm-YYYY HH:MM:SS +HHMM" (including double-quotes). The date_time argument can be a number (int or float) representing seconds since epoch (as returned by time.time()), a 9-tuple representing local time an instance of time.struct_time (as returned by time.localtime()), an aware instance of datetime.datetime, or a double-quoted string. In the last case, it is assumed to already be in the correct format.

IMAP4 メッセージ番号は、メールボックスに対する変更が行われた後には変化します; 特に、EXPUNGE 命令はメッセージの削除を行いますが、残ったメッセージには再度番号を振りなおします。従って、メッセージ番号ではなく、UID 命令を使い、その UID を利用するよう強く勧めます。

モジュールの末尾に、より拡張的な使用例が収められたテストセクションがあります。

参考

Documents describing the protocol, sources for servers implementing it, by the University of Washington's IMAP Information Center can all be found at (Source Code) https://github.com/uw-imap/imap (Not Maintained).

IMAP4 オブジェクト

全ての IMAP4rev1 命令は、同じ名前のメソッドで表されており、大文字のものも小文字のものもあります。

命令に対する引数は全て文字列に変換されます。例外は AUTHENTICATE の引数と APPEND の最後の引数で、これは IMAP4 リテラルとして渡されます。必要に応じて (IMAP4 プロトコルが感知対象としている文字が文字列に入っており、かつ丸括弧か二重引用符で囲われていなかった場合) 文字列はクオートされます。しかし、LOGIN 命令の password 引数は常にクオートされます。文字列がクオートされないようにしたい (例えば STORE 命令の flags 引数) 場合、文字列を丸括弧で囲んでください (例: r'(\Deleted)')。

各命令はタプル: (type, [data, ...]) を返し、type は通常 'OK' または 'NO' です。data は命令に対する応答をテキストにしたものか、命令に対する実行結果です。各 databytes かタプルとなります。タプルの場合、最初の要素はレスポンスのヘッダで、次の要素にはデータが格納されます (ie: 'literal' value)。

以下のコマンドにおける message_set オプションは、操作の対象となるひとつあるいは複数のメッセージを指す文字列です。単一のメッセージ番号 ('1') かメッセージ番号の範囲 ('2:4')、あるいは連続していないメッセージをカンマでつなげたもの ('1:3,6:9') となります。範囲指定でアスタリスクを使用すると、上限を無限とすることができます ('3:*')。

IMAP4 のインスタンスは以下のメソッドを持っています:

IMAP4.append(mailbox, flags, date_time, message)

指定された名前のメールボックスに message を追加します。

IMAP4.authenticate(mechanism, authobject)

認証命令です --- 応答の処理が必要です。

mechanism は利用する認証メカニズムを与えます。認証メカニズムはインスタンス変数 capabilities の中に AUTH=mechanism という形式で現れる必要があります。

authobject は呼び出し可能なオブジェクトである必要があります:

data = authobject(response)

It will be called to process server continuation responses; the response argument it is passed will be bytes. It should return bytes data that will be base64 encoded and sent to the server. It should return None if the client abort response * should be sent instead.

バージョン 3.5 で変更: string usernames and passwords are now encoded to utf-8 instead of being limited to ASCII.

IMAP4.check()

サーバ上のメールボックスにチェックポイントを設定します。

IMAP4.close()

現在選択されているメールボックスを閉じます。削除されたメッセージは書き込み可能メールボックスから除去されます。LOGOUT 前に実行することを勧めます。

IMAP4.copy(message_set, new_mailbox)

message_set で指定したメッセージ群を new_mailbox の末尾にコピーします。

IMAP4.create(mailbox)

mailbox と名づけられた新たなメールボックスを生成します。

IMAP4.delete(mailbox)

mailbox と名づけられた古いメールボックスを削除します。

IMAP4.deleteacl(mailbox, who)

mailbox における who についてのACLを削除(権限を削除)します。

IMAP4.enable(capability)

Enable capability (see RFC 5161). Most capabilities do not need to be enabled. Currently only the UTF8=ACCEPT capability is supported (see RFC 6855).

バージョン 3.5 で追加: The enable() method itself, and RFC 6855 support.

IMAP4.expunge()

選択されたメールボックスから削除された要素を永久に除去します。各々の削除されたメッセージに対して、EXPUNGE 応答を生成します。返されるデータには EXPUNGE メッセージ番号を受信した順番に並べたリストが入っています。

IMAP4.fetch(message_set, message_parts)

メッセージ (の一部) を取りよせます。message_parts はメッセージパートの名前を表す文字列を丸括弧で囲ったもので、例えば: "(UID BODY[TEXT])" のようになります。返されるデータはメッセージパートのエンベロープ情報とデータからなるタプルです。

IMAP4.getacl(mailbox)

mailbox に対する ACL を取得します。このメソッドは非標準ですが、Cyrus サーバでサポートされています。

IMAP4.getannotation(mailbox, entry, attribute)

mailbox に対する ANNOTATION を取得します。このメソッドは非標準ですが、Cyrus サーバでサポートされています。

IMAP4.getquota(root)

quota root により、リソース使用状況と制限値を取得します。このメソッドは RFC 2087 で定義されている IMAP4 QUOTA 拡張の一部です。

IMAP4.getquotaroot(mailbox)

mailbox に対して quota root を実行した結果のリストを取得します。このメソッドは RFC 2087 で定義されている IMAP4 QUOTA 拡張の一部です。

IMAP4.list([directory[, pattern]])

pattern にマッチする directory メールボックス名を列挙します。directory の標準の設定値は最上レベルのメールフォルダで、pattern は標準の設定では全てにマッチします。返されるデータには LIST 応答のリストが入っています。

IMAP4.login(user, password)

平文パスワードを使ってクライアントを照合します。password はクオートされます。

IMAP4.login_cram_md5(user, password)

パスワードの保護のため、クライアント認証時に CRAM-MD5 だけを使用します。これは、CAPABILITY レスポンスに AUTH=CRAM-MD5 が含まれる場合のみ有効です。

IMAP4.logout()

サーバへの接続を遮断します。サーバからの BYE 応答を返します。

バージョン 3.8 で変更: The method no longer ignores silently arbitrary exceptions.

IMAP4.lsub(directory='""', pattern='*')

購読しているメールボックス名のうち、ディレクトリ内でパターンにマッチするものを列挙します。directory の標準の設定値は最上レベルのメールフォルダで、pattern は標準の設定では全てにマッチします。返されるデータには返されるデータはメッセージパートエンベロープ情報とデータからなるタプルです。

IMAP4.myrights(mailbox)

mailboxにおける自分のACLを返します (すなわち自分がmailboxで持っている権限を返します)。

IMAP4.namespace()

RFC 2342 で定義されるIMAP名前空間を返します。

IMAP4.noop()

サーバに NOOP を送信します。

IMAP4.open(host, port)

host 上の port に対するソケットを開きます。このメソッドは IMAP4 のコンストラクタから暗黙的に呼び出されます。このメソッドで確立された接続オブジェクトは IMAP4.read(), IMAP4.readline(), IMAP4.send(), IMAP4.shutdown() メソッドで使われます。このメソッドはオーバライドすることができます。

引数 self, host, port を指定して 監査イベント imaplib.open を送出します。

IMAP4.partial(message_num, message_part, start, length)

メッセージの後略された部分を取り寄せます。返されるデータはメッセージパートエンベロープ情報とデータからなるタプルです。

IMAP4.proxyauth(user)

user として認証されたものとします。認証された管理者がユーザの代理としてメールボックスにアクセスする際に使用します。

IMAP4.read(size)

遠隔のサーバから size バイト読み出します。このメソッドはオーバライドすることができます。

IMAP4.readline()

遠隔のサーバから一行読み出します。このメソッドはオーバライドすることができます。

IMAP4.recent()

サーバに更新を促します。新たなメッセージがない場合応答は None になり、そうでない場合 RECENT 応答の値になります。

IMAP4.rename(oldmailbox, newmailbox)

oldmailbox という名前のメールボックスを newmailbox に名称変更します。

IMAP4.response(code)

応答 code を受信していれば、そのデータを返し、そうでなければ None を返します。通常の形式 (usual type) ではなく指定したコードを返します。

IMAP4.search(charset, criterion[, ...])

Search mailbox for matching messages. charset may be None, in which case no CHARSET will be specified in the request to the server. The IMAP protocol requires that at least one criterion be specified; an exception will be raised when the server returns an error. charset must be None if the UTF8=ACCEPT capability was enabled using the enable() command.

以下はプログラム例です:

# M is a connected IMAP4 instance...
typ, msgnums = M.search(None, 'FROM', '"LDJ"')

# or:
typ, msgnums = M.search(None, '(FROM "LDJ")')
IMAP4.select(mailbox='INBOX', readonly=False)

メールボックスを選択します。返されるデータは mailbox 内のメッセージ数 (EXISTS 応答) です。標準の設定では mailbox'INBOX' です。readonly が設定された場合、メールボックスに対する変更はできません。

IMAP4.send(data)

遠隔のサーバに data を送信します。このメソッドはオーバライドすることができます。

引数 self, data を指定して 監査イベント imaplib.send を送出します。

IMAP4.setacl(mailbox, who, what)

ACLmailbox に設定します。このメソッドは非標準ですが、Cyrus サーバでサポートされています。

IMAP4.setannotation(mailbox, entry, attribute[, ...])

ANNOTATIONmailbox に設定します。このメソッドは非標準ですが、Cyrus サーバでサポートされています。

IMAP4.setquota(root, limits)

quota root のリソースを limits に設定します。このメソッドは RFC 2087 で定義されている IMAP4 QUOTA 拡張の一部です。

IMAP4.shutdown()

open で確立された接続を閉じます。 IMAP4.logout() は暗黙的にこのメソッドを呼び出します。このメソッドはオーバライドすることができます。

IMAP4.socket()

サーバへの接続に使われているソケットインスタンスを返します。

IMAP4.sort(sort_criteria, charset, search_criterion[, ...])

sort 命令は search に結果の並べ替え (sort) 機能をつけた変種です。返されるデータには、条件に合致するメッセージ番号をスペースで分割したリストが入っています。

sort 命令は search_criterion の前に二つの引数を持ちます; sort_criteria のリストを丸括弧で囲ったものと、検索時の charset です。search と違って、検索時の charset は必須です。uid sort 命令もあり、search に対する uid search と同じように sort 命令に対応します。sort 命令はまず、charset 引数の指定に従って searching criteria の文字列を解釈し、メールボックスから与えられた検索条件に合致するメッセージを探します。次に、合致したメッセージの数を返します。

IMAP4rev1 拡張命令です。

IMAP4.starttls(ssl_context=None)

Send a STARTTLS command. The ssl_context argument is optional and should be a ssl.SSLContext object. This will enable encryption on the IMAP connection. Please read セキュリティで考慮すべき点 for best practices.

バージョン 3.2 で追加.

バージョン 3.4 で変更: このメソッドは ssl.SSLContext.check_hostnameServer Name Indication でホスト名のチェックをサポートしました。(ssl.HAS_SNI を参照してください)。

IMAP4.status(mailbox, names)

mailbox の指定ステータス名の状態情報を要求します。

IMAP4.store(message_set, command, flag_list)

メールボックス内のメッセージ群のフラグ設定を変更します。 commandRFC 2060 のセクション 6.4.6 で指定されているもので、 "FLAGS", "+FLAGS", あるいは "-FLAGS" のいずれかとなります。オプションで末尾に ".SILENT" がつくこともあります。

たとえば、すべてのメッセージに削除フラグを設定するには次のようにします:

typ, data = M.search(None, 'ALL')
for num in data[0].split():
   M.store(num, '+FLAGS', '\\Deleted')
M.expunge()

注釈

Creating flags containing ']' (for example: "[test]") violates RFC 3501 (the IMAP protocol). However, imaplib has historically allowed creation of such tags, and popular IMAP servers, such as Gmail, accept and produce such flags. There are non-Python programs which also create such tags. Although it is an RFC violation and IMAP clients and servers are supposed to be strict, imaplib nonetheless continues to allow such tags to be created for backward compatibility reasons, and as of Python 3.6, handles them if they are sent from the server, since this improves real-world compatibility.

IMAP4.subscribe(mailbox)

新たなメールボックスを購読 (subscribe) します。

IMAP4.thread(threading_algorithm, charset, search_criterion[, ...])

thread コマンドは search にスレッドの概念を加えた変形版です。返されるデータは空白で区切られたスレッドメンバのリストを含んでいます。

各スレッドメンバは0以上のメッセージ番号からなり、空白で区切られており、親子関係を示しています。

thread コマンドは search_criterion 引数の前に2つの引数を持っています。threading_algorithmcharset です。search コマンドとは違い、charset は必須です。search に対する uid search と同様に、thread にも uid thread があります。thread コマンドはまずメールボックス中のメッセージを、charsetを用いた検索条件で検索します。その後マッチしたメッセージを指定されたスレッドアルゴリズムでスレッド化して返します.

IMAP4rev1 拡張命令です。

IMAP4.uid(command, arg[, ...])

command args を、メッセージ番号ではなく UID で指定されたメッセージ群に対して実行します。命令内容に応じた応答を返します。少なくとも一つの引数を与えなくてはなりません; 何も与えない場合、サーバはエラーを返し、例外が送出されます。

IMAP4.unsubscribe(mailbox)

古いメールボックスの購読を解除 (unsubscribe) します。

IMAP4.xatom(name[, ...])

サーバから CAPABILITY 応答で通知された単純な拡張命令を許容 (allow) します。

以下の属性が IMAP4 のインスタンス上で定義されています:

IMAP4.PROTOCOL_VERSION

サーバから返された CAPABILITY 応答にある、サポートされている最新のプロトコルです。

IMAP4.debug

デバッグ出力を制御するための整数値です。初期値はモジュール変数 Debug から取られます。3 以上の値にすると各命令をトレースします。

IMAP4.utf8_enabled

Boolean value that is normally False, but is set to True if an enable() command is successfully issued for the UTF8=ACCEPT capability.

バージョン 3.5 で追加.

IMAP4 の使用例

以下にメールボックスを開き、全てのメッセージを取得して印刷する最小の (エラーチェックをしない) 使用例を示します:

import getpass, imaplib

M = imaplib.IMAP4()
M.login(getpass.getuser(), getpass.getpass())
M.select()
typ, data = M.search(None, 'ALL')
for num in data[0].split():
    typ, data = M.fetch(num, '(RFC822)')
    print('Message %s\n%s\n' % (num, data[0][1]))
M.close()
M.logout()