35.3. spwd --- シャドウパスワードデータベース¶
このモジュールは Unix のシャドウパスワードデータベースへのアクセスを提供します。様々な Unix 環境で利用できます。
シャドウパスワードデータベースへアクセスできる権限が必要(大抵の場合 root である必要があります)です。
シャドウパスワードデータベースのエントリはタプル状のオプジェクトで提供され、その属性は spwd 構造のメンバーに対応しています(以下を参照してください。<shadow.h> を参照):
| インデックス | 属性 | 意味 | 
|---|---|---|
| 0 | sp_namp | ログイン名 | 
| 1 | sp_pwdp | 暗号化されたパスワード | 
| 2 | sp_lstchg | 最終更新日 | 
| 3 | sp_min | パスワード変更が出来るようになるまでの最小日数 | 
| 4 | sp_max | パスワードを変更しなくても良い最大日数 | 
| 5 | sp_warn | パスワードが期限切れになる前に、期限切れが近づいている旨の警告をユーザに出しはじめる日数 | 
| 6 | sp_inact | パスワードが期限切れになってからアカウントが無効になるまでの日数 | 
| 7 | sp_expire | アカウントが期限切れになる日の 1970-01-01 からの日数 | 
| 8 | sp_flag | 将来のために予約 | 
sp_namp と sp_pwdp は文字列で、他は全て整数です。エントリが見つからなかった時は KeyError が起きます。
以下の関数が定義されています:
- 
spwd.getspnam(name)¶
- 与えられたユーザ名に対応するシャドーパスワードデータベースのエントリを返します。 
- 
spwd.getspall()¶
- このモジュールでは以下を定義しています。 
