zipfile
--- ZIP アーカイブの処理¶
ソースコード: Lib/zipfile.py
ZIP は一般によく知られているアーカイブ (書庫化) および圧縮の標準ファイルフォーマットです。このモジュールでは ZIP 形式のファイルの作成、読み書き、追記、書庫内のファイル一覧の作成を行うためのツールを提供します。より高度な使い方でこのモジュールを利用したいのであれば、 PKZIP Application Note に定義されている ZIP ファイルフォーマットの理解が必要になるでしょう。
このモジュールは現在マルチディスク ZIP ファイルを扱うことはできません。ZIP64 拡張を利用する ZIP ファイル (サイズが 4 GiB を超えるような ZIP ファイル) は扱えます。このモジュールは暗号化されたアーカイブの復号をサポートしますが、現在暗号化ファイルを作成することはできません。C 言語ではなく、Python で実装されているため、復号は非常に遅くなっています。
このモジュールは以下の項目を定義しています:
-
exception
zipfile.
BadZipFile
¶ 正常ではない ZIP ファイルに対して送出されるエラーです。
バージョン 3.2 で追加.
-
exception
zipfile.
BadZipfile
¶ BadZipFile
の別名です。過去のバージョンの Python との互換性のために用意されています。バージョン 3.2 で非推奨.
-
exception
zipfile.
LargeZipFile
¶ ZIP ファイルが ZIP64 の機能を必要としているが、その機能が有効化されていない場合に送出されるエラーです。
-
class
zipfile.
ZipFile
ZIP ファイルの読み書きのためのクラスです。コンストラクタの詳細については、ZipFile オブジェクト 節を参照してください。
-
class
zipfile.
Path
Class that implements a subset of the interface provided by
pathlib.Path
, including the fullimportlib.resources.abc.Traversable
interface.バージョン 3.8 で追加.
-
class
zipfile.
PyZipFile
Python ライブラリを含む、ZIP アーカイブを作成するためのクラスです。
-
class
zipfile.
ZipInfo
(filename='NoName', date_time=(1980, 1, 1, 0, 0, 0))¶ アーカイブ内の 1 個のメンバの情報を取得するために使うクラスです。このクラスのインスタンスは
ZipFile
オブジェクトのgetinfo()
およびinfolist()
メソッドによって返されます。ほとんどのzipfile
モジュールの利用者はこのクラスのインスタンスを作成する必要はなく、このモジュールによって作成されたものを使用できます。filename はアーカイブメンバのフルネームでなければならず、date_time はファイルが最後に変更された日時を表す 6 個のフィールドのタプルでなければなりません; フィールドは ZipInfo オブジェクト 節で説明されています。
-
zipfile.
is_zipfile
(filename)¶ filename が正しいマジックナンバをもつ ZIP ファイルの時に
True
を返し、そうでない場合False
を返します。filename にはファイルやファイルライクオブジェクトを渡すこともできます。バージョン 3.1 で変更: ファイルおよびファイルライクオブジェクトをサポートしました。
-
zipfile.
ZIP_STORED
¶ アーカイブメンバを圧縮しない (複数ファイルを一つにまとめるだけ) ことを表す数値定数です。
-
zipfile.
ZIP_LZMA
¶ LZMA 圧縮方法を表す数値定数です。これには
lzma
モジュールが必要です。バージョン 3.3 で追加.
注釈
ZIP ファイルフォーマット仕様は 2001 年より bzip2 圧縮を、2006 年より LZMA 圧縮をサポートしていますが、(過去の Python リリースを含む) 一部のツールはこれら圧縮方式をサポートしていないため、ZIP ファイルの処理を全く受け付けないか、あるいは個々のファイルの抽出に失敗する場合があります。
参考
- PKZIP Application Note
ZIP ファイルフォーマットおよびアルゴリズムを作成した Phil Katz によるドキュメント。
- Info-ZIP Home Page
Info-ZIP プロジェクトによる ZIP アーカイブプログラムおよびプログラム開発ライブラリに関する情報。
ZipFile オブジェクト¶
-
class
zipfile.
ZipFile
(file, mode='r', compression=ZIP_STORED, allowZip64=True, compresslevel=None, *, strict_timestamps=True)¶ ZIP ファイルを開きます。 file はファイルのパス (文字列) か、ファイルライクオブジェクト、 path-like object のいずれかです。
mode パラメータには、既存のファイルを読み込む場合は
'r'
、内容を消去して新しいファイルに書き込む場合は'w'
、既存のファイルの末尾に追加する場合は'a'
、ファイルが存在しない場合にのみファイルを作成して書き込む場合は'x'
を指定します。 mode が'x'
で file が既存のファイルを指している場合、FileExistsError
が発生します。 mode が'a'
で file が既存の ZIP ファイルを指している場合、新しい ZIP アーカイブがそのファイルに追加されます。 file が ZIP ファイルでない場合は、ファイルの末尾にあたらしい ZIP アーカイブが追加されます。 これは、既存のファイル (例えばpython.exe
) に ZIP アーカイブを付け加える用途を想定したものです。 mode が'a'
で file が存在しない場合は、ファイルが作成されます。 mode が'r'
か'a'
の場合、ファイルはシーク可能である必要があります。compression is the ZIP compression method to use when writing the archive, and should be
ZIP_STORED
,ZIP_DEFLATED
,ZIP_BZIP2
orZIP_LZMA
; unrecognized values will causeNotImplementedError
to be raised. IfZIP_DEFLATED
,ZIP_BZIP2
orZIP_LZMA
is specified but the corresponding module (zlib
,bz2
orlzma
) is not available,RuntimeError
is raised. The default isZIP_STORED
.If allowZip64 is
True
(the default) zipfile will create ZIP files that use the ZIP64 extensions when the zipfile is larger than 4 GiB. If it isfalse
zipfile
will raise an exception when the ZIP file would require ZIP64 extensions.The compresslevel parameter controls the compression level to use when writing files to the archive. When using
ZIP_STORED
orZIP_LZMA
it has no effect. When usingZIP_DEFLATED
integers0
through9
are accepted (seezlib
for more information). When usingZIP_BZIP2
integers1
through9
are accepted (seebz2
for more information).The strict_timestamps argument, when set to
False
, allows to zip files older than 1980-01-01 at the cost of setting the timestamp to 1980-01-01. Similar behavior occurs with files newer than 2107-12-31, the timestamp is also set to the limit.ファイルがモード
'w'
、'x'
または'a'
で作成され、その後そのアーカイブにファイルを追加することなくクローズ
された場合、空のアーカイブのための適切な ZIP 構造がファイルに書き込まれます。ZipFile はコンテキストマネージャにもなっているので、
with
文をサポートしています。次の例では、myzip はwith
文のブロックが終了したときに、(たとえ例外が発生したとしても) クローズされます:with ZipFile('spam.zip', 'w') as myzip: myzip.write('eggs.txt')
バージョン 3.2 で追加:
ZipFile
をコンテキストマネージャとして使用できるようになりました。バージョン 3.4 で変更: ZIP64 拡張がデフォルトで有効になりました。
バージョン 3.5 で変更: seek 出来ないストリームのサポートが追加されました。
'x'
モードのサポートが追加されました。バージョン 3.6 で変更: Previously, a plain
RuntimeError
was raised for unrecognized compression values.バージョン 3.6.2 で変更: file 引数が path-like object を受け入れるようになりました。
バージョン 3.7 で変更: compresslevel パラメータが追加されました。
バージョン 3.8 で追加: strict_timestamps キーワード専用引数。
-
ZipFile.
close
()¶ アーカイブファイルをクローズします。
close()
はプログラムを終了する前に必ず呼び出さなければなりません。さもないとアーカイブ上の重要なレコードが書き込まれません。
-
ZipFile.
getinfo
(name)¶ アーカイブメンバ name に関する情報を持つ
ZipInfo
オブジェクトを返します。アーカイブに含まれないファイル名に対してgetinfo()
を呼び出すと、KeyError
が送出されます。
-
ZipFile.
infolist
()¶ アーカイブに含まれる各メンバの
ZipInfo
オブジェクトからなるリストを返します。既存のアーカイブファイルを開いている場合、リストの順番は実際の ZIP ファイル中のメンバの順番と同じになります。
-
ZipFile.
namelist
()¶ アーカイブメンバの名前のリストを返します。
-
ZipFile.
open
(name, mode='r', pwd=None, *, force_zip64=False)¶ Access a member of the archive as a binary file-like object. name can be either the name of a file within the archive or a
ZipInfo
object. The mode parameter, if included, must be'r'
(the default) or'w'
. pwd is the password used to decrypt encrypted ZIP files as abytes
object.open()
はコンテキストマネージャでもあるのでwith
文をサポートしています:with ZipFile('spam.zip') as myzip: with myzip.open('eggs.txt') as myfile: print(myfile.read())
With mode
'r'
the file-like object (ZipExtFile
) is read-only and provides the following methods:read()
,readline()
,readlines()
,seek()
,tell()
,__iter__()
,__next__()
. These objects can operate independently of the ZipFile.With
mode='w'
, a writable file handle is returned, which supports thewrite()
method. While a writable file handle is open, attempting to read or write other files in the ZIP file will raise aValueError
.When writing a file, if the file size is not known in advance but may exceed 2 GiB, pass
force_zip64=True
to ensure that the header format is capable of supporting large files. If the file size is known in advance, construct aZipInfo
object withfile_size
set, and use that as the name parameter.注釈
open()
、read()
、およびextract()
メソッドには、ファイル名またはZipInfo
オブジェクトを指定できます。これは重複する名前のメンバを含む ZIP ファイルを読み込むときにそのメリットを享受できるでしょう。バージョン 3.6 で変更: Removed support of
mode='U'
. Useio.TextIOWrapper
for reading compressed text files in universal newlines mode.バージョン 3.6 で変更:
ZipFile.open()
can now be used to write files into the archive with themode='w'
option.バージョン 3.6 で変更: Calling
open()
on a closed ZipFile will raise aValueError
. Previously, aRuntimeError
was raised.
-
ZipFile.
extract
(member, path=None, pwd=None)¶ Extract a member from the archive to the current working directory; member must be its full name or a
ZipInfo
object. Its file information is extracted as accurately as possible. path specifies a different directory to extract to. member can be a filename or aZipInfo
object. pwd is the password used for encrypted files as abytes
object.作成された (ディレクトリか新ファイルの) 正規化されたパスを返します。
注釈
メンバのファイル名が絶対パスなら、ドライブ/UNC sharepoint および先頭の (バック) スラッシュは取り除かれます。例えば、Unix で
///foo/bar
はfoo/bar
となり、Window でC:\foo\bar
はfoo\bar
となります。また、メンバのファイル名に含まれる全ての".."
は取り除かれます。例えば、../../foo../../ba..r
はfoo../ba..r
となります。Windows では、不正な文字 (:
,<
,>
,|
,"
,?
, および*
) はアンダースコア (_
) で置き換えられます。バージョン 3.6 で変更: Calling
extract()
on a closed ZipFile will raise aValueError
. Previously, aRuntimeError
was raised.バージョン 3.6.2 で変更: path パラメタが path-like object を受け付けるようになりました。
-
ZipFile.
extractall
(path=None, members=None, pwd=None)¶ Extract all members from the archive to the current working directory. path specifies a different directory to extract to. members is optional and must be a subset of the list returned by
namelist()
. pwd is the password used for encrypted files as abytes
object.警告
信頼できないソースからきた Zip ファイルを、事前に中身をチェックせずに展開してはいけません。ファイルを path の外側に作成することができるからです。例えば、
"/"
で始まる絶対パスを持ったメンバーや、 2 つのドット".."
を持つファイル名などの場合です。このモジュールはそれを避けようとします。extract()
の注釈を参照してください。バージョン 3.6 で変更: Calling
extractall()
on a closed ZipFile will raise aValueError
. Previously, aRuntimeError
was raised.バージョン 3.6.2 で変更: path パラメタが path-like object を受け付けるようになりました。
-
ZipFile.
printdir
()¶ アーカイブの内容の一覧を
sys.stdout
に出力します。
-
ZipFile.
read
(name, pwd=None)¶ Return the bytes of the file name in the archive. name is the name of the file in the archive, or a
ZipInfo
object. The archive must be open for read or append. pwd is the password used for encrypted files as abytes
object and, if specified, overrides the default password set withsetpassword()
. Callingread()
on a ZipFile that uses a compression method other thanZIP_STORED
,ZIP_DEFLATED
,ZIP_BZIP2
orZIP_LZMA
will raise aNotImplementedError
. An error will also be raised if the corresponding compression module is not available.バージョン 3.6 で変更: Calling
read()
on a closed ZipFile will raise aValueError
. Previously, aRuntimeError
was raised.
-
ZipFile.
testzip
()¶ Read all the files in the archive and check their CRC's and file headers. Return the name of the first bad file, or else return
None
.バージョン 3.6 で変更: Calling
testzip()
on a closed ZipFile will raise aValueError
. Previously, aRuntimeError
was raised.
-
ZipFile.
write
(filename, arcname=None, compress_type=None, compresslevel=None)¶ Write the file named filename to the archive, giving it the archive name arcname (by default, this will be the same as filename, but without a drive letter and with leading path separators removed). If given, compress_type overrides the value given for the compression parameter to the constructor for the new entry. Similarly, compresslevel will override the constructor if given. The archive must be open with mode
'w'
,'x'
or'a'
.注釈
アーカイブ名はアーカイブルートに対する相対パスでなければなりません。言い換えると、アーカイブ名はパスセパレータで始まってはいけません。
注釈
もし、
arcname
(arcname
が与えられない場合は、filename
) が null byte を含むなら、アーカイブ中のファイルのファイル名は、null byte までで切り詰められます。注釈
A leading slash in the filename may lead to the archive being impossible to open in some zip programs on Windows systems.
バージョン 3.6 で変更: Calling
write()
on a ZipFile created with mode'r'
or a closed ZipFile will raise aValueError
. Previously, aRuntimeError
was raised.
-
ZipFile.
writestr
(zinfo_or_arcname, data, compress_type=None, compresslevel=None)¶ Write a file into the archive. The contents is data, which may be either a
str
or abytes
instance; if it is astr
, it is encoded as UTF-8 first. zinfo_or_arcname is either the file name it will be given in the archive, or aZipInfo
instance. If it's an instance, at least the filename, date, and time must be given. If it's a name, the date and time is set to the current date and time. The archive must be opened with mode'w'
,'x'
or'a'
.If given, compress_type overrides the value given for the compression parameter to the constructor for the new entry, or in the zinfo_or_arcname (if that is a
ZipInfo
instance). Similarly, compresslevel will override the constructor if given.注釈
ZipInfo
インスタンスを引数 zinfo_or_arcname として与えた場合、与えられたZipInfo
インスタンスのメンバーである compress_type で指定された圧縮方法が使われます。デフォルトでは、ZipInfo
コンストラクターが、このメンバーをZIP_STORED
に設定します。バージョン 3.2 で変更: 引数 compress_type を追加しました。
バージョン 3.6 で変更: Calling
writestr()
on a ZipFile created with mode'r'
or a closed ZipFile will raise aValueError
. Previously, aRuntimeError
was raised.
以下のデータ属性も利用することができます:
-
ZipFile.
filename
¶ ZIP ファイルの名前です。
-
ZipFile.
debug
¶ 使用するデバッグ出力レベルです。この属性は
0
(デフォルト、何も出力しない) から3
(最も多く出力する) までの値に設定することができます。デバッグ情報はsys.stdout
に出力されます。
Path オブジェクト¶
-
class
zipfile.
Path
(root, at='')¶ Construct a Path object from a
root
zipfile (which may be aZipFile
instance orfile
suitable for passing to theZipFile
constructor).at
specifies the location of this Path within the zipfile, e.g. 'dir/file.txt', 'dir/', or ''. Defaults to the empty string, indicating the root.
Path objects expose the following features of pathlib.Path
objects:
Path objects are traversable using the /
operator or joinpath
.
-
Path.
name
¶ The final path component.
-
Path.
open
(mode='r', *, pwd, **)¶ Invoke
ZipFile.open()
on the current path. Allows opening for read or write, text or binary through supported modes: 'r', 'w', 'rb', 'wb'. Positional and keyword arguments are passed through toio.TextIOWrapper
when opened as text and ignored otherwise.pwd
is thepwd
parameter toZipFile.open()
.バージョン 3.9 で変更: Added support for text and binary modes for open. Default mode is now text.
バージョン 3.10.10 で変更: The
encoding
parameter can be supplied as a positional argument without causing aTypeError
. As it could in 3.9. Code needing to be compatible with unpatched 3.10 and 3.11 versions must pass allio.TextIOWrapper
arguments,encoding
included, as keywords.
-
Path.
iterdir
()¶ Enumerate the children of the current directory.
-
Path.
is_dir
()¶ Return
True
if the current context references a directory.
-
Path.
is_file
()¶ Return
True
if the current context references a file.
-
Path.
exists
()¶ Return
True
if the current context references a file or directory in the zip file.
-
Path.
read_text
(*, **)¶ Read the current file as unicode text. Positional and keyword arguments are passed through to
io.TextIOWrapper
(exceptbuffer
, which is implied by the context).バージョン 3.10.10 で変更: The
encoding
parameter can be supplied as a positional argument without causing aTypeError
. As it could in 3.9. Code needing to be compatible with unpatched 3.10 and 3.11 versions must pass allio.TextIOWrapper
arguments,encoding
included, as keywords.
-
Path.
read_bytes
()¶ Read the current file as bytes.
-
Path.
joinpath
(*other)¶ Return a new Path object with each of the other arguments joined. The following are equivalent:
>>> Path(...).joinpath('child').joinpath('grandchild') >>> Path(...).joinpath('child', 'grandchild') >>> Path(...) / 'child' / 'grandchild'
バージョン 3.10 で変更: Prior to 3.10,
joinpath
was undocumented and accepted exactly one parameter.
PyZipFile オブジェクト¶
PyZipFile
コンストラクタは ZipFile
コンストラクタと同じパラメータに加え、optimize パラメータをとります。
-
class
zipfile.
PyZipFile
(file, mode='r', compression=ZIP_STORED, allowZip64=True, optimize=- 1)¶ バージョン 3.2 で追加: パラメータに optimize を追加しました。
バージョン 3.4 で変更: ZIP64 拡張がデフォルトで有効になりました。
インスタンスは
ZipFile
オブジェクトのメソッドの他に、追加のメソッドを 1 個持ちます:-
writepy
(pathname, basename='', filterfunc=None)¶ *.py
ファイルを探し、一致するファイルをアーカイブに追加します。PyZipFile
に optimize 引数が与えられない場合、あるいは-1
が指定された場合、対応するファイルは*.pyc
ファイルで、必要に応じてコンパイルします。PyZipFile
の optimize パラメータが0
、1
、あるいは2
の場合、それを最適化レベル (compile()
参照) とするファイルのみが、必要に応じてコンパイルされアーカイブに追加されます。If pathname is a file, the filename must end with
.py
, and just the (corresponding*.pyc
) file is added at the top level (no path information). If pathname is a file that does not end with.py
, aRuntimeError
will be raised. If it is a directory, and the directory is not a package directory, then all the files*.pyc
are added at the top level. If the directory is a package directory, then all*.pyc
are added under the package name as a file path, and if any subdirectories are package directories, all of these are added recursively in sorted order.basename は内部が使用するためだけのものです。
filterfunc を与える場合、単一の文字列引数を取る関数を渡してください。これには(個々のフルパスを含む)それぞれのパスがアーカイブに加えられる前に渡されます。 filterfunc が偽を返せば、そのパスはアーカイブに追加されず、ディレクトリだった場合はその中身が無視されます。例として、私たちのテストファイルが全て
test
ディレクトリの中にあるか、test
文字列で始まるとしましょう。 filterfunc を使ってそれらを除外出来ます:>>> zf = PyZipFile('myprog.zip') >>> def notests(s): ... fn = os.path.basename(s) ... return (not (fn == 'test' or fn.startswith('test_'))) >>> zf.writepy('myprog', filterfunc=notests)
writepy()
メソッドは以下のようなファイル名でアーカイブを作成します:string.pyc # Top level name test/__init__.pyc # Package directory test/testall.pyc # Module test.testall test/bogus/__init__.pyc # Subpackage directory test/bogus/myfile.pyc # Submodule test.bogus.myfile
バージョン 3.4 で追加: filterfunc パラメータ。
バージョン 3.6.2 で変更: pathname 引数が path-like object を受け付けるようになりました。
バージョン 3.7 で変更: Recursion sorts directory entries.
-
ZipInfo オブジェクト¶
ZipInfo
クラスのインスタンスは、ZipFile
オブジェクトの getinfo()
および infolist()
メソッドによって返されます。各オブジェクトは ZIP アーカイブ内の 1 個のメンバに関する情報を格納します。
There is one classmethod to make a ZipInfo
instance for a filesystem
file:
-
classmethod
ZipInfo.
from_file
(filename, arcname=None, *, strict_timestamps=True)¶ Construct a
ZipInfo
instance for a file on the filesystem, in preparation for adding it to a zip file.filename should be the path to a file or directory on the filesystem.
If arcname is specified, it is used as the name within the archive. If arcname is not specified, the name will be the same as filename, but with any drive letter and leading path separators removed.
The strict_timestamps argument, when set to
False
, allows to zip files older than 1980-01-01 at the cost of setting the timestamp to 1980-01-01. Similar behavior occurs with files newer than 2107-12-31, the timestamp is also set to the limit.バージョン 3.6 で追加.
バージョン 3.6.2 で変更: filename 引数が path-like object を受け入れるようになりました。
バージョン 3.8 で追加: strict_timestamps キーワード専用引数。
インスタンスは以下のメソッドと属性を持ちます:
-
ZipInfo.
is_dir
()¶ アーカイブのメンバーがディレクトリの場合に
True
を返します。This uses the entry's name: directories should always end with
/
.バージョン 3.6 で追加.
-
ZipInfo.
filename
¶ アーカイブ中のファイル名。
-
ZipInfo.
date_time
¶ アーカイブメンバの最終更新日時。6 つの値からなるタプルになります:
インデックス
値
0
西暦年 (>= 1980)
1
月 (1 から始まる)
2
日 (1 から始まる)
3
時 (0 から始まる)
4
分 (0 から始まる)
5
秒 (0 から始まる)
注釈
ZIP ファイルフォーマットは 1980 年より前のタイムスタンプをサポートしていません。
-
ZipInfo.
compress_type
¶ アーカイブメンバの圧縮形式。
-
ZipInfo.
extra
¶ 拡張フィールドデータ。この
bytes
オブジェクトに含まれているデータの内部構成については、PKZIP Application Note でコメントされています。
-
ZipInfo.
create_system
¶ ZIP アーカイブを作成したシステムを記述する文字列。
-
ZipInfo.
create_version
¶ このアーカイブを作成した PKZIP のバージョン。
-
ZipInfo.
extract_version
¶ このアーカイブを展開する際に必要な PKZIP のバージョン。
-
ZipInfo.
reserved
¶ 予約領域。ゼロでなくてはなりません。
-
ZipInfo.
flag_bits
¶ ZIP フラグビット列。
-
ZipInfo.
volume
¶ ファイルヘッダのボリューム番号。
-
ZipInfo.
internal_attr
¶ 内部属性。
-
ZipInfo.
external_attr
¶ 外部ファイル属性。
-
ZipInfo.
header_offset
¶ ファイルヘッダへのバイトオフセット。
-
ZipInfo.
CRC
¶ 圧縮前のファイルの CRC-32 チェックサム。
-
ZipInfo.
compress_size
¶ 圧縮後のデータのサイズ。
-
ZipInfo.
file_size
¶ 圧縮前のファイルのサイズ。
コマンドラインインターフェイス¶
zipfile
モジュールは、 ZIP アーカイブを操作するための簡単なコマンドラインインターフェースを提供しています。
ZIP アーカイブを新規に作成したい場合、-c
オプションの後にまとめたいファイルを列挙してください:
$ python -m zipfile -c monty.zip spam.txt eggs.txt
ディレクトリを渡すこともできます:
$ python -m zipfile -c monty.zip life-of-brian_1979/
ZIP アーカイブを特定のディレクトリに展開したい場合、-e
オプションを使用してください:
$ python -m zipfile -e monty.zip target-dir/
ZIP アーカイブ内のファイル一覧を表示するには -l
を使用してください:
$ python -m zipfile -l monty.zip
コマンドラインオプション¶
Decompression pitfalls¶
The extraction in zipfile module might fail due to some pitfalls listed below.
From file itself¶
Decompression may fail due to incorrect password / CRC checksum / ZIP format or unsupported compression method / decryption.
File System limitations¶
Exceeding limitations on different file systems can cause decompression failed. Such as allowable characters in the directory entries, length of the file name, length of the pathname, size of a single file, and number of files, etc.
Resources limitations¶
The lack of memory or disk volume would lead to decompression failed. For example, decompression bombs (aka ZIP bomb) apply to zipfile library that can cause disk volume exhaustion.
Interruption¶
Interruption during the decompression, such as pressing control-C or killing the decompression process may result in incomplete decompression of the archive.
Default behaviors of extraction¶
Not knowing the default extraction behaviors can cause unexpected decompression results. For example, when extracting the same archive twice, it overwrites files without asking.