Tk を用いたグラフィカルユーザーインターフェース

Tk/Tcl は長きにわたり Python の不可欠な一部でありつづけています。Tk/Tcl は頑健でプラットホームに依存しないウィンドウ構築ツールキットであり、Python プログラマは tkinter パッケージやその拡張モジュールの tkinter.tix および tkinter.ttk モジュールを使って利用できます。

tkinter パッケージはオブジェクトの薄い層で作ったTcl/Tkの最上層です。tkinter を使うには、Tcl のコードを書く必要はありませんが、Tk のドキュメント、またはときどき、Tcl のドキュメントを調べる 必要が出て来ます。tkinter は Python クラスとして実装した Tk ウィジェットのラッパーの集合です。

tkinter の一番素晴らしい点は、速く、そしてほとんどの Python に付属していることです。標準ドキュメントが頼りないものだとしても、代わりとなる、リファレンス、チュートリアル、書籍その他が入手可能です。tkinter は古臭いルックアンドフィールでも有名ですが、その点は Tk 8.5 で大きく改善されました。とはいえ、他にも興味を引きそうな GUI ライブラリは多数あります。 Python wiki には、いくつかの代替の GUI フレームワークとツール の一覧があります。