データ整列化 (data marshalling) のサポート
******************************************

以下のルーチン群は、 "marshal" モジュールと同じ形式を使った整列化オブ
ジェクトを C コードから使えるようにします。整列化形式でデータを書き出
す関数に加えて、データを読み戻す関数もあります。整列化されたデータを記
録するファイルはバイナリモードで開かれていなければなりません。

数値は最小桁が先にくるように記録されます。

このモジュールでは、3つのバージョンのデータ形式をサポートしています。
バージョン 0 は従来のもので、バージョン 1  は intern 化された文字列を
ファイル内で共有し、逆マーシャル化の時にも共有されるようにします。バー
ジョン2は、浮動小数点数に対してバイナリフォーマットを利用します。
"Py_MARSHAL_VERSION" は現在のバージョン (バージョン 2) を示します。

void PyMarshal_WriteLongToFile(long value, FILE *file, int version)

   "long" 型の整数値 *value* を *file* へ整列化します。この関数は
   *value* の下桁 32 ビットを書き込むだけです; ネイティブの "long" 型
   サイズには関知しません。 *version* はファイルフォーマットを示します
   。

   This function can fail, in which case it sets the error indicator.
   Use "PyErr_Occurred()" to check for that.

void PyMarshal_WriteObjectToFile(PyObject *value, FILE *file, int version)

   Python オブジェクト *value* を *file* へ整列化します。*version* は
   ファイルフォーマットを示します。

   This function can fail, in which case it sets the error indicator.
   Use "PyErr_Occurred()" to check for that.

PyObject *PyMarshal_WriteObjectToString(PyObject *value, int version)
    *Return value: New reference.*

   *value* の整列化表現が入ったバイト列オブジェクトを返します。
   *version* はファイルフォーマットを示します。

以下の関数を使うと、整列化された値を読み戻せます。

long PyMarshal_ReadLongFromFile(FILE *file)

   読み出し用に開かれた "FILE*" 内のデータストリームから、 C の "long"
   型データを読み出して返します。この関数は、ネイティブの "long" のサ
   イズに関係なく、 32 ビットの値だけを読み出せます。

   エラーの場合、適切な例外 ("EOFError") を設定し "-1" を返します。

int PyMarshal_ReadShortFromFile(FILE *file)

   読み出し用に開かれた "FILE*" 内のデータストリームから、 C の
   "short" 型データを読み出して返します。この関数は、ネイティブの
   "short" のサイズに関係なく、 16 ビットの値だけを読み出せます。

   エラーの場合、適切な例外 ("EOFError") を設定し "-1" を返します。

PyObject *PyMarshal_ReadObjectFromFile(FILE *file)
    *Return value: New reference.*

   読み出し用に開かれた "FILE*" 内のデータストリームから Python オブジ
   ェクトを返します。

   エラーの場合、適切な例外 ("EOFError", "ValueError", "TypeError") を
   設定し "NULL" を返します。

PyObject *PyMarshal_ReadLastObjectFromFile(FILE *file)
    *Return value: New reference.*

   読み出し用に開かれた "FILE*" 内のデータストリームから、 Python オブ
   ジェクトを読み出して返します。 "PyMarshal_ReadObjectFromFile()" と
   違い、この関数はファイル中に後続のオブジェクトが存在しないと仮定し
   、ファイルからメモリ上にファイルデータを一気にメモリにロードして、
   逆整列化機構がファイルから一バイトづつ読み出す代わりにメモリ上のデ
   ータを操作できるようにします。対象のファイルから他に何も読み出さな
   いと分かっている場合にのみ、この関数を使ってください。

   エラーの場合、適切な例外 ("EOFError", "ValueError", "TypeError") を
   設定し "NULL" を返します。

PyObject *PyMarshal_ReadObjectFromString(const char *data, Py_ssize_t len)
    *Return value: New reference.*

   *data* が指す *len* バイトのバイト列バッファ内のデータストリームか
   ら Python オブジェクトを返します。

   エラーの場合、適切な例外 ("EOFError", "ValueError", "TypeError") を
   設定し "NULL" を返します。
